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テーマ:心の病(7246)
カテゴリ:こころ
想像力、とはちょっと違うのかな。
思い描いたことを実感する力。 力?力ともちょっと違うかも。 とりあえず想像力として、話を進めます。 私の想像力は、ちょっと調子っぱずれ。 例えば、ジェットコースター。乗る前は全然怖くない。 乗れば怖いんだけど(でも楽しいけど)、乗る前にドキドキすることは無い。 何度も乗ったことがあるんだから、乗ったら最後、ギュイーーーンって落下したりぐるぐる回されたりすることは頭ではわかっている。 けれども、それが恐怖感に結びつくことは無い。 例えば、株。 このBlogのトップページに今持っている株を載せている。 これって、我が家の金融資産に占める割合は、すごく高い。フィナンシャルプランナーに相談しようものなら、真顔で怒られるくらい。きっと。 当然、株なんてリスク資産だから、暴落するかもしれない。暴落しないような銘柄を選んではいるけれど、その可能性を排除しきってはいない。 暴落したときのことを頭では理解できる。けれどもそれが恐怖感に結びつくことはない。だから平気でいられる。 今度は逆。 例えば、洋服屋さん。 売り子のお姉さんは、洋服を売りたいわけで、客である私に敵意を持っているはずはない。 浮浪者みたいな格好をしていれば別だろうけど、普通の格好をしていれば迷惑なはずがない。 でも、とても怖い。何が怖いんだかよくわからないけど、怖い。 だから、「すいません、見ているだけです」とか言って、ちょっと間をおいてその店を離れてしまったり。 買いたい服があったのに、って後で後悔したり。 でも、「こんな服似合う分けないわよ」とか思われているんじゃないか、って想像したりして、それが奇妙なほど現実感を帯びていて、恐怖心を感じる。 例えば、美容院or床屋。 「今日はどういった感じにします?」って聞かれる。 美容師さんは、どうしたいかを尋ねているわけで、そこに悪意があるはずはない。 でも、注文できない。怖くて。せいぜい、「短めでお願いします」とか、その程度。 別に「キムタクみたいにしてください」とか言いたいわけじゃないけど、でも、注文するのが怖い。 美容師さんの気持ちを勝手に想像してしまって、それがものすごく現実感を帯びていて、悪意に満ちていて、何も言えなくなる。 注射や歯医者は怖くない。 高いところも怖くない。揺れる飛行機も怖くない。 ガンになるのも怖くない。ガンになるのが嫌なのは、周囲に負担をかけるんじゃないか、っていう気持ち。 逆に、認知症になることなんかには、強い恐怖心がある。 理屈で理解しても、実感が伴わない。 理解できない感情に、妙な実感が伴う。 何だろう、これは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月12日 01時53分11秒
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