真昼の夜

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  秋の夕焼

  「また会える日を楽しみにしているよ」-Story-リウは時羽ミサリ達と共に紅葉狩りを楽しむ為、紅葉の名所近くにあるホテルへ訪れる。そこではホテルを舞台にした推理劇の謎解きをするイベントが催された。それを楽しむリウ達だったがホテルに集った人々の思惑により推理劇は惨劇へと姿を変える。その惨劇からミサリを守る為に動くリウはホテル内を捜査していた真田綾人と出会う。リウ。綾人。２人が出会った時、本当の推理劇が開幕する。以上の話はRYU3224さんが自身のブログで展開している看板娘日記でやってくれるはずです。今から楽しみですね。ｻﾞﾚｺﾞﾄｦﾇｶｽﾅ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ□イラスト□RYU3224さんのブログが８００００Hitを迎えた記念に描かさせていただきました。イラストはRYU3224さんのオリジナルキャラクターリウさんと拙作登場人物の真田綾人です。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.11.09

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  霜月

  「ほらほら！　起きやがれでございますことよ、この家電製品が！　喋ることも出来ない下等機械のくせに私へ歯向かうってのかよぅ！　早く起きないと古来より伝わる眠った家電製品を起こす斜め４５度からの目覚ましチョップをお見舞いするぜぃ！」「君は俺のパソコン相手に何を熱くなっているんだ？」「聞いてよ、綾人！　このパソコンときたら電源を押しても動かないんだよ！」「まぁ、コンセントが抜けているからな」「……」「……」「あ、綾人の眼……冷たい眼をしていんす。そんな、そんな蔑む様な眼で見ないでくんなまし！　わっちはそんな眼で見られることに自我の安定を求めるタイプではございんせん！」「そんな眼をしていないだろう。ほら、差し込んだぞ。自由に使え」「ありがとう、綾人。さて、そんな綾人の為に私がトワへの誕生日プレゼントに何が良いのか、今時のプレゼント事情を調査協力しませう」「何故？」「何故ですと？　答えましょう。それは最近の綾人を見るに見兼ねて。トワへの誕生日プレゼントのことに気を取られて他のことが例を挙げたらキリがないくらい酷い状態だから」「……そんなに酷いか？」「酷い。特に私への被害が冗談じゃないんだぜって程に。だから協力を致す」「……そうか、すまない。それと、ありがとう」「詫びや礼の言葉なんていいって。それよりプレゼントを決めて、そんでもって告白といこうよ」「いや、待ってくれ。俺はプレゼントを渡したいだけで告白は……」「あれっ、トワのことが好きなんじゃないの？」「大好きだ」「超即答だね。だったら、言えばいいじゃん。前に綾人が言っていたよね？　今の俺が在るのはトワさんのおかげなんだ。あの時、見せてくれた笑顔に俺は――」「確かに言った。だけど今は……」「……そっか。うん、わかった。綾人がそれでいいなら構わないよ。じゃあ、その話は終わりってことで私も色々と見てみるね。でも最終的に決めるのは綾人だよ」「ああ、わかっている」「よし。じゃあ、見つけよう。トワが喜んでくれる誕生日プレゼントを」□ＬＩＮＫ□ＬＩＮＫにくまさんのブログ「ラクガキ村」とじまけんさんのブログ「opportunist diary」を追加しました。今後ともよろしくお願いします。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.11.03

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  秋時雨

  「ねぇ、綾人」「だめだ」「お願いだよぅ、綾人。ちゃんと世話をするから飼ってもいいでしょ、ね？」「だめだ」「ほら、見て。顔が伸びるんだよ？　びろーんって」「だから？」「ほら、聞いて。変な鳴き声でしょ？　面白くない？」「面白くない」「えっと、えっと、それから――」「もう諦めろ。いくら君がアピールしたところで飼うことはない」「むぅ、いいじゃんかいいじゃんか！　殺伐とした現代社会での生活で溜まったストレスを吹き飛ばすのに必要な要素である笑いを取り込むために必要不可欠な存在なんだよ、これは！　見てよ、この顔！　面白いじゃんか！　聞いてよ、この鳴き声！　笑えるじゃんか！　道端で『危険ですので女性は近づかないで下さい』の張り紙を貼った段ボールに入っていたのを一目見た瞬間、毎日これの顔を見て笑っていたらストレスなんて激減だっていう世界的大発見をした喜びを一緒に分かち合おうと急いで帰ってきたっていうのに、この綾人さんときたらぁ！　この綾人さんときたらぁ！」「さっきも言ったが、君がいくら言葉を連ねようが認めない」「むぅ」「もういいｙｐ、ドラミちゃん」「でも……」「いいんだｙｐ。あの時……あっしは冷たい雨に濡れ、よれよれになっていく段ボールに自分の行く末を重ねて打ちひしがれていた。けど、そんな時にドラミちゃんが傘を差し出して話を聞いてくれて、とても嬉しかったんだｚ。だけど、これ以上優しくされたら、あっし泣いちゃうｙｐ？　だから、あっしは行くＮＥ」「RYU3224さん……」「ウヒッ。そんな顔されたら行きづらいんだｚ？　笑って見送ってｙｐ、ドラミちゃん」「……うん。バイバイ、RYUさん！　あと私の名前はドラミちゃんじゃないからね！」「帰られたか。ところで何故ＲＹＵさんは捨てられいたんだ？」「それはね――各々のご想像にお任せします――ということなんだよ」「捨てられても仕方がないな、それは」「じゃあ、私はそろそろ部屋に戻るね」「待て」「ん、何？」「惚けるな。呼び止められている理由はわかっているだろう？」「さっぱり分かりませんが？　全く綾人は何が言いたいんだろうね、イスナさん」「全くだよねって顔をして彼女に同意しないで下さい、イスナさん」「イスナさんは飼ってもいいよね。ほら、可愛いし。触るとプニプニして気持ちいいし。乾いた都会の喧騒に潤いを与える癒し系だし。イスナさんの同意も得ているし。ね？」「だめだ」「言葉で強く否定の色を見せていた綾人。しかし、綾人の内心は激しく揺らいでいた。イスナさんのもちもちほっぺに触りたい。触ってプニプニしたい、と。だが、しかし、いや、でも、と飼うことへの否定と肯定の間で綾人は――」「勝手にナレーションを、地の文を付けるな」「じゃあ、間を取って飼うことにしよう」「どの間を取ったら、そうなるんだ」「私とイスナさんの間」「それでは意味がないだろう」「じゃあ、多数決で」「やる前から俺の負けが決まっているだろうが」「やる前から負けが見えているからやらない？　そんなの言い訳だよ、綾人！」「そこから良い言葉を並べても俺は多数決をやらないぞ」「ちっ」「諦めろ。別に飼わなくってもイスナさんとはいつでも会えるだろ？　イスナさんはいつも言っているじゃないか。ボクはどこにでもいる。でもどこにもいないって。だから君が望めば、そこにイスナさんは現れる。わざわざ飼うこともないだろ」「……うん、わかった。それじゃあね、イスナさん。また今度遊ぼう。それから私の名前はドラえもん（仮）じゃないからね」「さて、これで一段落ついたな。俺も部屋に戻るか」「待ってよ、綾人。私の名前はどうなったのかな？　綾人が早く名前を付けてくれないからドラミちゃんとかドラえもん（仮）とか呼ばれているんですが」「全く思いつかないな。それに、もうすぐ文字制限になる。その話はまた今度にしよう」「そんな、ちょっと待って――」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.10.19

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  星月夜

  「ふぎゃあ！？」「……なんだ、今の音と声は？　机の引き出しから聞こえたけど、何かが引っかかって開かないな」「痛い痛い痛い！　その何かから言わせてもらうけど無理に引っ張らないで！　ああ、でも引っ張ってくれないと出れない！　くそぅ、誰だよ、転移先はやっぱり机の引き出しだよね、とか言った奴は！　どうやってこんな狭小空間から自力で出ろっていうんだ！　私はマジシャンじゃないんだぞ！　っていうか、ここにはタネも仕掛けもないじゃんか！　マジシャンでも無理じゃんか！　けど、私は諦めない！　無理だと言って安易に諦めるような奴にはなりたくない！　というわけで、なんとかして！」「……。まぁ、いいか。じっとしていてくれ。今、引き出しを壊す、亡くすから」「ふぎゅ！？　び、吃驚した。行き成り体を圧迫していたモノがなくなったと思ったら机の下に落ちるんだもん。でも助かったよ。ありがとう。もう少しで引き出しと同じ形になるところだったよ」「礼には及ばないよ。それより君は何者なんだ？　なんで俺の机の引き出しに現れた？」「ふっふっふっ、よくぞ聞いてくれました！　我輩は遠い未来からやってきた猫型アンドロイドである、名前はまだない！　引き出しから現れたのは未来から来た猫型アンドロイドだったら転移先は引き出しだよって言われて」「そうか。ところで君は自分のことを猫型アンドロイドと言っているけど、猫人型アンドロイドの間違いではないのか？」「……。えっ？　だって猫耳と尻尾があるし、猫型でいいんじゃないの？」「でも俺には君の容姿が猫ではなく、猫人族に見えるんだけど」「そ、そんな馬鹿な！？　私は猫型――ああ、でも否定できかねる思い当たりが幾つも浮かぶ！　まさか過去に来て自分の在り方を改めて思い知ることになるなんて……！　でも私は負けない、その驚愕の事実を受け入れてみせる！　そう、今日から私は猫人型アンドロイド！　というわけで、これからお世話になるけどよろしくね！」「というわけでって、どうしてそういう流れになるんだ？」「はぁ、察しの悪い古代人だなぁ。未来から猫型アンドロイドが来たんだから一緒に暮らすに決まっているでしょ？　まぁ、今となっては猫型アンドロイドじゃなくって猫人型アンドロイドになったけど些末な問題なのでそこは気にしない。そして私は一緒に暮らすことになった弱虫で頭の悪いメガネを立派な大人へ成長させてって痛い痛い痛い！　クーリングオフで的な感じで無理矢理壊れていない方の引き出しに押し込まないで！　入らないから、こんな狭い所に入らないから！」「それもそうだな。すまない、まずは入りやすいようにしないと」「いやいやいや、今からさっきの引き出しみたいにしてあげるよって笑顔を向けないで！　それに私がこっちに出た時点で未来との繋がりは消えているから、ここから帰れないの！　だから押し込んでも意味がないでありますことよ！」「そうなのか？」「そうなの！　だから……あの、どちらにお電話をしているのでありますか？」「すみません、粗大ゴミを出したいのですが――」「いーやーだー！　粗大ゴミ扱いしないで！　私も詳しくは分からないの！　とにかく過去に行って一緒に暮らすようにってママに言われたんだもん！」「ママ？　君の製作者か？」「そう、私の製作者。それに『卑弥呼』の関係者でもあるんだよ。ママが言うには真田綾人がいる舞台の幕を下ろさせないために私の力が必要なんだって」「何故？」「知らない。私が色々知っていると、その未来を選ぶことができなくなる可能性が高まるからだって。確定した過去と不確定な未来を繋ぐ現在は無数の分岐点となっていて現在選んだ選択肢によって無数の未来の中から導き出された未来に繋がる。でも現在の選択だけでは繋がらない未来もあって、その未来と繋がる為には現在を迎えるまでにある条件を満たさなくてはいけないの。だけど、その必要な条件をこちらが全て知っているわけじゃない。だから必要以上に情報を持っていると余計な混乱を招いて、その条件を満たすことが出来なくなるかもしれないの。だから私は詳しく知らない。けど、さっき言ったことを伝えれば一緒に暮らす事を許可してくれるはずだって教わったんだけど、どうかな？　それでも理由として足りないようなら他にも――」「……わかった。ここで一緒に暮らすことを認めるよ」「おお、本当に許可が下りた。それもあっさりと」「君の言葉を完全に信用したわけじゃないけれど、幾つか気になることを言っていたからな。無下に追い出して余計ややこしい事態を招くより俺の側に置いておいた方がいいと思っただけだ」「今はそれで十分だよ。これからよろしくね」「ああ、よろしく」「じゃあ、早速だけど私の名前を付けて」「名前？」「そう、名前。この世界に私を認めさせるためにマスターが名前を付けるの」「マスターって俺が？」「そう、綾人が。だって私は綾人の為に未来から来たんだから、綾人が私のマスターだよ。あ、ちなみに私はマスターのことを綾人って呼ぶね。いいかな？」「それは構わないけど、名前か。全く思いつかないな」「はやっ！？　早いよ、諦めるのが！　というか、考えてないでしょ！　ちゃんと考えてよ！」「そうだな……っと。どうやら、もうすぐ文字制限を迎えるようだな。君の名前については、また今度時間がある時にでも話をすることにしよう」「ええ、そんな！？　ちょっと待ってよ、綾人！　名前！　名前を付けてよぅ！」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.10.14

