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カテゴリ:現代詩ー愛
今夜はずいぶん
怒りが 収まった ぼくの怒りが ずいぶん 収まった 今夜は 収まった 収まって 収まった 収まった んだ だから すこし 寂しくなった ぼくの 情熱の素は 怒りなんだ それは ほのおみたいに 燃盛るかと思えば 簡単に風に吹き飛ばされて しまうこともあるんだ ああ ぼくの怒り それは 愛されないことへの 怒りだ 愛されないことへの 怒りが 愛そうとする うごきに 変化しはじめ その変化のプロセスが ぼくの衝動になる ああ ぼくは 愛されてきた そうして ぼくは 愛の記憶を受け継いだ 受け継いだんだ 愛の記憶を その記憶が ぼくを突き動かすんだ 突き動かすんだ ぼくを どうしようもなく ぼくは 突き動かされ 愛そうとするんだ なにがなんでも 愛そうと するんだ ああ 痺れる ぼくの感性が 痺れる 愛そうとすると 痺れるんだ こんなにも こんなにも 愛を 求めているなんて 痺れる ぼくが すべてを 吐き出そうとするのは たぶん 臨界点を 超えているからなんだ たぶん そうなんだ こんなにも こんなにも 愛を 求めているなんて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/20 06:40:04 AM
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