わんこの年金教室

ぽぽです。

転勤の多かった方が、いざ「年金の手続きを・・」と出かけると
年金の加入していたはずの期間（被保険者期間）が
チョコチョコと欠落している場合があります。

学校を卒業後３８年、一つの会社を勤め上げたのに・・。

何故か・・？

会社の事務手続きが「間違っていた？」のか「わざとそうした？」のかは
不明ですが、例えば

4月1日付けの異動だとします。

3月30日から2日休みで、4月1日から新しい赴任地で勤務。
（間に合わない引越し作業は家族がして、
ご本人は取り合えず出勤だぁと。）

引越しを伴う転勤の場合、この様に前後何日かに休日があるでしょうが、
その休日を年金の加入していたはずの期間（被保険者期間）に
入れてない。

3月29日に前の勤務地の健康保険と厚生年金を一旦退職扱いで届け出。
すると、翌日の30日に健康保険と厚生年金の資格が消滅。

新しい赴任地で新たに4月1日に健康保険と厚生年金の資格を取る。

３月３１日は空白に。

空白の3月31日のために、この3月は1ヶ月にカウントされない。

何故なら、年金の加入していたはずの期間（被保険者期間）は
月の最後の身分でカウントされるから。

厚生年金が空白って事は、年金上の身分は
普通の国民年金（第１号被保険者）って事。
ご本人は当然厚生年金と思ってるから、
国民年金の保険料を納めてない。つまり、未納って事。

１～２年で転勤を繰り返すと・・学校を卒業後３８年で
塵も積もって軽く２年と少々の未納期間を重ねてしまう。

更に悪い事に、妻が専業主婦かパートで
国民年金の第三号被保険者だと、
夫が厚生年金で無い期間は
普通の国民年金（第１号被保険者）扱いなので
これまた保険料を納めないと、未納。

二人で５年近くの国民年金の未納。
老齢年金は年額にして１０万円ほどの損失。

更には、夫の厚生年金も２年と少々の分は減額。

転勤族はご用心！


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