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  神無月

  「警部、藤城警部！」「どうした、刑事だった父親の遺言で『刑事になるな』と言われたが父親を殺した犯人を自ら捕まえる為に刑事になると誓った幼き日の念願を見事叶え、今は父親が再婚した母親も他界してその母親の連れ子だった義理の妹と２人で暮らしている真田刑事」「そんな設定なのか？」「素に戻るな、綾人。それよりも何か用があったんじゃないのか？」「先日、男性が信号待ちをしていると自転車が突っ込んできて脇腹に籠が当たり、当てた犯人は無言のまま俯いて視線を合わせないように逃走したとのことです」「その逃走犯を私に捕まえろ、と？　それは私でなくても出来るだろう。他の者に回せ」「はい、その逃走犯については他の者がやっています」「それなら私へ報告する必要はないだろう」「……当てられた人が夜さんらしいんです」「夜が！？　いや、待て。そもそもなぜ夜が街中に、この国にいるのだ！　だって、あの人は……」「そうです。夜さんは１年前に藤城警部との婚約後、国からの要請で技術協力として訪れた国の感染症研究所にて微生物学の研究を建前に開発されていた人から人へと感染していく生物兵器の存在に気がつき、その使用を食い止めるために仲間と共に戦って開発した組織を壊滅させたものの、僅かに漏洩した生物兵器の被害を施設内で留める為に仲間と駆け回って施設の完全封鎖を行い、施設外への漏洩は防いだけれど夜さんは仲間と共に感染して今もその施設内で隔離されて生活しているはずんなんです」「そして夜を亡くして傷心の中にいた私に優しく声をかけてくれたのが……綾人だったな」「勝手に夜さんを亡き者にするな。続けるぞ」「だめか？　仕方がない」「ですが確認した結果、施設内に夜さんの姿はありませんでした」「なんだって！？」「先程の目撃情報が確かなら、これは由々しい事態に」「そうだな、すぐに対策会議を開こう」「わかりました。では俺の方でも――」「おい、真田。妹さんが会いに来ているぞ」「妹？　ああ、義理の妹がいる設定だったな」「こんにちは！」「おっ、トワちゃん。こんにちは」「今日もお兄さんの着替えを届けにかい？　全く真田のヤツが羨ましいねぇ」「まったくだ。俺の妹もトワちゃんみたいだったら良かったのになぁ」「真田先輩の妹さんですか？　ここ関係者以外立ち入り禁止ですよ。着替えなら受付で――」「固いことを言うな、新人。トワちゃんは特別なんだよ」「そう、特別。特別」「いやいや、特別って。いくら真田先輩の妹さんでも――」「まぁ、聞け。いいか、トワちゃんはだな――」「……マジですか？」「マジ」「じゃあ、仕方がないですね」「だろ？」「……トワさんが、妹役？　俺の、俺だけの妹役？」「役？　何を言っているの、お兄ちゃん。はい、着替えだよ。それから、お弁当。まったく、せっかく作ったのに忘れて行っちゃうなんて。おっちょこちょいさんだね、お兄ちゃんは」「トワさんの手作りお弁当……」「どうしたの、お兄ちゃん？　じっと、お弁当箱を見つめて？」「……いえ。ありがとうございます」「どういたしまして。それじゃあ、私は帰るね。お兄ちゃん、お仕事頑張って！」「じゃあね、トワちゃん」「ああ、本当に欲しいな。トワちゃんみたいな妹。というか嫁に」「真田もしっかりしろよ。お兄ちゃんがしっかりしないから、お嫁に行かないとか言われないように」「だったら俺は、一生しっかりできないな……」「た、大変だ！　今、建物を出たところで真田の妹が無理やり車に――」「誘拐！？　この建物の目の前って、また大胆な……」「そんなのん気に言っている場合か！　早く追跡を！」「トワさんが……！　俺も今――」「待て、真田刑事」「どいてくれ、藤城警部。俺はトワさんを――」「助けに行くのか？　夜から感染被害を受けて苦しむ多くの者達を放って」「それは……」「なぜ悩む？　今までの綾人なら即決で選んだだろう。より多くの命が救われる方を」「……」「だったら今回もそっちを選べばいい。何も考えずに、今まで通り。そして、これからも」「俺は……」「――にトワを重ねているのか？　けれどオマエは――」そこで藤城の言葉が届かなくなったのは自分の意思が拒んだからだろうか。それとも朝の到来が夢の終わりを告げたからだろうか。……どちらでも構わない。どちらにしろ、今の俺はその続きを受け入れることができないのだから。□本館情報□Ｋさんとの交流企画である７０００Hitキリ番記念小説「野球しようよ！」の第８話を更新しました。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.10.05

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  幼稚園児セイバー

  □イラスト□幼稚園児になっていますが、「Fate」シリーズよりセイバーです。大分以前に描いたイラストを描き直しました。二次創作のイラストを描くのは本当に久しぶりですね。□雑記□今日、秋葉原へ買い物に行き、予定に入っていませんでしたが携帯電話の機種変更を行いました。そして新しく手にした携帯電話のカメラ機能を使って下の写真を。「電撃文庫秋の祭典」のイベントにある創刊１５周年を記念した展示企画「電撃文庫ギャラリー」で投稿企画が行われており、その中の１つに「電撃文庫作品キャッチコピー」の募集があります。経緯は省きますが、それに応募しました。「キノの旅 -the Beautiful World-」のキャッチコピーで。そして秋葉原へ向かう前に今日から展示が始まっていることを知ったので帰りに寄ってみたら自分の考えたキャッチコピーが飾ってあったので撮りました。ちなみに投稿者名は本名ではありません。それにしても、どれくらいの応募があったんだろう？少し気になりますね。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.09.23

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• その、休日の出来事は……。

  先日、会社の先輩が代表を務める楽団が催す定期演奏会へ行ってきました。場所は隣接県なので到着まで少々時間もかかり、行き帰りで２冊の本を読み終えましたね。まぁ、電車の移動時間は読書の時間等になっているので遠くてもあまり気にならないのですが。ただ気にならない代わりに集中しすぎて一駅乗り過ごしたこともありましたが、この日はそんなこともなく目的の駅で降り、迷うことなく会場へ。演奏会は二部構成になっており、間で１５分の休憩が挟んで行われました。全体の構成が良く、色々と飽きさせない演出もされていて耳だけでなく目でも楽しめましたね。久しぶりに演奏会へ行きましたが、有意義な時間を過ごせました。また機会があれば演奏会に行ってみたいですね。話は変わり、昨日の話。高校時代の友人達と久しぶりに会って遊びました。本当に久しぶりなんですよね、会うのは。１番久しぶりの人は高校卒業して間も無くに遊んでから会っていないので。けれど昨日久しぶりに会ってみた印象は高校時代と大して変わらず。ズレは見えたけど、それも話しているうちに無くなって。それは他の人も同様、僕もまた同じ印象を抱かせたみたいですが。集合後。集まろうと言い出した人は特に行き先を決めておらず、他の人が勧めるお店へ。昭和をテーマにしたそのお店でお互いに空白だった時の話を交えながら談笑は続き、けれど話は尽きずにダーツバー、カラオケ、ファーストフードと場所を移して、それは続きました。ダーツバーでは罰ゲームを科したカウントアップで勝負。で、僕は７ラウンドまで最下位でしたが８ラウンドで逆転勝ち。余裕を見せていた友人はマジかよ、と嘆いていました。――計画通り。そして時間はあっという間に過ぎていき、それぞれ帰路へ。また機会があれば、今日のような楽しい時間を過ごしたいですね。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。またコメントも確認しました。ありがとございます。コメントの返信は本館の『web拍手レス』にさせていただきました。

  2008.09.21

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  その、祝う気持ちは……。

  □イラスト１□RYU3224さんのブログが７００００Hitした記念に描かさせていただきました。イラストはＲＹＵさんのオリジナルキャラクターからたまちゃんこと玉置巳緒さんとＲＹＵさんを。「鈴音ちゃん、焼きそばを食ってかない？　おごるよぅ」「あっ、それならこっちのお好み焼きもどう？　当然おごり、おごり！」「藤城さん、藤城さん、うちのクレープ・シュクレ全種とサレ全種もどうぞ」「わ、わ、ありがとう！　……。うん、どれも美味しいね」「やった、鈴音ちゃんの太鼓判をもらったよぅ、皆！」「よし、宣伝文句を『藤城鈴音太鼓判』で行くぞ！」「「おおっす！」」「なんでやねん」「あっ、ＲＹＵさん。こんばんは。ＲＹＵさん達の学園も、この他校や地域との交流を深めるために催された納涼祭に参加しているんですよね」「そうだけど、あっしの店だけ営業停止になっちゃったｙｐ」「営業停止ですか？　なんでまた？」「あっしの体内に金魚が見えるでしょ？　あっしの店っていうのが、あっしの体内を泳いで、この金魚達を掬うっていうものなんだよＮＥ」「なるほど。お金なんてどうでもいいから、そんなことよりもＲＹＵさんの体内にいるという可哀想な状況から救い出してあげたいと誰もが思う良心に訴えかけた悪徳商売というわけですね。それは営業停止になりますよ。というか、よく営業許可が下りましたね」「テラヒドス。そんなことを微塵も思っていないｙｐ！　あっしはただ、新感覚金魚掬いを皆に楽しんでもらいたかっただけなのに！」「本音は？」「うひ、女の子があっしの中でいろんな部分に触れるのを楽しもうと」「営業停止になって正解ですね。どちらにしろ、営業しても金魚を救いたいという良心以上にＲＹＵさんの体内を泳ぐことに抵抗が強くって誰もやらないでしょうけど」「あっし泣くｙｐ？　やった人は数人だけどいるｙｐ！」「へぇ、物好きさんがいたものですね」「……まぁ、最後にやったお客様が原因で営業停止を受けたと言っても過言ではないんだけどＮＥ」「お客様が？」「そう。あっしの前を数人の女の子が通ったんだよＮＥ。その中の１人があっしの中にいる金魚を見て助けなきゃって声に出して――」「ＲＹＵさんの中に入っていったわけですね」「いや、隣にいた女の子を押し込んできたんだｙｐ」「ああ、助けたいけど自分は入りたくなかったわけですね」「それで入ってきた女の子は入った以上助けなきゃ、とあっしの中を動き回ったんだｙｐ。けど、その掬おうとする姿が、あまりにもエロくって目にした男達がその姿を写真に収めようと押し合い圧し合いの大騒ぎが起きて営業停止になっちゃたんだｙｐ。それまでの人がやった時は上手くいかないその姿を見て一緒にいた人達から笑い声が起きていたっていうのに」「……もしかして、その女の子って存在自体が猥褻罪って噂されているあの人ですか？」「その人です。ところで、綾人君は一緒じゃないの？」「綾人君は他にも用事があるからって、あとで合流することになっているんですよ」□イラスト２□イスナさんのブログが５００００Hitした記念に描かさせていただきました。イラストはイスナさんのオリジナルキャラクターからカマキリさん。「――以上が今回頼まれていた情報の全てだ。何か質問はあるか？」「いえ、ありません。ただ、それとは別に１つ。なんでそんなに粘液塗れなんですか？」「ああ、これか。ここまで来る道中、一緒にいた仲間の１人が緑球体珍妙生物の体内にいる金魚を見て可哀想だから助けてあげて下さいと騒ぎ出して、仕方がなく入った結果がこれだ。洗ったが、なかなか落ちなくってな」「緑球体珍妙生物……ＲＹＵさんですね。それで、そんなことになった、と。ところで、一緒にいたという仲間の姿が見えませんが？」「俺を見て腹痛と笑いが止まらない怪症状を発症させたから、寝かせた」「仲間の反応は至って正常だと思いますが？」「黙れ。それよりも約束は守ってくれているんだろうな？」「はい。あなたが俺を裏切らない限り、此方はあなたのエリアに不法滞在している獣人族が存在しても介入しない。あなた達の自由を約束します」「自由？　『人様』から施され、監視されている今の状況を貴様は自由と言うのか？」「失言でしたね、すみません。それでも社会における獣人族の位置づけが良くなってきているのは、あなたも分かっているはずです。あなたの言う『人様』は、あなた達を獣憑きとして忌み嫌らってきましたが、その意識も相互理解から薄れていき、手を取り合って共存している人達だって増えてきました。あなただって、その姿を身近に見ていますよね。だから今は、その流れを壊さないように、より良い方向へ進めるための道を築いてくべきだと思いますが？」「分かっているさ。だから、こうやって貴様に力を貸しているんだろうが」「助かります。それでは、俺はこれで」「ああ、俺も行く。それじゃあな」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.09.15

