カテゴリ:映画ネタ
『Dave Chappelle's Block Party』 (’06) リック・ジェームスのモノマネでお馴染み、グラミー授賞式でのスライの記念すべき復帰一発目ライブではプレゼンターも務めた人気コメディアン、デイヴ・シャペルが発起人となって2004年9月にブルックリンで行われた、大規模な“ストリート・ライブ”パーティーのドキュメンタリー映画。監督は「夢見がち」な作風のミシェル・ゴンドリー。 デイヴ・シャペルが拡声器を持って、「最高のライブが見られるよ~!タダだよ~ん!みんなは集まりゃいいだけだよ~!」と街中を宣伝して回ってるところから始まり、実際のライブ映像に織り交ぜて、舞台裏や、リハーサル場面、故郷・オハイオの人たちを自費で招待してる場面などを丁寧に追っていきます。 松本人志がラジオで「サービス精神がなくなったら終いや」と言ってたけど、このデイヴ・シャペルも毎度毎度何気ない会話にイチイチ細かいギャグをはさんできて、見ていて何回も笑っちまいました。ほとんどアブなくてキワドくてデンジャラスで下品なギャグばかりだったけど。サスガ一流と呼ばれるスタンドアップコメディアンはスゴいです。ライブMC中の客いじりやアドリブもオモロかったっす! 賛同し出演したアーティストも、カニエ・ウェスト、コモン、ザ・ルーツ、モス・デフ、タリブ・クウェリ、エリカ・バドゥ、ジル・スコット、この日の為に奇跡の再結成を果たしたフージーズなどなど、超豪華!70年代生まれの世代の鑑賞に堪えうる“アダルト・オリエンテッド”なHIPHOPやネオ・ソウルの面々ばかりですが、“本物”のミュージシャンばかりですな! カニエ・ウェストはそんなにスキな方ではないけど、“Jesus Walks”はちょっとカッコよかったです。タリブ・クウェリも思ってたよりライブで映えますね!デッド・プレズも硬派でゴリゴリでイイッ! 大物、エリカ・バドゥの後に歌うことについて、緊張するかとの問いに対し、「アナタ、私のライブ見るの初めて?」と答えるだけあって、ジル・スコットの歌声も超パワフル! 大トリで登場したフージーズ、あんなにまでいがみ合ってたのに、サスガのプロ根性、ローリン・ヒルもガンバって歌ってましたよ!そんなにファンじゃないけど、“Killing Me Softly”はちょっと胸にジ~ンとしみ入りました。以前にくらべて相当ヤセたように見えたけど、この時もやはりまだ本調子を取り戻せてはいなかったようですね。最近も、「フージーズが再結成できないのはローリンのせい」とメンバーに言われちゃってるみたいすね・・・。 けどオイラとしてはイチバン歌ウマいと思ったのは、リハ場面で軽~くギター弾きながら歌ってたコーディー・チェスナットだったりします。
“大人”なミュージシャンが集まっただけあり、みなさん服装が超おシャレでカッコいいんですけど、そんな中、一昔前はサエないカッコしてたコモンが一際おシャレで目立ってて、キメすぎて軽く浮いて見えるくらいでした。スタイリストってホント優秀です!
☆この映画では絶対流れないけど・・・☆ ↑ダフト・パンクの’97年のアルバム『Homework』からのシングル。このビデオの監督はミシェル・ゴンドリー。
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Last updated
Aug 27, 2008 12:04:15 AM
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