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カテゴリ:苛性ソーダのアレコレ
うわさに聞いてはいたものの、初めて自分にふりかかってきた苛性ソーダの再結晶化。
ちょっと長いです^^; このとき、お正月向けデザインの石けんを作っていました。(もうお正月?!)コンフェ用石けんも作りたかったので、約700グラムバッチ、鹸化率92%、水分35%。 ↑100円ショップでボウルを買ってみたら、底がぐらついて使いにくく、いろいろと残念でした~>< 苛性ソーダを透明になるまで溶かしてから水で冷やし、45度ぐらいになったところで見ると、 水の縁に白いものがついていました。 最初は泡?と思い、軽く混ぜたところ、フケ状のものが水面に散らばりました。 拡大。ひぃー! 苛性ソーダ水溶液に出てくる浮遊物の正体は色々ありますが、今回の場合、再結晶化の可能性が高そうでした。。。⇒参考にさせていただいたサイト 再結晶化への対処としては、1)捨ててもう一度作る、2)水を増やして溶かす、3)温度をあげて溶かす・・・という感じでしょうか?苛性ソーダの量が多いので捨てるのはイヤ、水分量35%で作っているのでこれ以上水分が増えるのもちょっと、でも漉して使うのは怖い。 ということで、先ほどまで冷やすために使っていたボウルに熱湯を入れて温度を上げたところ、55度ぐらいになったところで浮遊物がすーっと消えました。ε=( ̄。 ̄;) 肉眼では消えましたが、念のため漉して入れました。苛性ソーダの結晶が入っているかもしれないというストレスの面では、捨ててもう一度作るのが正解?^^;しっかりテストしてから使います。 苛性ソーダ再結晶化の主な原因としては、濃度と溶かし方といわれています。 今回は、水分量35%で作ったので濃度は問題ありませんでしたが、水分25%で作る時もあるので気をつけなければ。(水の重量は最低でも苛性ソーダの重量以上) おそらく、今回の原因は溶かし方。 本来は、水を入れた容器の中に、苛性ソーダをゆっくりと入れて溶かしていくのが正しい方法です。・・・が、洗い物がひとつ増える(or紙コップが必要)ので、横着して苛性ソーダを入れた容器の中に水を入れたのでした。←いつもじゃないけど時々やります。だめそーぱー。 苛性ソーダを入れた容器の中に水を入れるという方法で溶かした場合、苛性ソーダと水の全量が一気に触れあうので、急激に温度があがります。それを急に冷やすことで再結晶化しやすくなり、正しいやり方で行った場合はほとんど起こらない現象だそうです。 昔、初心者向け石けん教室で、苛性ソーダに水を入れると急激に温度が上がるからダメだよと、教えてもらいました。その時素人の私は、温度が上がりやすいのは理解するけど、正しいやり方でも常温の水が90度前後まで、それなりに急激に温度があがってるよね?って思ってました。。^^;結果、何が起こるのかということを、よくよく知らないといけませんね~。 他にも、苛性ソーダに水を注がない方が良い理由はありますが、これからは絶対に正しいやり方でやります。それぐらい、再結晶化への対処は精神的にも疲れました。。。^^; ******************************* いつもたくさんのご訪問&応援クリックありがとうございます! ブログ更新の励みになっております♪ 今日も「読んだよ~♪」のしるしに、下のバナーを押していただけると嬉しいです!(*'∀'人) にほんブログ村 Facebookのページを作ってみました。 ブログの更新情報や役立つサイトなどのお知らせが自動的に届きます♪ こちらもどうぞよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.01.26 17:33:53
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