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  その、抱いた感悦の想いは……。

  □イラスト１□ブログが３００００Hitを迎えた記念にfoge4850さんからお祝いのイラストを頂きました。幻想的な世界へ招待された彼女の名は藤城鈴音。拙作の登場人物です。昼下がりの街中を歩く少女、鈴音の視界に映るのは蜃気楼。在る筈のモノは当然に、無い筈のモノも当然に、世界は鈴音にソレを見せる。暑気でぼうっとする鈴音には映るソレがどちらか区別がつかない。だから避ける。それが在るのか無いのか関係なく、道を遮るソレら全てを。「……暑い。暑いね、綾人君」鈴音の口は率直な思いを呟き、隣を歩く少年、綾人に同意を求めた。けれど、「あれ、綾人君……？」返事はなく、姿さえない。そして気がつけば道行く人波さえも消え、世界は音を無くしていた。そんな不思議の中に身を置きながらも、ぼうっとする頭はそれを不思議と捉えない。それよりもいなくなった綾人を探す為、鈴音は止まっていた足を動かして前へ歩を進める。「どこに行ったんだろう、綾人君？」綾人どころか人の姿さえ見つからない街中を鈴音は進んでいく。右、左。時折引き返しては四方八方へ。けれど、見つからない。誰一人、音一つ、見つからない。――リン。「……鈴の音？」人も音も無い世界。そこへ響き渡る鈴の音が姿を現した。それは、とても涼しい音色。これまでの暑気を和らげる涼しい音へ鈴音は導かれるように進んでいく。そして気がつけば、「……涼しい。涼しいな、綾人」「そうだな、避暑には格好の場所だ」水面に浮かぶ大きな泡の上に座っていた。そして、目の前には同じように泡の上に座って読書をしている綾人の姿が。鈴音に道中の記憶は無く、どうやって訪れたのか、ここがどこなのか分からない。けれどそれは今の鈴音にとって、どうでもいいことだった。今はただ、暑気から外れたこの冷涼の中で、綾人と一緒にのんびり過ごせれば。「……随分幸せそうな寝顔だな」日差しを遮り、涼しい風が横切る大樹の下。寄りかかって読書を楽しむ綾人の隣で鈴音は眠る。「涼しいな、綾人」幸せそうな顔で。□イラスト２□Ｋさんが描いてくださったのは拙作の登場人物――神崎トワ。Ｋさんの小説『フォルスヴァール戦記』に登場するセラの格好をしています。こちらもブログが３００００Hitを迎えたお祝いに頂きました。「……ハンマー……グレイヴ」「ちょっ、トワ！　巨大な鉄槌をいきなり叩きつけてこないで！」「トワ？　違う。私はセラ」「セラじゃないから！　トワだから！」「何を言っているのか、理解できない」「こっちがだよ！」「もう、乗りが悪いですね。夜さんは」「乗っていたら、ぺしゃんこにされていたのですが」「されればいいのに」「ちょっ！？」「冗談ですよ。セラさんが着ている衣装と武器だけでなく、イラストまで頂いたことが嬉しくって、少しセラさんになりきってみました。ハンマーグレイヴって」「そう。だからってハンマーグレイヴを僕に放っちゃダメだよ」「……え？　では折角頂いたこの鉄槌は何に使えば？」「いやいや、ちょっと待って。なんで、その鉄槌の使い道が僕を叩く以外にないみたいな顔をしているの！？　って、それを聞いて『え、他にあるんですか！？』って驚いた顔をしないでよ！」「夜さん。夜さんは事実を言っているつもりでしょうが、事実なんて存在しません。あるのは解釈のみです。だから私にとって、これは夜さんを叩くものなんですよ」「えっ、ちょっ、待――」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.09.06

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  その、繋がる喜悦に……。

  □イラスト１□絵チャでお世話になっているxx雫xxさんが描いてくださった拙作の登場人物――真田綾人。ブログが３００００Hitを迎えたお祝いに頂きました。イラストは綾人の左手に宿る異能力『風亡ぎ』もイメージして。『風亡ぎ』とはロペス八周さんのブログで現在展開中の『看板娘 DE バトルロワイヤル』に参加した綾人の解説に書かれていた技能名です。ロペス八周さんが、これまでに綾人が登場した作品内等で使用した異能力を汲み取って名付けてくださいました。なので実際の名前とは異なっており、捉えている性質もまた異なっているかもしれません。それにしても……雫さんの描いてくれた綾人、カッコいい。□イラスト２□ブログが３００００Hitを迎えた記念に鬼蜻蜒さんからお祝いのイラストを頂きました。後ろで転んでいるのが偽夜。そして拙作の登場人物――真田綾人です。綾人が握る旗は、このイラスト内だけに留まらず続いています。前にも、後ろにも。誰かを祝い、僕を祝って、そしてまた誰かを祝うために。さて、この旗の最後を握るのは誰なんだろう？それもまた楽しみに。「綾人君。雫さんと鬼蜻蜒さんからお祝いのイラストが届いているよ。よかったね、綾人君。皆さんに描いていただいて」「そうだね。感謝の一言に尽きるよ」「それじゃあ、私は直接お礼を伝えに行ってくるね」「待って」「なんで止めるの、綾人君？」「お礼を伝えに行くのに、その握り拳は必要ないよ」「私の想いを体へ刻んでもらうのに必要だよ？」「刻まなくていいから」「綾人君には分からないよ、全員に描いていただいた綾人君にはね！」「トワさん、落ち着いて。八つ当たりで俺の急所を的確に狙わないでくれ」「狙ってないもん！　じゃれているだけもん！　にゃんにゃん、だもん！」（可愛いな、トワさん）「放してよ、綾人君！　私は行かなくちゃならないんだから！」（しまった。つい、いつもの癖で拘束を。……それにしても、華奢だな。分かってはいたけど、こうやっているとより一層それが伝わってくる。こんなにも繊細で、少しの力で砕けてしまいそうな体をしているのに、トワさんが背負っているモノは決して軽くない。その重さに押し潰されて、すでに壊れていてもおかしくないのに）「むぅ、私の話を聞いていないでしょ？　いいもん、それならこっちにも考えがあるんだから」（だけど、トワさんは笑う。元気に。楽しんで。背負っているモノなど些細なことだと言うように。そんな、そんなトワさんの笑顔に俺は――）「――世界を舞台に、人を演者に、そして未来を脚本に」「って、それは……」「世界は、私が演出する！」「やっぱり『アカシャ』か。見事に解かれて行ってしまったな。まだ用があったんだが困ったものだ」「その割には楽しそうだね、綾人君」「そうか？」「うん。ところで何をしていたの？　今、トワちゃんがすごい勢いで走って行ったけど」「ああ。頂いたイラストについて話していたんだ。トワさんはそのお礼に向かわれた」「そうなんだ。とてもお礼をする様子には見えなかったけど。ねぇ、私にも見せて」「ほら、雫さんと鬼蜻蜒さんからだ。まあ、あれはお礼という名を借りているだけだけどな」「ありがとう。へぇ、２人とも綾人君を描いてくださったんだ。よかったね、綾人君」「ああ。さっきもトワさんと話していたが、感謝の一言に尽きるよ」「私も綾人と一緒に描いていただいたのを見た時は嬉しく思ったぞ」「そうか、それは何よりだな」「うむ！」「それじゃあ、俺はトワさんに用があるからイスナさんの所へ行く。君から聞いた方向から考えて、頂いた順番通りに行っているはずだからな」「イスナさんの所へ？　それならば、まずRYU3224さんの所へではないのか？」「手遅れだ。今からではＲＹＵさんの身は……」「……確かに」「と、冗談はこれぐらいにしておこう。トワさんが本気でそのようなことをするはずがないからな。遊びに行っただけだろう。ただ『アカシャ』を追うんだ。普通に追いかけて追いつけるはずがない。まずは１つ先を目指す。悪いが頂いたイラストを夜さんに届けてくれないか？」「うん。いいよ」「ありがとう。それじゃあな」「うん。またね」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.08.31

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  その、相次ぐ満悦な出来事に……。

  □イラスト□ブログが３００００Hitを迎えた記念にイスナさんから頂いたイラストです。左から藤城鈴音、カラスさん、真田綾人、そしてイスナさん。綾人と鈴音は拙作の登場人物。カラスさんはイスナさんのオリジナルキャラクターです。クリックで原寸大を別窓表示。「お腹が空いたわぁ。綾人、ご飯まだぁ？」「自分で作れ」「暇ねぇ。綾人、何して遊ぶぅ？」「１人で遊べ」「眠いわねぇ。綾人、抱き枕になってぇ」「夢を抱け」「ねぇ、綾人――」「……」「綾人――」「……」「あーやーと――」「……わかった。だから抱きつくのをやめて離れてくれ」「そう言われてもぅ、お腹が空いて動けないのよぉ」「じゃあ、何が食べたい？　作ってやるから離れろ」「そうねぇ。缶けりをしましょう」「……。わかった、缶けりだな。そのために離れろ」「綾人って、お馬鹿さん？　眠いって言ったでしょ？」「……じゃあ、このまま寝室に連れて行くぞ」「そんなことより、ご飯まだぁ？」「……鴉の生け作りなら、すぐに用意できるが？」「それより先にできる■■を頂こうかしら」「……」「……」「で、何をしに来た？　俺をからかう為だけに来たわけじゃないんだろう？」「あらぁ、それだけよ？」「……」「ああ、綾人の所へ行くんだったら渡してって言われていた物があったわねぇ。ついでだから持ってきたわぁ」「これは……イスナさんから？　ああ、このブログが３００００Hitを迎えたお祝いに絵を描いてくださったのか。イスナさんにありがとうございました、と伝えておいてくれ」「忘れずに覚えていたらねぇ」「さっ、用も済んだんだ。抱きつく腕を解いて、ご帰宅願おうか」「あらぁ、言ったでしょ？　それは、ついでだって。さぁ、遊びましょう」「断る」「懐かしいわぁ。昔もよく遊んだわよねぇ」「……あなたも人の話を聞かない人だな。それに遊んだ？　あれがか？」「水遊びをしたり――」「泳げなかった俺を海へ放り投げたことが水遊びと言えるのか？」「空の散歩をしたり――」「低空飛行するあなたに逆さ吊りにされて、すれすれの地面しか見えなかったが？」「キャンプをしたり――」「……ああ、樹海で置き去りにされた時のことか。笑顔で飛び去っていくあなたが印象的だったよ」「その時に見せた綾人の顔ときたら……ふふふっ。楽しい思い出ばかりねぇ」「あなたにとってはな」「そんな可愛かった綾人が口答えするようになって……反抗期かしらねぇ？」「今までしてきた事を振り返って、よくそんな事が言えるな」「さっきも鴉の生け作りだなんて言うしねぇ。まぁ、虚勢を張った綾人は可愛かったけどぅ」「虚勢？」「だって人に使わないでしょ、その左手。昔、母親を――」「……言うな」「あらぁ、いい顔だわぁ。もっと見ていたけど……どうやら文字制限のようね。それじゃあ、私は行くわねぇ。ばいばぁい」「……」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.08.24

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  その、感謝の気持ちは……。

  「これを見てくれ、綾人！　ブログが３００００Hitを迎えたお祝いにRYU3224が私達の絵を描いてくれたぞ！　不味そうな奴だが良い奴だな！」「まず目上の人を呼び捨てにするな。失礼だ、敬意を払え。それから何に対しても食料として見るな。少しは我慢を覚えろ」「むぅ、わかった。綾人が言うのなら、我慢する」「ｙｐ」「おお、ＲＹＵさんではないか。今回は、このような絵をくれて感謝しているぞ」「うひ、あっしも喜んでもらえたようで嬉しいｙｐ」「俺からも礼の言葉を。ありがとうございます。これ、シュレッターにかけていいですか？」「ちょっ、笑顔でそんなことを言わないでｙｐ！　あっし、泣くｙｐ？」「泣け」「テラヒドス」「冗談ですよ。泣かないで下さい。彼女だけでなく、俺も描いてくれて嬉しく思います」「目が笑っていないように見えるのと冗談に聞こえないのは気のせいッスか？」「綾人は照れ屋さんだからな。照れ隠しに言っているだけだと思うぞ？　きっと心の中では『リューたん、ありがとう！　でもね？　こういう絵を描かれると綾人、とっても恥ずかしいんだから！　もしも本当にこんなことをしたら綾人のハートはドッキドキなんだぞ、だぞ、だぞ！』と思っているに違いない」「誰、それ！？」「綾人？」「聞き返さないでｙｐ！」「でも嬉しいと思っているのは本当だと思うぞ。慣れていないだけなんだ、綾人は。今までが今までだけにな。もっと素直になれば……いや、それは私が言えたことではないな」「むう？」「ん、メール？　……要さんからか。ＲＹＵさん、要さんが探していますよ。携帯電話に繋がらないって書いてありますけど、電源を切っているんですか？」「いや、切ってないけど外出する時は体内に収納しているから圏外で受信できないんだよＮＥ」「……」「それより、なんで綾人君にメールが？」「メル友ですから」「マジでか！？」「はい。元々は手紙での文通だったんですが、要さんも携帯を所持するようになってからはメールでもやりとりをするようになったんです。それより文面にＲＹＵさんを見かけたら至急連絡をするように伝えてくれとあるので、お願いできますか？」「ほいさ。アドレス帳を開いて、選択して、っと。……。あっ、もしもし？　あっしだけど。……うん、うん、なんだって！？　わかったｙｐ、急いで行くか、えっ、ホッチキス！？　ホッチキスと三味線を持ってきてって、その状況で一体何に使うの！？　えっ、やっぱり三味線よりリコーダーっていうかブロックフレーテがいいよねって言われても分からないｙｐ！　しかも、あっしが嘗め回した好きな女の子のサブ・サブ・コントラバス・リコーダーがいいなんて限定条件を出されても困るし！　だって、あっしの秘蔵コレクションにある『嘗め回したシリーズ』にはアルト・リコーダーとソプラノ・リコーダーしかないんだから！　……うん、うん。いやいや、なんで！？　間を取って好きな子が座っていた自転車のサドルでいいやってどの辺が間を取っているの！？　えっ、持っているかって？　いや、まあ、持っているけど、今はそんな、ああ、はいはい、わかったｙｐ！　わかったから、あっしの秘蔵コレクションにそんなことを、ってもしもし！？　もしもーし！　ああ、もう切れてるｙｐ！　こうしちゃおれん！」「行くか？　それでは、またな」「それではまた」「うひ、んでは！」「……行ったか」「綾人……。私が言うのもなんだが、もっと気持ちを素直に伝えたほうが――」「何を言っているんだ？　言っただろう、ありがとうございますって」「その後が余計だ。照れ隠しのつもりかもしれんが、あれは失礼だぞ。自分で言っていたではないか。目上の人には敬意を払えと。あれが綾人の言う敬意とやらか？」「……」「できないわけではないだろう。以前、見せてくれたではないか。とても素敵な笑顔を」「……そんなことがあったか？　生憎、覚えていないな」「そうか？　なら、あの笑顔は私だけのモノだな。独占してしまうぞ？」「好きにすればいい。それじゃあな、俺も行く」「うむ。またな」「……まったく、困ったものだ。それでいいわけがないだろうが」□ＬＩＮＫ□先日、カルミンさんのブログ「ラクガキ」をリンクに追加しました。改めて、よろしくお願いします。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.08.16

