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カテゴリ:企業経営あれこれ
2人の知人がいる。
ほとんど同じ商品構成(健康食品)で商いをなし、二人とも結構な売上をなしている。 購入者の中から愛好者が紹介者になり、販売代理店になっていくという 穏やかではあるが、MLM方式を取り入れている。 二人の販売組織の管理方法は対照的である。 Aさんは、傘下の代理店を定期的に集めて教育をし、 目標を設定し、反省会をする。 定期的な報告・連絡・相談も密になされている。 実に決め細やかな組織管理・組織運営者といえる。 Bさんは、全くの放任主義である。 傘下の人たちが質問してくれば対応するが、自分から積極的に 管理しようとはしない。 会えば自分の生き方とか世間話とか体験談を取りとめもなく話している。 したがって、傘下の販売店はその実力に応じてまちまちの規模となっている。 さて、この両者の売上は余り変わらない。 Aさんのほうが圧倒的に固い組織であるし、傘下代理店の粒も揃っている。 ではBさんのほうはどうか・・・。 傘下代理店の活動はまちまちである。 しかし、中にとんでもなく強力な代理店がいくつか育ってきている。 それらの代理店の売上が全体の大きな割合を占めているのである。 周囲で見ていると、1年に2~3の成長代理店が現れるのである。 なにかめぐり合わせのようにそんな人が集まってくる。 管理が得意な人と苦手な人。 管理されたほうが動きやすい人と管理されるのが嫌いな人がいる。 企業・グループにも風土があり、その時代・環境の要請に 適合するか否かで大きな差異が生まれる。 持ち味を生かしながら・・・本質は真剣な自己実現がなされているかどうかである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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