イラク人質
3人は己の意思で騒乱の国に入った。僕は自分が「こうだ」と思うことは継続した方がいいと思う。しかし、純粋にまっすぐ生きることだけがいいとも思わない。必要なのは知恵だと思う。昨年、「人間の盾」と称して飛び立った人がいるが、そういう人にも正直僕は違和感を感じる。いや、もちろん本人の意思だし、色々言うつもりはない。ただ、違和感を僕は感じるし素直には応援できない。戦場というのは人間の感情がまさに「生きるか死ぬか」の境地に達していて、本当に盾になれるかどうかわからない。今回、イラクで人質になった人も僕は気持ちはわかる反面、疑うことや頭を使うことを知らない気がする。気持ちだけで行動してもだめだ。いくら善意のつもりでも善意の通じない相手はいるのだし。判断が甘かったのだと言わざるを得ない。それにも増して、首相の判断が厳しく問われるところ。米国追従した結末は、自らを苦しめる悲惨な状況になった。独立自尊を元にした考えはないのだろうか。