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• 葉月-二

  とうきょうとっきょきょきゃきょく。だめだ、きょきゃきょくになる。皆さんは早口言葉って得意ですか？今日は妙にカミカミだった時があったんですよね。もしかしたら、とある人の癖が移ったかな、と思いましたｙｐ。まぁ、誰とは言いませんけどね。どれくらい噛んでいたかいうと、身近な人の名前で言えば『イスナさん』が『イシュニャたん』、『RYU3224さん』が『将軍エロいじゃん』になるくらい噛んでいました。まぁ、『イシュニャたん』はイスナさんの可愛さを見れば考えずともアリですし、ＲＹＵさんを『将軍エロいじゃん』と称しても日頃の行いから考えて全くおかしくないことなので、あながち間違えていないと思いますが。ﾏﾁｶﾞｴﾃｲﾙﾀﾞﾛ?（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｱﾚｪ?それにしても……なんで『滑舌』って変換しようとすると『克つぜ津』になるんだろう？ﾅｶﾞﾚﾄｶﾝｹｲﾅｲﾀﾞﾛ?( ´Д`)σ)Д`)ｱｩあの時は何故、あんなに言葉を噛んだんだろう？数分の間に数回噛んだんですよね。今はしっかりと将軍エロいじゃん、って言えるので問題ないのですが。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。

  2008.08.11

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• 葉月

  □雑記□今日、イヤフォンにオートヴォーカルオフ機能が搭載されました。このイヤフォンは、その音楽を聞きながら僕に歌えというのでしょうか？でも歌うつもりのない僕は新しいイヤフォンに出会う為の旅へ。けど、その前に搭載確認地である図書館から一旦帰宅。自宅にて昼食を取ってから再びイヤフォンに出会う為、外出しました。ちなみに最近、週末になると搭載確認地である図書館へ通っています。そして「週末、どこかへ行った？」「図書館」「またかよ」を週明けに繰り返し中。図書館、最高！で、図書館は最高なわけですが、それは一旦横へ置いておいて。そもそもイヤフォンに出会う為の旅は当初の予定にないイレギュラー。なので後回し。当初の予定を終えてから買いに行きました。そして幾多の中からイヤフォンを選んで購入。今のところ、オートヴォーカルオフ機能は搭載されていないようで一安心です。これでまた楽しめますね。さて、横に置いておいたモノを戻して、と。現在、先程述べたように図書館がお気に入りの場所です。他の人は、どこかあるのかな？しーらない。□本館情報□LINKページを整理しました。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。またコメントも確認しました。ありがとございます。コメントの返信は、本館の『web拍手レス』にさせていただきました。

  2008.08.09

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  その、一時は……。

  □イラスト□イラストは拙作の登場人物――神崎トワです。先日の絵チャにてＫさんが描いて下さいました。そして、この絵のようにユニフォームを着た拙作の登場人物やＫさんの作品『フォルスヴァール戦記』の登場人物が本館にて現在第７話まで掲載中の７０００Ｈｉｔキリ番記念小説で野球をしています。これはＫさんとの交流企画でもあり、企画内容は「両者の作品登場人物で野球をする小説をお互いに書く」となっています。話は戻って、イラストの話。どれ程口にしてきたか分かりませんが、やはり拙作の登場人物を描いて下さるのは嬉しいですね。そして描いて下さっているのを見ていられるのもまた同様に嬉しく、楽しく。それにしてもＫさんの描いたトワは可愛い。なんていうか、トワカワイイ。というより、本当にトワ？……（　・A・）=Cく ´Д｀；）ﾑｺﾞﾝﾃﾞﾋｯﾊﾟﾗﾅｲﾃﾞｸﾀﾞｻｲ□雑記□今日、お礼を言われた。恐縮されながら。どうして礼を言われたのか、理由はわかる。でも、それは相手の勘違いだ。僕は僕のために動いただけ。そこに、その相手を思っての行動は皆無。それ以前に、その相手は、その時の僕の中で存在していなかった。存在していたのは、それよりも少し前。僕の傘が、その相手の連れていた子供に落とされた時。その子供は僕に謝る。僕の傘を落としたことを、申し訳なさそうな瞳を向けて。いいえ、と僕はそれに答えた。そんなことを気になさらず、と。そして少し離れていたその相手、母親が子供の下へ寄って同じく僕に謝る。申し訳なさそうな声で。いいえ、と僕は繰り返して答えた。そんなことを気になさらず、と。そんな親子を見て僕は思う。この親子は謝れる親子なのだと。自分が悪いと思ったことをしっかり口にして。その想いを抱いて間も無く、その相手は僕の中から消えた。そして僕は、しらばらくしてから自分のために動く。自分の状態をより良くする為に。と、そこで声をかけられる。ありがとうございます、と唐突に僕の意識へ割り込んで。先程までいなかった存在が急に現れて、お礼を言う。恐縮しながら。お礼を言われた理由はわかる。でも、それは別にあなたのためではない、と声には出さずに語りかけながらも考えを改める。まあ、いいか。例え勘違いでも喜んでくれたのなら。と、そんな感謝の気持ちを表せられる相手を背に、僕は去っていった。そんな、詳しく書かない今日の出来事。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.08.05

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  その、お祝いの形は……。

  □イラスト□foge4850さんのブログが４００００Hitした記念に描かさせていただきました。イラストはfoge4850さんのオリジナルキャラクターである音子さんです。久しぶりに絵チャ以外でイラストを描きましたね。ちなみに暑いので着脱可能な獣手は付けていません。同様に下服を穿いていませんし、下着も穿いて――。……（　・A・）=Cく ´Д｀；）ﾊｲ､ｺﾞﾒﾝﾅｻｲまた今回は、その他にお祝いＳＳも書かさせていただきました。楽しんでいただければ幸いです。それでは、どうぞ。　月光届かぬ竹林の中を足音なく駆け抜ける影が１つ。　その双眸は闇夜に鋭い光を放ち、ただ一点のみを捉えている。　目指す先は竹林の先にある桃源郷――弟子の音子、そして魅子が湯浴みする宿屋の浴場。　そこに邪な気持ちは皆無。　あるのは、ただただ弟子達の成長を見守ろうとする師匠ならではの気持ちのみ。　そう自分自身へ暗示をかけるように胸中で繰り返して先を急いだ。　それでも、まだ浴場までの距離はある。　しかし鍛え抜かれた田吾作の聴覚は音子たちの楽しそうな声を拾っていく。　そこに弟子達が日々を楽しく生きていることを感じ取って喜びを覚える。　それが田吾作の気持ちを更に高め、踏み込む足に力を与えて加速を促す。　自分もその喜びを早く物影から一緒に分かち合いたいと急くように。　だが、その急く気持ちを邪魔する危機を背に感じ取り、走る速度を落とさずに反転と抜刀を同時に行い、その存在を２つに分ける。　その勢いを殺さずに前方へと向きを変えて走り続けながら思考を巡らせていく。　田吾作が斬ったのは弓矢。　ここには物の怪退治に用意された罠が設置されていた。　今、この宿場町では女性ばかりを狙った物の怪が現れると囁かれている。　そして、その物の怪は、この竹林を根城としているのだそうだ。　そのため、ここには様々な罠が設置されており、町民は近づかないようにしていた。　しかし、それは田吾作の知った事ではない。　ここを抜けた先が浴場を見渡すには最適の場所なのだから。　田吾作はその強き想いを胸に数々の罠を切り抜けて前へと進んでいく。　そして、ついに竹林を抜けて晴れた視界が田吾作を出迎える。　だが、その先に待っているはずの楽しみな光景を田吾作は見ることが出来なかった。　田吾作の双眸には浴場脇の扉から物凄い勢いで音子が飛び出し、何かを追って竹林の中に入っていく姿が映った。　まだ魅子が湯浴みをしているかもしれないが、と後ろ髪を引かれつつも、弟子の身に何かあったのかと追って竹林の中を走った。　暫く竹林を走った後、突然降り始めた雨に視界を奪われながらも音子を見つけた田吾作は視線の先で繰り広げられている戦闘劇を物陰から観察する。　音子は太刀を抜き、能面のような顔をした緑色の球体達に斬りかかっていた。　どうやら“それ”が噂に聞く物の怪のようだ。　鬼のような形相で斬り倒していっているところを見ると、音子も何かされたのだろうか。「……」　何を、されたのだろうか？　田吾作は音子の戦う姿を見ながら、それをあれやこれやと想像していく。　と、そんな考えに夢中になっていると隙をつかれたのか音子は“それ”の触手に体中を巻きつかれて動きを封じられていた。　それに苦しむ声とその姿が田吾作の目や耳へ届き、想像力を高めさせる。　しばらくその姿を真剣な眼差しで凝視した後、名残惜しみながらも田吾作は音子を助ける為に足を前へ踏み出そうとした。　その時、鋭い閃光が“それ”達を貫き散らしていくのが目に映る。　一体何が、と田吾作は踏み留まって様子を窺う。　見ると、先ほどまでいなかった黒衣の少年が音子の前に立っていた。　少年は音子に声をかけ、何やらやりとりをしている。　それが終わると両者の双眸が“それ”へ向いた。　そこからは刹那。　音子が“それ”へ突撃をかけて走っていく。　そこに無謀を感じた田吾作はすぐに助太刀へ駆けようとしたが必要はなかった。　少年が何やら呟くと地を裂いて現れた無数の光槍が“それ”らを貫き、道を開く。　その中を音子は弾丸と化して飛び、田吾作が授けた奥義光速両断剣によって“それ”の姿は霧散していった。　音子の見事な太刀捌きを見た田吾作は、そこに成長を感じて胸中に喜びが占めていく。　が、それもすぐに別の感情と変わる。　カッコよく音子を助け、師匠としての株を上げる予定があの少年の登場により無くなったことを田吾作が面白く思うはすがない。　そして少年に黒衣を羽織らせてもらい、宿屋へと優しくエスコートされて乙女の表情になっている音子を見て、田吾作は少年に双眸を向けて静かに抜刀する。　雨。変わらずの激しさを保ちつつ、歩く２人と追う１人の姿を竹林の奥へと消した。　□本館情報□GALLERYを更新しました。先日、鬼蜻蜒さんから頂いたイラスト２点を追加。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.08.02

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  文月-三

  □イラスト□今回も絵チャで描いたイラストを。描いたのはイスナさんのオリジナルキャラクター、橙さんです。□雑記□現在読書中の小説を読み終えると読む本が無くなるのでストックを買うために外出。でも別件を処理する為に、まずは図書館へ。その件を問題なく処理して冷涼から猛暑の世界へ身を移し、その中を自転車で駆け抜けました。それから暫くして目的の書店に到着。店内に入り、色々と見てまわってから数冊を購入。そこから別の目的地へ疾走し、それを果たして帰路につきました。今日は、この猛暑の中で中々の走行距離だったかと。それにしても暑い日が続きますね。体調を崩さないように気をつけねば。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.07.26

