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テーマ:たわごと(26881)
カテゴリ:感じたこと
私の卒業した大学で、理工学部の再編が行われる、というのは、予備校に通っていたので耳にしていた。
今日、学科のOB会から手紙が届いた。 講演会と親睦会を12月にやるので、出欠を知らせて、という内容。 毎年のこと。大学で留年して、学んだこととは関係ないIT系の企業に就職した身としては、正直、関わりのないこと、と、いつものようにごみ箱に捨てようとした。 何となく気になって、中身を読んでみた。 学科が無くなる。 名前が変わる、とか、扱う内容が変化する、とかじゃなくて、学科自体が消滅する。ついては・・・、って内容。 私の出た学科ってのは、金属工学がベースになっていたところ。金属って名前じゃ人が集められないから、いろいろ手を変え品を変えて今に至っている。 私が卒業した当時の名前も「金属工学科」ではなかったし、今の名前なんて覚えられない。 工学科離れが深刻なのも、受験生になってからよく耳にする。 その中でも、私の出た学科あたりは、きっと不人気なんだろうな、とは思っていた。 でも、事態は私が思っていたよりずっとずっと深刻だったんだ。 うちの大学から、金属系のエンジニアが出ることが無くなる。 日本の金属業界の技術力を多少なりとも支えてきたはずの金属屋たちが、もう生まれなくなる。 私が老人になる頃には、世界に冠たる日本の金属技術は、廃れてしまうのだろうか。 親睦会、出席に○をつけて、明日投函する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月25日 23時32分52秒
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