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カテゴリ:おいしいもの&お酒の日々
ワインの先生のお宅で開かれたホーム・ワイン会に出席。
テーマはクロ・ヴージョ86とレ・フォール・ド・ラトゥール88の飲み比べ。 今日はワインと料理だけ記録。 なお、ワインは先生のセラー所蔵のもの。料理は奥様の手作りで先生がサービス。 まずはピペ・エドシックのロゼNV。 色合いはロゼシャンパーニュの割に深い。味わいも深くコクがある。 野菜と海鮮のテリーヌ。 ドミニク・ローランの村名ムルソー2002。 やわらかい酸味に、蜜、くるみ。 鰤の塩焼き。照り焼きに比べると油や魚の生臭さが飛んでワインにも合う。 スモーク・サーモン セロリ・たまねぎ・りんごのサラダ添え。 レ・フォール・ド・ラトゥール1988。セカンドものとしては質が高い方と言われる。 色合いはまだまだ濃く、赤紫が強い。しかしタンニンも角がとれ、酸味・渋み・甘味のバランスが素晴らしい。今がちょうど私の好みの飲み頃。もう少し円熟感がほしい向きにはまだまだ寝かせておいても楽しめる。 これと並行して赤のブラインド。写真はなし。色はかなり落ちてオレンジかかる。パワーも落ちる。ヨウドのニュアンス。 回答はなんと上記のもののファースト(ていうかな?)Ch.Latourの1987。ミレジムの谷間なのかな。 箸休めに、ゆりねのホイル焼き。 シンプルだがめちゃうま。野菜臭がないので赤ワインのつまみにもなる。 牛肉煮込みとスパゲッティ・トリュフのせ。 今日のメイン。とても美味!ほんとはパスタは少なめなのだが、生徒がたくさん食べたいだろうと多めに作っていただいた。 ところで、切る前の瓶の中のトリュフの香りを(ブラインドで)みんなでかいだら、「岩のり」との表現にみんな同感。そうしたら、後ほどのグロ兄妹にトリュフならぬ岩のりを感じてしまった。 なお、このほか、なんと小ぶりなうにのお結びをいただいた。 カピタン・ガニェーロのクロヴージョ1986。 オレンジかかった鮮やかなルビー色。角は完全にとれているが、豊かな果実香・味に複雑なニュアンスが加わり、熟成の頂点に立った香りと味わい。 グロ・フレール&スールのクロヴージョ・ミュジニー1996。 さきに飲んだラトゥールの残り香か、ヨウドのニュアンス。それに岩のり。。。なんのこっちゃ。要は印象の記憶が飛んでしまった。 ラマルシュのクロ・ド・ヴージョ2000。 これは覚えている。色も濃く、かなりタニック。ほのかに甘くリッチなブリオッシュの香り。 以上三つのヴージョで好みが分かれた。円熟したもの、飲み頃を迎えつつあるもの、若いが潜在力を秘めたもの。私には今飲んでおいしいガニェーロはもちろん絶品だったが、熟成したラマルシュに惹かれる。 デザート。りんごのコンポート アイスクリーム添え。 トカイ・アスー・6プットニョス1988。 デザートに合わせてブラインド。 色は濃い。シェリーっぽい気がしたが、上品な甘味で、アルコール感も強くない。ソーテルヌの記憶とは違う。解答はトカイ。 以上、先生と奥様には素晴らしいご馳走をいただいた。 レストランで開催したら会費は2~3倍してしまったであろう。 それ以上に、この機会がなければ、これほど貴重なワインをいただけることはなかったかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月05日 13時13分16秒
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