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  その、一場面は……。

  □イラスト□今回も絵チャで描いたイラストを。イラストはイスナさんのオリジナルキャラクターであるクロさんと拙作の登場人物――真田綾人です。イスナさんへのお祝いＳＳ「クロと十五夜」では描いていない気を失ったクロを運ぶ綾人。「ね、ね、綾人くん！」「なんだ？」「わ、私にもお姫様だっこして！」「断る」「即答！？　ううっ、クロちゃんばっかりずるいかも」「クロ？　なんで、ここで彼女の名前が出るんだ？」「……これ、あの人から綾人君に渡してって」「これは……あの時の。あいつ、また余計なものを撮っていたのか」「さっき、あの人と会って――」「鈴音ちゃん。この写真を綾人ちゃんに渡してくれない？　きっと喜ぶってお姉さんは思うんだよね。はっ、いけない！　こんなことを綾人ちゃん大好きっ子の鈴音ちゃんにお願いなんてできないわ！　お姉さんったら、とってもうっかりさん！　ごめんね、鈴音ちゃん。この写真のことは忘れて、マジで。なんでもないから、本当に。うん、だから見せてとか言っちゃだめだよ？　ああ、でもお姉さんは隠し事ができない主義だから心が痛むわ。というわけで、こんな写真です」「――と言って、見せてくれたの」「……」「さあ、私にもお姫様だっこをするのだ」「断る。他をあたってくれ」「待て、行こうとするな。ちょっとだっこするだけではないか。なぁ、綾人。お姫様だっこぅ」「服の裾を引っ張るな。手繰り寄せるな。俺の背中に体を預けるな。腕を回して俺を拘束するな」「どうだ？　お姫様だっこをする気になったか？」「ならない」「おかしい。あいつの話だと、こうすれば綾人を篭絡させ、お姫様だっこをしてくれるはずなのだが」「……ほう。それは興味深いな。あいつはなんて言っていたんだ？」「うむ。あいつが言うには――」「お姉さんは思うの。綾人ちゃんはとっても照れ屋さんだから、普通にお姫様だっこをお願いしても反応してくれないと思うのさ。そこでお姉さんは閃きました。綾人ちゃんはお母さんがとても大切です。大好きです。だから、そんな綾人ちゃんには母性を見せて迫るのが最善かと策士たるお姉さんは考えるわけなのでありますことよ。そして鈴音ちゃんはその大きな母性の塊に綾人ちゃんを甘えさせてあげなさい。そしたらもう綾人ちゃんはイチコロ。喜ぶこと間違いなしね！　お姉さん、ナイス提案！」「――と言っていたのだ」「どうしようもないな、あいつは」「はっ、しまった！　後ろからではだめだ。綾人の背中があったから、つい抱きついてしまったぞ。やるな、綾人。私としたことが……」「悔やむのは、そこか？」「さあ、綾人。私の胸の中に飛ぶ込んでくるがいい。私の母性にて綾人を包み込んでやる。甘えていいんだぞ。その代わりといってはなんだが、お姫様だっこをして私を甘やかしてくれ」「断る。それじゃあな」「足早に行ってしまった……。何がいけなかったのだろうか？　謎だ」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.07.20

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  その、新しい繋がりは……。

  □イラスト□今回も絵チャで描いたイラストを。……。イラストは８０００Ｈｉｔキリ番記念小説「トンネルの向こうにいる僕は。（仮）」の主人公です。ﾃｷﾄｳﾅｺﾄｦｲｳﾅ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｱｩ□雑記□昨日は絵チャに参加しました。途中からスカイプありで。皆さんとのスカイプでのやりとりもまた面白く、楽しい時間を過ごせました。そんな楽しさの中にいられて思うのは、絵チャを通じて多くの方と知り合えたことへの感謝。これからもこの楽しい時間が続いてほしい、と思いますね。今日から三連休。この連休中に小説を書き進めようっと。□ＬＩＮＫ□鬼蜻蜒《オニヤンマ》さんのサイト「アマヤドリ」をリンクに追加しました。改めて、よろしくお願いします。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.07.19

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  文月-二

  □イラスト□たまには絵チャで描いたイラストを。描いたのは拙作の登場人物――藤城鈴音です。拙作の登場人物を描いたのは久しぶりですね。□本館情報□・LINKページのレイアウトを変更。相互と非相互等のページを分けていましたが、１つにまとめました。・LINKの追加と整理。当ブログと相互リンクして下さっているブログを本館のLINKページに一部を除いて追加。また、それ以外にも新たに追加と整理をしました。・Web site rankingの変更と整理。0574 Web Site Rankingの登録を小説系コメディ小説部門から小説系短編小説部門に変更。その他を整理しました。・その他READ MEページやweb拍手レスページ等の文章を一部変更。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.07.15

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• 文月

  ７月に入り、暑い日が続いていますね。体調を崩さないように気をつけねば。さて先日の日記で書いたとおり、イスナさんのブログが２周年を迎えた記念にお祝いＳＳを書かせていただきました。最初はここに掲載する予定でしたが、文字制限を越えたので掲載は本館に。楽しんでいただければ幸いです。……。きっとイスナさんがWebComic化してくれるんだろうなぁ。うん、楽しみだ。ﾀﾜｺﾞﾄｦﾇｶｽﾅ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｳｸﾞｩ以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.07.06

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  その、お祝いの気持ちは……。

  □イラスト１□先日、RYU3224さんのブログが２周年を迎えられました。おめでとうございます。イラストはRYU3224さんのオリジナルキャラクターから２名。左から姐さんこと楠晶さん、ヒロ坊こと田中宏くんです。前回描かせていただいたイラストがヒロ坊の祖父母達が若い頃に撮ったポラロイド写真風だったので今回は幼いヒロ坊と幼馴染の姐さんを描こうと思いまして。またイラストにて２人に身長差が見られますが、これは僕の勝手な願望です。ＲＹＵさんのブログで展開中の看板娘日記にて幼少期の２人が描かれたアイコンが出てきますが、それから察すると身長は同じくらいに見受けられました。しかし、でも、たぶん。ここから姐さんが成長期を迎えて身長が伸びていくに違いありません。それに対してヒロ坊の成長期はまだ来ないと思うわけです。その結果、２人に上のイラストのような身長差が生まれるはずなんです。そう思うのはなぜか？僕が勝手に思い描く少年期の物語が盛り上がるからです。ｱｧ?( ´Д`)σ)Д`)ｲｲｼﾞｬﾝｶﾖｰまた上のイラストを描いていく過程で以前ＲＹＵさんがお絵描き行程バトンで紹介していた色に統一感を出させる方法等を取り入れてみました。以前にも書いたことなのですがＲＹＵさんの描くほんわか温かみのあるイラストが好きです。なのでＲＹＵさんの描く方法を用いれば……、と思ったり。よろしかったらお持ち帰りください。□イラスト２□イラストはイスナさんのオリジナルキャラクター、豺さんです。２周年を迎えられた記念に描かさせていただきました。おめでとうございます。よろしかったらお持ち帰りください。また、お祝いＳＳを書かせていただいていたりします。それはまた後日にでも。それにしても……イスナさんは僕が何かを行おうとしていたのをなぜ察することができたのだろう？設定とかを聞き出すために、さりげなく質問攻めしかしていないのに。一体、なぜ？さすがイスナさん、可愛いだけじゃなかったというわけか……。さて、まだ書いている途中ですが、たまにはお祝いＳＳの前書きのような話を。テーマは「復讐はやめときな、子猫ちゃん」です。主人公はクロさん。内容は明るいというよりは暗い感じになる予定です、お祝いＳＳなのに。作品内の時期はイスナさんが描いた「蛇拳VS酔拳」より後を予定。そしてイスナさんが描く作品とクロスオーバーをしてみようか、と。今回の話は「橙とクロ」等を読んで思った自己解釈を端に書き始めました。「橙とクロ」でクロさんが母親がいないことを語る場面にて車に轢かれかかる寸前の描写があり、クロさんのプロフィールから交通事故にて亡くなられたと読み取ったわけです。そこからクロさんは目撃した上で母親が帰ってこないと言っていることも考えられ、加害者たる運転手の顔を見ている可能性も否めずに思いました。また「橙とクロ」の頃は、まだクロさんたちの設定が擬人化だったため、事故を起こした運転手は法令上、罪には問われません。クロの母親が飼い猫だった場合は器物損壊罪になる可能性もありますが。ただ「蛇拳VS酔拳」以降、それまでの擬人化という設定から人の形をした獣――獣人族の設定に変更され、それ以前の話も書き直すようなことをイスナさんから聞きました。それを聞き、獣人族がこの世界では存在が社会に認められていることから人と同じような法令があってもおかしくはなく、また書き直すのならばクロの母親が亡くなることになった事故を起こした運転手にも獣人族に対する法令上、罪が適用されて裁かれるのではないかと考えました。けれど、その法令が人と同等の立場において作られていない可能性もあるのでは、と思ったり。すでに獣人族の設定がある「蛇拳VS酔拳」を読むと亜人種保護届け等の書類を提出する事によって獣人族が人と住む事を許されることなどから存在は認められていても人より下の立場であると考えると、その加害者の人間は果たして罪を認めて刑に服するだろうか、と。今回のお祝いＳＳはそのような考えの上で描かれる、罪を揉み消した母の仇を狙うクロとそれを妨げる少年の物語、の予定です。□本館情報□GALLERYを更新しました。新しく追加したのは以前Ｋさんから２００００Ｈｉｔの記念に頂いたイラストです。先日、本館が３周年を迎えた際に頂いた記念のイラストは飾ったのですが、２００００Ｈｉｔの際に頂いていたイラストを飾り忘れていました。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.06.29

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  その、改めての出会いは……。

  前回の概略。絵チャのオフ会に参加した夜は、そこで起きた惨劇を乗り越えて無事に生還した。そして、その顛末を警察へ告げるために夜は目に入った交番へと駆け込む。しかし警察はすでに“あちら側”の手の中にあった。交番の中に足を踏み入れて間も無く、夜の顔を確認した警察官が携帯していた拳銃を夜の胸に向ける。それに対して夜は恐怖を勇気で払い、怯むことなく対面する警察官の懐へ攻め込んだ。つま先から踏み込んだ右足をさらにかかとも外側へ回転させ、腰を落として肩へと繋げる。そのつま先から連なる流れで生まれた力を肘一点に集束させて拳銃を構える腕の下を潜り、気合一声と共に鳩尾へと打ち込む。発砲音は交番内に響き、弾丸は蛍光灯を砕いて、割れた破片が雨となって降り注ぎ、灯りは消え失せる。暗くなった室内を月明かりが射し、倒れて悶絶する警察官と見下ろす夜の姿を映した。夜は警察官が手から落とした拳銃を蹴り飛ばし、交番を急いで後にする。警察がだめならどうする、と考えた夜は世に発信する方法として様々な手を取っていく。その方法の１つとして文章にまとめた事件の顛末を電脳世界へ放つことにする。だがその最中、その惨劇を表の世界へ出すことを拒む“あちら側”の１人、神の頭脳“虚空蔵”と称される神崎トワが現れた。彼女は真名を解き放ち、自身の持つ力“アカシャ”を発動させて夜を亡き者にしようとする。しかし夜は事の顛末を、惨劇に隠れた真実を世へ示すために神の座へ位置するトワに挑む。そして、お互いの信念が交差した激戦の結果は時の運といえる僅かの差でトワの勝利となった。地に伏せる夜。それを見下ろすトワ。果たして夜の運命は、そして惨劇に隠された真実とは。「前の日記でオフ会の話を私が途中で止めたため、改めてオフ会の話を書くと仰られていましたが、この前回の概略は一体？」「前の日記を読む手間を省いてみようかと」「そもそも続きでなく、改めて書いたものなので必要ないと思うのですが。それから概略の主はオフ会の話を途中で止めているやりとりのようですが違っていますよね？　前回の日記と内容が」「時間も経ったので記憶が曖昧になっているんだよ、トワは。こんな感じ、こんな感じ。それでは改めてご覧あれ」　都内某所にて絵チャのオフ会が行われることになり、僕は電車で目的の駅に向かっていた。　その車内で『段ボール花辞典』（注・ダンボールの上に咲く花について詳しく書かれた書物。定価１５００円）を読んで銅眼鏡│さんの頭に咲く花がどの花なのかを今まで探りを入れながら手にした情報と照らし合わせて調べていると目的の駅を告げるアナウンスが耳に入り、顔を上げた。　車窓の向こう側に広がる空は今にも雨が降り出しそうな鉛色の重たい雲の姿をとっている。天気予報は外れたか、と外の様子を窺っているとドアが開き、僕は電車を降りて改札口へと歩を進めた。　と、改札口を出てすぐのところにfoge4850さんが静かに佇んでいるのが目に入った。　久しぶりにあったfogeさんは相変わらず紙袋を被っている。　だけど近寄って挨拶した時にその紙袋が以前と変わっているような気がして尋ねてみた。「おお、よく気がつきましたね。この前被っていたのはＭ社製なんですよ。元々Ｍ社がライセンシーとなっていたＳ社の紙袋を被っていたんですが、Ｍ社がＳ社との契約を終了して自社製にしてから先日までそれを被っていました。ですが最近、Ｓ社の新型紙袋が発表されて、それを被った選手が次々と世界新記録を樹立していったんですよ。日本でも紆余曲折の末に、その新型紙袋の使用許可が下りたので僕も被ってみたってわけでなんです。まあ、周りが騒ぐほど何が違うのかって感じですけどね。まあ今は試しですね、試し。オリンピックでどちらを被るかはまだ何とも言えませんね」　……何の競技だろ？　僕は紙袋について熱弁を振るうfogeさんの話を聞きながら今度のオリンピックの中で紙袋が必要な競技があっただろうか、と考えを巡らせた。　だけど何の競技なのか思いつかない僕はfogeさんにそれを尋ね、その返答を聞き、そして思う。　頑張れ、fogeさん！　真昼の夜はfogeさんを応援します、と。　それから勢い止まらぬ紙袋論を聞き流しつつ、fogeさんが一呼吸おいたタイミングで銅さんはこちらに着きましたかね、と話を変える。　と、そのタイミングを計ったかのようにケータイが銅さんからのメール受信を告げる。　内容は『到着σ際ﾚﾆﾚ￡一報＜T=〃±ﾚヽ★追ｲ申★今日ﾚ￡硬派ﾚﾆﾗｨﾅ→をκ７､中芯をν２０σ段ﾎ〃→儿τ〃決めτゐмаＵT=★興奮Ｕτ不整脈を起⊇±Tょﾚヽτ〃＜T=〃±ﾚヽЙё♪』と書かれていた。僕はそれを見て『ギャル文字は、やめて下さい。何を言っているのか分かりません』と返信する。すると間も無く『到着の際には一報ください。追伸。今日は硬派にライナーをＫ７、中芯をＶ２０の段ボールで決めてみました。興奮して不整脈を起こさないでくださいね♪』と返ってきたので『到着しました。追伸。どちらにしろ何を言っているのか分かりません』と再び返信した。トワビンタ！( ｀Д´⊂彡☆))`Дﾟ)･;'ぐぁ、……っう！？「こ、鼓膜が破れるかと思った……」「イスナさんがパンチよりビンタの方が痛い時だってあるんだぜぇ、とその型を教えてくれました。これでまた身を守るための強さを１つ手に入れることができましたね」「身を守るための強さを自分から外へ向けないでください。それはもう守る力ではないですよ。ぅあ、世界が揺れて見えるのですが」「確かに。ですが今のは夜さんの目を覚まさせるためのもの。親しき仲にも礼儀あり、と言いましたよね？　それなのに、またこのように書いて。これも書き直しですね」「でも――【文字表示中断】……ハイ」先日の日曜日。銅さんがこちらへ来られることをきっかけに絵チャのオフ会が催されることになった。参加者は銅さん、fogeさん、ちくわさん、そして僕の４名。集合時間や場所は銅さんの都合に合わせて決め、僕は会える楽しみを抱えて目的地へ。到着するとすでにいたfogeさんと挨拶を交わし、言葉を並べて他の２人を待った。それから程無く、ちくわさん、そして銅さんが現れる。御二方とは実際にお会いするのは初めてでこの人たちが、と胸の内で思う。ちくわさんとは知り合ったばかりでチャットから受ける漠然とした印象しか持ち合わせていなかったのがお会いして一つの形を成した。対して銅さんは自身の中で形を成していた銅さんと違和感がなく重なる。ああ、なるほど。銅さんだ、と。それからまだ夕食を取っていない僕たちは巨大パフェのあるレストランへと場所を移す。ウィンドウにある巨大なパフェと通常のパフェを比較すると３、４倍はあるように思えた。食べた人は写真も撮ってもらえるのだな、と飾られている写真を横目に店内へ入り、４人がけの席に座って其々メニューから食べるモノを選んで注文。そして巨大なパフェが聳え立つのを目にする。店頭のウィンドウでも見たけれど、やはり大きい。１人で食べるのは常人の胃袋では至難に思える。だがそこで有名な三本の矢の逸話を思い出した。そう、１人では困難でも束になれば……！皆のスプーンは淀みなく進み、巨大なパフェはその圧倒的な面積を削っていく。顔には至福の味からか、攻略していく征服感からか笑顔が浮かぶ。そしてついに完食。皆の力を併せ、難攻不落に思われた巨大パフェを攻略！と、そんな斜め後ろの席で展開していた光景をよそに、こちらは注文した料理が届くまでの間、絵を描いていた。食事中も楽しい会話は連なっていき、場所をレストランからファーストフード店に移してもそれは続いていく。けれど楽しい時間はあっという間に流れていき、銅さんが宿泊先へ戻る時間がやってきた。事前に聞いていた予定ではもう少し時間があったのだが、当日になって変わったことを知る。今度はもっと時間がある時にお会いしたいと思いつつ、銅さんとはそこで別れた。それと共にファーストフード店を出た僕らは今度は喫茶店へ赴き、そこで話を続ける。その会話の中にいて僕はああ、なんだか新鮮だな、と思う。小説の話はチャットを通じて、そして実際に誰かと会って話し合ったことが何度もあった。けど絵について、こうやって話し合ったことがあっただろうか、と。だから。それが、その会話の中にいることがとても新鮮で、とても刺激になって。ああ、今日は来てよかった。来れてよかった。話せてよかった、と僕に思わせてくれる。そんな思いを抱く中、オフ会は幕を下ろした。とても有意義な時間が過ごせた、と振り返ってみて改めて思う。楽しかった。またこんな時間を過ごしたら、と感慨を抱きながら。この日、お会いできた御三方に無上の感謝を。そして機会があれば、また絵チャの皆さんと会いたいな、と。その時を楽しみに思いつつ、今回はこの辺で筆を擱かせていただきます。web拍手、ありがとうございました。

