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カテゴリ:企業経営あれこれ
昨夜半過ぎまで、旧友と仕事の話題を中心に話し込みました。
本来は画商として活躍していた人物。 折からのバブル崩壊のあおりを受けて、現在は若干「シノギ」の生活を強いられています。 私50代、彼40代前半の年代ですが、「7つの習慣」はともかく、「金持ち父さん・・」や神田昌典氏、本田健氏などの訴える仕事と人生のとらえ方などをとりとめもなく話しておりました。 話しながら感じていたことは、 一世代若い彼はともかく、私には「自分の好きなことをやって楽しく生きよう」という基本的な仕事観・人生観が大げさに言えば「コペルニクス的」発想の転換だということ。 もともと学生運動全盛期に少し遅れ「遅れてきた青年」(大江健三郎氏の表現)として世に送られたわが世代です。 マックスウェーバー「資本主義とプロテスタンティズム」を持ち出すほど高尚ではありません。 しかし、こころのどこかに「勤勉、自制、倹約、時間厳守、約束」などを価値視する気持ちがあります。 「自分の好きなこと」ではなくて「克己」などというちょっとストイックなものに惹かれる心があります。 そんな精神構造がバブル経済でタガをはずし、機軸を失ってしまったのでしょうか? 政界では「中2階」(麻生、古賀、高村次期首相候補)を飛び越して、新世代総理誕生を云々する言葉が出始めています。 しかし、経済界はもっと早いペースで世代交代が進んでいます。 ダイエーの没落は言うに及ばず、全国にプライベートヘリポートを作り飛び回っていた西武の堤義明氏の引退は、すでに西武流通グループを降りた堤清二氏の舞台からの退場をも思い起こさせ、時の流れを実感するものです。 そこにプロ野球への楽天・ライブドア新世代創業者の参入。 経済界の世代交代は、政界より数歩先をいっているように感じます。 わが世代に必要なものは、学ぶ姿勢・謙虚さ。 養われたストイックな精神構造を、「自己否定的」な追い込みによる局面打開力に結びつけるのではなく、「自己肯定的」創造の喜びに結びつけた前進力に再構築することではないか・・・・。 などなど、感性ではなく、左脳的論理によってたどり着いた最近の心境です。 (ちょっとどうでもいいこと思考迷路に迷い込まないようにしないとね) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 17, 2004 09:18:52 PM
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