  2008.06.22

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  その、待ち望んだ出会いは……。

  　都内某所にて絵チャのオフ会が行われることになり、僕は現地へ電車で向かった。　電車の移動中を読書で楽しんでいた僕は目的の駅を告げるアナウンスに顔を上げ、車窓の向こう側を見る。皆と会えることを楽しむ僕の心とは裏腹に、そこにある空は今にも雨が降り出しそうな鉛色の重たい雲の姿をとっていた。　天気予報は外れたか、と外の様子を窺っているとドアが開き、僕は電車の中から外へ場所を移して改札口へ歩を進める。　と、改札口を出てすぐのところに参加者の１人――アゴ仙人が静かに佇んでいた。　風体は霞を喰って暮らす仙人を絵に描いたそのもの。　そして頭には変わらず紙袋を被り、アゴだけを覗かせている。　僕たちは簡単な挨拶を済ませて世間話を並べながら残りの参加者の到着を待つことに。　その中で僕は湿気がすごいですね、とアゴ仙人に話を振る。　アゴ仙人はそうアゴね、とその湿気が鬱陶しそうな色を浮かべて応えた。　よく見るとアゴ仙人の被る紙袋が湿気にやられてフニャフニャになっているのが分かる。　それに不快感を抱いているアゴ仙人の様子を見て僕は紙袋を脱いだらどうですか、と勧める。　その勧めにアゴ仙人はどうしようか迷っているようだった。　やはり人前で顔を晒すことに抵抗があるのだろうか。だったら困らせる事を言ってしまったかな。「すみません。余計なことを言ってしまって」「そ、そんなことないアゴ！　気遣ってくれて……その、嬉しいアゴ」　アゴ仙人は僕の言葉を強い言葉で否定し、合わせていた視線を外して頬をほのかに染めた。　……なんだ、この空気？　そしてなぜ紙袋が染まる？　僕たちの間に沈黙が生まれ、それが辺りの静けさとは違う静けさを作り出している。　それがまたなんとも言い難いものだった。　なんだかまずい方向へ向かっている、それはそんな嫌な感じを僕に抱かせた。　僕はそれをどうにか方向修正しなければ、と修正案を練っているとアゴ仙人は外していた視線を僕へ再び向けて上目遣い。そんな眼を受けて僕の脳は本来使われていない部分も稼動し始め、この流れを一刀両断すべき剣の構築を急いでいく。その完成を変わらぬ様子を装いながら練り上げていく僕の前でアゴ仙人の細く、綺麗な手が紙袋にかかる。　まずい。僕の中で何かが告げる。紙袋を取り終えた時、日常は影を潜めて非日常が始まる、と。　だからだろうか――。「……なんで頭を押さえるアゴか？」　――手が勝手にアゴ仙人の頭を押さえ込んだのは。　僕はその問いになんででしょうね、と自分の取った行動に答えを出せずに返して手を離す。　僕の答えを聞いて不思議そうに小首をかしげるアゴ仙人は再び紙袋に手をかける。　ああ、これで終わるのか、という想いと併せて今までの日常が脳裏を駆け巡っていく。「どうしました、呆けた顔をされて……？」　と、そんなどこぞに意識を飛ばして現実から離れていた僕は柔らかな声に引き戻される。　そう、眼前に立つ魅子さんの声で。　……魅子さん？　なんでここに？　それまでいたアゴ仙人の姿は消え、その場に代わって魅子さんが立っている。　その事に疑問を覚えた僕はそれを魅子さんに訊ねると彼女は答えを返してくれた。　自分がアゴ仙人になっていた、と。　魅子さんの話によると風邪の症状が良くならないアゴ仙人に自分の代わりに行ってくれ、と頼まれたそうだ。その話に疑問を抱きつつも僕はそれ以上の疑問を訊ねてみる。　なぜアゴ仙人の格好をしていたのか、そしていつの間に巫女服に着替えたのか、を。　話を聞くと、なんでも先日温泉に入っていたところ、不審な人物が音子さんを抱えてダイブしてきたとのこと。立ち込める湯気などによってその顔ははっきりしなかったものの、それから屋敷の警備を強化したとか。　アゴ仙人の格好はその不審者が捕まるまでその目から逃れるためにとった対策であり、付けアゴの変声機能や紙袋を被る事で魅子さんであることを隠しているそうな。　それを聞いた僕は不届きな輩がいることを嘆き、早く捕まることを願った。　ちなみにさっきまでの格好と巫女服はリバーシブルになっていて裏返すだけでいいそうだ。　だけど明らかに布地の面積が違うのはどうしてだろうか？　そんなことを考えるとケータイが鳴り、取り出したケータイの画面は「アゴ仙人」と表示されていた。　なんだろう、と僕は電話に出る。　聞こえてくるのは今にも消えそうな息遣い。不審に思った僕はどうしたんですか、と慌てず冷静に様子を確認しようと声をかける。「……よ……さ……に……げはっ！？」　けれど僕の声が届いていないのか、アゴ仙人は返答することなく息も絶え絶えに何かを僕に伝えようとしている。　でも、それが何を伝えようとしているものなのか僕には分からなかった。　そして電話の向こうで何か大きな物音、何かが倒れる音がしてアゴ仙人の息遣いさえも消える。　僕が何度も何度も呼びかけても返事はもうなかった。　一体、何が……？「今の電話、誰からですか？」　僕はアゴ仙人からの電話であり、その様子がおかしかったことを魅子さんに伝えた。　それを聞いて、「アゴ仙人、さんから……？　きっと風邪がつらくって会話もままらないのでしょう。早く良くなってほしいものですね」　魅子さんは心配そうな顔を浮かべる。けど僕は見逃さなかった。　僕の話を聞いた魅子さんが一瞬、表情が冷たく鋭いモノになったのを。　なんだろう、今の嫌な感じは？　何か……したのか、魅子さんが？　彼女が何かをした、そう決め付けるのは早計かもしれない。　でも僕の中で広がる不安を誤魔化しきれないのも事実だった。　それを体は表すように自然と後ろに下がり、魅子さんと距離を取ろうとする。「どうしました？　顔色が優れませんよ。それに汗も……」　けれど彼女はそれを許さないというように僕の顔へ手を添え、反対の手で頬を滑る一筋の汗をハンカチで拭う。その手はそれで離れずに僕の顔をなぞる様に滑っていく。　僕の顔を、輪郭を、感触を、ここにいる僕という存在を確かに感じ取るように。　そしてそれを楽しむように笑みを浮かべている魅子さんの双眸は僕の瞳を離さず捉えたまま言葉を重ねていった。「夜さん。私……会いたかったんですよ。以前、アゴ仙人さんの撮った写真を見て、会った時の話をしてもらった、その時から、ずっと……」　魅子さんは一言、また一言、僕の中へしっかりと刻み込むように言葉を発する。その言葉は静かに、重く、僕へとのしかかり、見つめる瞳は僕の視線を離すまいと絡みついてくる。　だけど――。「……なんで……下がるんですか？　もっと。もっと顔を近くで見せてください。もっと、近くで」　――僕はその瞳を拒絶するように、一歩、また一歩と下がって距離を取った。　それを、なぜ僕が下がるのかをわからないといった顔で、魅子さんは近づいてくる。「どうして……？　私は、こんなにも会えることを望んでいたのに……。夜さんの写真を見て、夜さんの話を聞いて、夜さんがどんな人なんだろうと思い描きながら、ずっと……。だから、そんなに照れないで下さい。ね？　もっと、近くに、近くで、その顔を、その声を、見せてください。聞かせてください。ね、夜さん」――以下略。「あれ、なんで以下略？」冗談は存在だけにしろ！(　｀Д´)=◯)`Дﾟ)つまりは全否定！？「前回病んでいるとは言いましたが、まさか人様の娘さんまでその影響下にいれてしまうなんて」「だから病んでいませんって」「それにオフ会の話と全然関係ないじゃないですか！」「何を仰りますか。これから絵チャのオフ会らしくなるんですよ？」「ここから、どうやって、らしくなるっていうんですか！」「それは続きを読んでるからわかってるくせに。では続きをご覧あれ」「いいえ、だめです！　ここから先は全年齢対応ではなくなっちゃってるじゃないですか！　なんですか、あの描写は！　人様の娘さんにあんなことをやらせないでください！」「大丈夫です。では続きを――」「いえ、大丈夫じゃないですから。私は声を大にして言います。親しき仲にも礼儀あり、と。私はあんな惨劇を許すわけにはいきません。あんな、惨劇を……」「ほう、ならば続きを展開させようとする僕を止めるというのですか？」「はい、止めさせていただきます」「トワが、僕を、止める？　ふっ、ははっ、あははっ、それはおかしい！　ちょっ、だめだ、笑いが込み上げてくるよ！　いいかい、トワ？　ここでの自由は与えていたけど、それも許容範囲内……だろうか？　まあ、それは置いといて。君は僕の描いたとおりにしか動けない。そう、僕が描いた筋書き通りにしか。君の運命は創造主たる僕の手の中だ。文字通り、キーボード操作するこの指先一つでちょちょいのちょいだぜ。そんな君が僕に勝つと？　笑わせてくれる。いいかい、君は――」「夜さん、話が長いです。残りの文字数を考えてください」「あ、すみません」「この私が夜さんの描く運命、その筋書きの中で生きているというのなら、その運命ごとぶっ壊してみせます！」「言ったな、トワ。ならば来い！　返り討ちにしてくれるわ！」トワパンチ！( ｀Д´)≡⊃)Д`)プギャー！「な、なんという僕の弱さ。創造主ではなかったのか、僕は？　まあ、いい。よくぞ僕を倒した。だが忘れるな。僕を倒しても第２、第３の魔王が――」「夜さんは、いつから魔王になったんですか？」「……」ＴＡＫＥ２「よくぞ僕を倒した。だが忘れるな。絶望の夜が明け、希望の朝を迎えようと次の夜は必ずやってくる。その時も果たして今回のように上手く止められるとは――」「あ、もう文字数に余裕がないですね」「え、そんな、ちょっとま――」「以上、今回はこの辺で。web拍手、ありがとうございました！」

  2008.06.15

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  その、手渡されたモノは……。

  「さあ、夜さん。先日仰ったとおり、RYU3224さんから頂いたバトンにお答え下さい」「はい。では早速」ルール　１.　次の人には3日以内にまわすこと。２.　嘘、偽りなく答える。３.　アンカー禁止。４.　回した人は、回された人がルールを守っているか見に行く。５.　ルールが守られていなければ罰ゲーム。3名の方に回し、その方のイメージカラーを答えましょう。○お名前は？ 　　ここでは真昼の夜。本館ではSignalです。ちなみにSignalは「特別な主体性を持つ月の国を支配する新たな月の女神」（"Ｓpecial Ｉdentity Ｇovern of moon Ｎation Ａdvanced Ｌuna piena"）の略。ｻﾞﾚｺﾞﾄﾇｶｽﾅ( ´Д`)σ)Д`)ｱｩ○年は?慰霊祭フェブルアーリアが催された月にて行われた祭典の幕明けから今現在までの年月分。ｵｼｴﾙｷｱﾙﾉｶ?（　・A・）=Cく ´Д｀；）ﾆｬｲ○恋人は？ご想像にお任せします。【とある人物の想像にて描かれた夜とその恋人達との間にあった今週の出来事・開始】月曜日。反閇を舞の歩行に用いる練習を行うfoge4850さん宅の魅子さんを影ながら指導する夜。その二人三脚感を楽しみつつ、そろそろ練習を切り上げて温泉に向かう時間だな、と夜は時計を確認する。そして予想通り、魅子さんは温泉に。さて自分も、と歩を進めようとする夜の頬に冷たい鉄が触れた。動くことを許さずに背後よりかけられた声を聞き、それが同じくfoge4850さん宅の音子さんだということがわかる。その時、夜は瞬時に音子さんがとった行動の真意を察した。魅子さんばかりに目を向けず、自分にも向けてほしいのだと。自分とも一緒に入浴してほしいのだと。夜はそれに気づかずにいたことを悔いた。ああ、自分はなんて愚かだったのか。音子さんに寂しい思いをさせるなんて。夜はそんな後悔を拭うと同時に地面を蹴って後ろへ飛び、音子さんに体を預ける。その衝撃に揺らぐ音子さんの体を中心に回転して背後を取り、太刀を握る手を押さえて自分の脇に音子さんを抱え込む。そして温泉へと全力で走っていったのだった。火曜日。包帯はこうやってまくのだよ、とロペス八周さん宅の未来さんに夜が包帯をまいてあげる。そーなのかー、と感心の声を上げる未来さんの裸に包帯という姿を見て恍惚に浸る夜。それから夜はきゃらめるだんせんっ、と熱く燃えながら踊る同じくロペス八周さん宅のアグニさんにも同じ格好を勧めようとその場を去る。きっとその姿で踊ったら……。ウッーウッーウマウマ(゜∀゜)夜は急いでアグニさんの元へと向かうのであった。水曜日。海に行った夜はそこで待ち合わせをしていたxx雫xxさん宅のカトリさん一行と合流。夜を見るなり腕を振り回してじゃれついてくるカトリさんの頭を抑えて夜は顔を緩ませる。宝探しに行くといって船を出したカトリさん達が心配な夜はこっそりと同船して、一緒に宝探しの目的地へ向かった。そこでカトリさんたちは財宝を守る巨大なタコと戦うが、その触手の餌食に。夜は助けることができない自分の力不足を悔いながらも眼を逸らしてはダメだ、と自分に言い聞かせ、黙ってその光景を凝視した。触手に絡まるククリさんを、エグゼさんを、コピスさんを。木曜日。海から帰ってきた夜は体を冷やしたことを察して首へマフラーをまいてくれたＫさん宅のかさねさんに礼を言う。かさねさんは一緒に同じマフラーをまくことに照れ、その素早い剣技を夜に向けて披露する。超近接距離においてなお披露される綺麗な太刀筋を嘗め回す様に避けながらも、そんな照れ隠しを見て夜はかさねさんを愛い奴め、と思う。そうこうしていると後ろから強烈なまでの殺気を感じた夜はそちらに双眸を転じる。すると額に冷たい金属の感触が。同じくＫさん宅のセシルさんが冷たく鋭い眼差しと共に拳銃を夜の額へと突きつけたのだった。そこで夜は思う。かさねさんばかりにかまったのでセシルさんはやきもちを焼いたのだと。夜は素早く前に踏み込み、発砲を封じるとセシルさんにもマフラーをまき、これで全て丸く収まるだろうと顔に笑みを浮かべるのだった。金曜日。夜は電柱の上にいた。その風体はRYU3224さん宅の由梨絵さんプロデュースによる老師のコスプレ。向かいの電柱には同じくRYU3224さん宅のたまちゃんが立ち、夜と同じ格好をしている。空は混沌としており、風は激しく吹き荒ぶ。その中で２人は何かを察して言葉を発する。「嵐が……嵐が来る！」正直、意味が分からない。土曜日。砂場で遊んでいたイスナさん宅の豺さんに夜は声をかける。すると豺さんは恥ずかしいのか、距離を一定に保ったまま夜に近寄ろうとはしない。それを気にせずに砂場へと座った夜は砂で色々なモノを作っていく。距離を保ったものの夜が気になるのか、その行動をチラチラと見ていた豺さんは夜が作り上げていくモノに興味を持ちはじめ、次第に夜との距離を縮めていった。そして最後はきゃっきゃと笑い、夜と一緒に砂遊びに興じる。その様子を見て頃合だと判断した夜は、お医者さんごっこをして遊んだほうが面白いかもと彼女に提案した。無邪気に頷く豺さんを見ながら、自分はお医者さん役をやろうか患者さん役をやろうかと嬉しそうに考える。そんな嬉しい悩みの中にいると同じくイスナさん宅の橙さんに夜は挨拶代わりの一撃を放たれた。直撃を喰らう前に気がついた夜はそれを避けて後方へ下がり、自身の間合いをとって橙さんと向き合う。夜がかわした隙をついて夜と豺さんの間に割って入った橙さんはさらに追撃をしかけてる。その動きを見て蛇形拳かな、と当たりを付けた夜は橙さんの猛攻に対応しつつも、その姿から猫じゃらしにじゃれる橙さんの姿を想像する。思い描いた姿が思った以上に可愛くて、夜は攻撃の手をかいくぐって橙さんに抱きついたのだった。腕の中で暴れる橙さんを見て、そんなに照れなくてもと夜は微笑を浮かべる。そんな夜たちの様子をじっと見ている豺さんに気がついた夜は橙さんだけに抱きつくのは不公平だなと思い、豺さんに腕を伸ばすのであった。【とある人物の想像にて描かれた夜とその恋人達との間にあった今週の出来事・終了】全力で謝れ！( `Д´)つ)`Дﾟ)､;'.･ぶはっ！？「夜さん。人様の娘さん達相手に何をしているんですか！　ここで謝罪の言葉を！」「僕はご想像にお任せしますと言っただけだよ。想像したのは、とある人物――」トワパンチ！( ｀Д´)≡⊃)｀Д）､;'.･ぶるわぁ！？「夜さんですよね」「ち、違うもん」トワパンチ！( ｀Д´)≡⊃)ω･´) ふふふ、何度も通用すると思うなよ！「……」トワパンチ弐式！(っ`Д´)っっっ)`Дﾟ)･;'ちょっ、ま！？「惨めですね、と私は夜さんの屈折した心を不憫に思う眼差しを向けさせていただきたく思います」「向けないでください。屈折していませんから」「可哀想な夜さん。自分が病んでいることに気がついていないなんて」「いえ、だから屈折していませんって。それから病んでいるとか言わないで下さい」「上の文章なんて夜さんにとって都合が良いように解釈しているだけじゃないですか」「人というのは自我を、心を保つために常日頃から自分にとって都合の良い自己解釈をするモノだと思います。でないと壊れますよ、たぶん。それから書いたの僕じゃないですよ。とある人物が――」「ほざかないで下さい。そして穢れたその口を直ちに塞ぐようお願い申し上げます。犯した罪には等価の罰を。私が皆さんに代わって夜さんへ鉄槌を下したく思います。夜さん、せめてもの情けを与えましょう。罰する前に身と心を繋ぐ鎖が切れぬように天上から見下ろすどこぞの偶像に祈る時間を」「ここで話をスルーしたり、割り込みをしている僕がそれを棚に上げて言いますが、人の話はきちんと聞くべきだと思います。いいですか？　これはですね――」「問答無用です！」これはfoge4850さんの分！(　｀Д´)=◯)`Дﾟ)･;'まさか全員分いくのか！？ロペス八周さんの分！o( ｀Д´)つ☆)Д`)あれ、骨逝ったかも？xx雫xxさんの分！( ｀Д´)≡⊃)Д´)だが負けねぇ！Ｋさんの分！(っ`Д´)っっっ)Д`)､;'.･あ、やっぱ無理。RYU3224さんの分！( ﾟ∀ﾟ)=◯☆(.;.;)Д；)あれ、楽しんでませんか？イスナさんの分！o(*･∀･)つ≡≡≡打打打)Д`)笑顔が怖いよぅ！そして――私の分だぁ！((((( ｀Д´)≡⊃)`Дﾟ)､;'.･なんでさ！？「なんでトワの分まで！？」「……」トワパンチ！((((( ｀Д´)≡⊃)`Дﾟ)､;'.･殴ってごまかすな！「私に恥をかかせた分です。それからここ最近、出番の少なかったことや待遇の悪さに対する不満も込めさせていただきました」「込めないで下さい」「それは些末な事なので、さらっと流してください。さあ、まだ罰は終わっていません。罰の続きを受ける覚悟はよろしいでしょうか？」「よろしくないです。それよりバトンの続きを答えないと」「ああ。それは以下、略です。もう文字数がありません」「そんな！？　……どうされました、笑顔で近寄ってきて？　え、あの、ちょっと、そんな、助け――」

  2008.06.08

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  水無月

  「夜さん。夜さーん。RYU3224さんからバトンが送られてきましたよ」「ＲＹＵさんから？」「はい。これがそのバトンなのですが……。夜さん、どこですか？　声は聞こえるのですけど姿が見当たりませんよ。隠れていないで出てきてくださいませんか？」「ここにいるけど」「ここ？　私には見えないのですが」「ああ、今は姿を失っているから。今まで僕の代弁者として使っていた偽夜は夜にヤられたし、夜はもう体を貸してくれないみたいだからね」「そうなんですか」「そろそろ自分の姿を用意しないと。何がいいだろう？　帽子を被った猫とかにしようかな？　まあ、それはまた考えるとして。トワ、バトンありがとう。確かに受け取ったよ」ﾎﾟｲ(￣ ￣ )ノ”⌒＊┏┛焼却炉┗┓ｽﾃﾙﾅ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｲﾋｬｲバトンは後日答えます。「それにしても……」「なんです？　そんなにじっと見てきて」「初期の頃と顔が随分変わったな、と思って。ちなみに初期の顔はこちらです」「最初は龍天さんの友人が描いたアイコンを使わさせてもらっていたんだよね。それからそれを基に自分で描くようになって現在へ至るわけだけど……。今となっては面影もないな。眼の色すら違うし」「化粧の効果ですね」「化粧！？」□本館情報□７０００Ｈｉｔキリ番記念小説「野球しようよ！」の第７話を掲載。また各作品のキーワード部分に簡潔な紹介文を追加しました。□ランキング□先月の『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に月間１位（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）になりました。投票して下さった方、来て下さった方、ありがとうございます。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.06.02

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• その、交わる流れは……。

  □雑記□最近、気候が不安定でしたね。そのせいか体調を崩しました。今日起きたら喉の痛みはほとんど引いてましたが、まだ咳や鼻水が。それからくしゃみもへーちょ、出ます。へーちょ。困ったものですね。話は変わって今日言われたことなのですが、僕って癒し系らしいですよ。改めて自分の口で言うのもおこがましく思いますけど、それは一旦横に置いとくとして。その印象を疑問に思うところもありますが、言われたからにはそうなのでしょうね。自分では疑問に思う印象でも実際にその人はその印象を抱いたわけなのですから。僕は自己と他者によって成り立っているのでしょうし、否定したところでその人にとっての僕の印象は簡単に変わらないと思うので受け入れますが、まあ、そういった面もあるという程度に。やはり同じモノを見ても、同じことを聞いても受け取った側の人によって変わりますからね。例えば――。「べ、別にアンタのためにやったんじゃないんだからね！」Ａの対応：「ひぃ！　ご、ごめんよぅ」Ｂの対応：「はい、ツンデレ！　いい声頂きました！」――みたいな？まあ、必ずしも意見が違うとも限りませんが。例えばＲＹゴホッゴホッゴホッ、に対する皆さんの印象はエ、コホッ、でヌ、ゴホッゴホッ、みたいな？ああ、ちゃんと喋れない。早く咳が治まらないですかね？あと鼻水。それからへーちょ、くしゃみも。□本館情報□「顔のない悪魔」、「野球しようよ！」のキーワードに[Ｋさんとの交流企画］を追加しました。クリックすると別窓でＫさんのウェブサイトが開きます。今まで「野球しようよ！」には［交流企画］としか書いておらず、「顔のない悪魔」にはそれすら書いてありませんでした。［交流企画］だけでは誰との交流企画か分からず、なければなおのことですよね。先日「顔のない悪魔」の登場人物について質問を受けて今更ながら気がつき、修正しました。交流企画を他の方ともやってみたいですね。まあ、まずはＫさんとの交流企画である小説「野球しようよ！」を完成させてからですが。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.05.27

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  その、飾られた絵は……。

  □イラスト□絵チャにて銅眼鏡│さんが描いて下さいました。イラストの人物は拙作の登場人物――左から真田綾人、藤城鈴音です。何度言ったか分かりませんが拙作の登場人物を描いて下さるのは嬉しいですね。□本館情報□GALLERYを更新しました。新しく追加したのは以前２００００Ｈｉｔの記念に頂いたイラスト等です。追加するのはGALLERYページの模様替えを行ってからと思っていましたが、いつになるのか分からないので先に追加することにしました。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。

  2008.05.25

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  その、新たな始まりに……。

  □イラスト□絵チャにてRYU3224さんとＫさんが合作して描いて下さいました。イラストの人物は拙作の登場人物――左から真田綾人、神崎トワです。ＲＹＵさんが線画を、Ｋさんが着色をしてくださいました。御二方が描きあげていく過程を見ていて嬉しく、また楽しませていただきました。なのでＰＣデータを消失した際、一緒に失った時はとても残念に思いましたね。その後、Ｋさんが保存していたのを頂いて事なきを得ましたが。□小説情報□「草薙小太郎のドタバタ道中恋日記」を加筆修正。タイトルを「思緋の色」に変更しました。また「草薙小太郎のドタバタ道中恋日記２」のタイトルも「思緋の色２」に変更しました。絵チャや掲示板等で拙作を読んで下さっている話や感想等を聞いた時に嬉しい気持ちを抱きながら、何とは無しに以前書いた作品を読み返してみました。そして……。それは自分の感性等が変わったからなのか、成長したからなのかは定かではありません。定かではありませんが！読んでいてうぎゃー、となりました。うぎゃー！なので加筆修正をしました。それからタイトル変更も。□web拍手□先日より小説ページの文末リンクに掲示板とweb拍手のリンクを追加しました。それからweb拍手をして下さる方が増えて嬉しく思います。やはり読後、目に入る文末にリンクがあった方が押しやすいのだな、と改めて感じました。以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。

  2008.05.24

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  その、物語が交差する時……。

  □イラスト□RYU3224さんのブログが６００００Ｈｉｔを迎えた記念に描かさせていただきました。また今回はＲＹＵさんのブログにて展開中の看板娘日記にクロスオーバーを。突如、上空に現れた巨大なギガスノイド――スキュラ。昼間現れた“それ”が戦闘機等と火花を散らしている眼前の現実を住民達は呆然と見上げていた。彼らの反応は鈍い。今まで自分達が抱いていた“常識”にない出来事に自分の中で折り合いがつかないでいた。そう、例えるならばテレビ画面の向こう側に見る世界。自分達にとって、それはフィクション。現実には起き得ない出来事。それが今、眼と鼻の先で起きている。そう、眼と鼻の先で。その現実感のなさに、その“非常識”な出来事に彼らは眼を奪われていた。だが――「きゃあああ！」――女性の悲鳴が彼らを現実へ連れ戻す。悲鳴を上げた女性は恐怖に顔を染めて、その場から走り去っていっく。“あれ”は危ない、危険なモノだと認識して。それが引き金となった。１人、また１人と連鎖して逃げ始める。街は一瞬にして阿鼻叫喚と化した。「綾人くん、なんだか大変なことになっているね」「そのようだな」街全体を見下ろせる高台にある公園から綾人と鈴音は逃げ惑う住民達、そして上空で繰り広げられる戦闘劇を眺めていた。「このポラロイド写真の持ち主を探していたら、この街に辿り着いたわけだけど……」「いくぞ、藤城」「助けに行くの？」「そんなつもりはないが……あの中に写真の持ち主がいるかもしれない。まずは聞き出すためにも落ち着いてもらわないといけないからな」「もう、素直に助けるって言えばいいのに」「何を笑っている？　いいか、これから避難誘導マニュアルに沿って行動する。まずは一時避難場所の開設準備だ。俺はこの付近で避難場所に指定されている場所の管理責任者に連絡を取って避難場所の安全確認を要請する。藤城は今回の事件に関するデータ収集を“あいつ”に頼んでくれ。それから――」「藤城。避難状況はどうなっている？」「住民の避難は順調に進んでいる。それからこれが頼まれていたデータだ。そこにもあるが“あいつ”の報告によるとあの“巨大物体”と“黒人形”は時羽財閥が所有する“要塞型巨大ギガスノイド・スキュラ”と“騎兵型ギガスノイド・スヴァルトアールヴァル”であり、また近くで飛行する人影は“戦闘型アンドロイドＨＡＬ”であることが確認された」「時羽か。それで？」「うむ。今回の件は時羽財閥に私怨を抱く御岳寛二の犯行である可能性が高いとの報告を受けている。御岳は時羽財閥に所属させている自作機“戦闘型アンドロイドＬＩＵ”にスキュラを奪取させた後それを使用してこの街を破壊し、その罪を時羽財閥に被せて社会的に抹殺しようとしているようだ。またそのスキュラのコアとして楠晶と言う女子学生が誘拐されたとの報告も受けた」「そうか」「どうする、綾人？」「……これを見るとスキュラの構造は解析済みのようだな。ならば“あいつ”のことだ。スキュラに適した兵器も用意しているはずだ。それを要請して、スキュラを討つ」「……確かに、確かにそれで破壊は可能だろう。だが対象があれだけ巨大であれば攻撃の影響はスキュラだけに留まらず近接を飛行するスヴァルトやＨＡＬ、その空域下の街にも及ぶ可能性がある。また楠晶がスキュラの中にいる可能性も否定できない。彼女達の安全が――」「それがどうした？　住民の避難は進んでいるのだろう。ならば街への影響は問題ない。影響が出た場合の修復はこちらが負担する」「違う！　楠晶やＨＡＬたちの安全が確保されていないと言っているのだ！」「彼女達のことは切り捨てろ。数人の犠牲で街が救われるんだ。十分だろ」「……十分だと？　十分ではなかろう！　彼女達が亡くなって悲しむ者がいることを忘れるな！　なぜ全員を救う術を模索しない！　それを本気で言っているのか、綾人！」「本気だ。今はスヴァルトらが食い止めているようだが、データを見る限り、あれらに勝機があるのか定かではない。無駄に時間を延ばせばそれだけ避難した住民達に被害が及ぶ可能性が高まる。それこそ悲しむ者の数は計り知れない。模索している時間などあるものか」「だが！」「理想は夢の中だけにしろ。現実にそれを求めるな」「綾人――」鈴音が抗議の声を上げようとしたその時、その声は上空で起きた爆音にかき消される。２人が見上げたその先、１つの影が戦闘空域に出現した。「あの機体は……“テンライオー”か。データによると今までギガスノイドを退けてきたとあるが、なるほど。それで住民達から歓声が上がったというわけか。ありがたい。おかげでスキュラの注意を引きつける対象が増えた。これで隙を突いて打って出る機会も増したな」「綾人、あれらを巻き込むのはやめろという私の声が聞こえぬのか！　あれらとてスキュラから街を救うために戦っているのだぞ！　その想いは綾人と一緒であろうが！　それにテンライオーはプラズマエナジーにより武器の強化を行えると聞く。それを用いれば――」「それを封じられて負けたばかりだぞ。短時間で対策が取れているのか怪しいものだ」「……あれらを、テンライオーを信じてみる気にはならないのか？　見てみろ。不安に駆られた住民達の顔がテンライオーの出現と共に変わっていったのを。あれは今の住民達にとって希望なのだ。綾人はそれごと撃ち落せるというのか？　彼等の恐怖だけでなく、希望を共に！」「撃てる。住民の抱く恐怖は時羽財閥と御岳により生まれたモノだ。スキュラ撃墜後、事件関係者の身柄を拘束して対処を取る。それでこの件に関する恐怖は消えて、あの希望は不要になるよ」「……」「……間も無く避難は完了するようだ。それまでにこちらの準備も済ませないとな。藤城はそこであれらを信じていろ。俺は俺のやるべきことをやる」「綾人……」以上、今回はこの辺で。web拍手ありがとうございます。またコメントも確認しました。ありがとございます。

  2008.05.18

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  3rd anniversary

  本日５月１０日に「これがボクの小説部屋」は３周年を迎えました。これも偏に当ウェブサイトと縁のある皆様のおかげです。縁に大小長短は関係なく、その出会いが、その繋がりが僕に様々な影響を与えてくれました。それが僕の中にある世界を広げ、新たな世界を創り続けています。今も止まることなく、歩を進めて。また３周年を記念してＫさんがイラストを描いて下さいました。描かれた面々は拙作の登場人物達です。ほとんどの登場人物をＫさんが読後のイメージから絵に起こしてくださいました。このイラストを、絵に起こされた彼らを見ては様々な思いを抱きました。またそんな彼らの物語を読まれた方が少しでも楽しんで下さっていればと思います。当ウェブサイトと出会った全ての方へ無上の感謝を。２００８年５月１０日　Ｓｉｇｎａｌ

  2008.05.10

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  その、始まりの日を祝って……。

  □イラスト□Ｋさんのウェブサイト「Ｆｉｅｌｄ　ｏｆ　Ｒｏｏｋｉｅｓ！」が本日５月３日に３周年を迎えましたので、そのお祝いにイラストを描かさせていただきました。イラストはカレル・エーベンスベルク。Ｋさんが別館「insideworks」にて連載中の小説「フォルスヴァール戦記」の登場人物です。また本館にて現在第５話まで掲載中の７０００Ｈｉｔキリ番記念小説にカレルを含む「フォルスヴァール戦記」の面々が登場して僕の作品登場人物と一緒に野球をしています。この７０００Ｈｉｔキリ番記念小説はＫさんとの交流企画です。本館では１０００単位ごとにリクエストを頂いて記念小説を書いており、この時もＫさんから「野球」もしくは「スポーツ全般」をテーマにリクエストを頂きました。その時に思ったのがお互いの作品登場人物が一緒に野球をやったら面白いな、と。そこでＫさんにその案と一緒にＫさんもそれで書いてみませんかとの提案をしました。Ｋさんは快く引き受けてくださり、ここに交流企画を行うことが決定したのです。□小説□７０００Ｈｉｔキリ番記念小説の第６話を掲載しました。□ランキング□先月の『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に月間１位（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）になりました。投票して下さった方、来て下さった方、ありがとうございます。今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.05.03

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  その、偽りの物語は……。

  「優衣ちゃまの御通りだじぇ！」□イラスト□ロペス八周さんのブログが８００００Ｈｉｔを迎えた記念に描かさせていただきました。イラストはロペスさんの小説登場人物である霧川優衣さんです。今回は風神の格好をしていただきました。なぜ風神の格好をしているのかというと……。ロペスさんの作品に、この格好で登場しているからです。ｻﾞﾚｺﾞﾄｦﾇｶｽﾅ( ´Д`)σ)Д`)ｻﾞ､ｻﾞﾚｺﾞﾄｼﾞｬﾅｲﾓﾝでは、その作品説明などを。[作品名]風神少女優衣ちゃま[概要]「風神少女優衣ちゃま」はロペス八周さん自身が描く「寓話と呼ばれた男」のセルフパロディ作品。登場人物の性格や設定、作品の雰囲気も本編とは完全に異なっている。またセルフパロディを企画した際には「風神少女優衣ちゃま」以外にも数点の候補が挙がった。それが以下の作品である。奇術を得意として全ての現象には原因があると次々に謎を解いていくプロフェッサー・リルによる推理小説「プロフェッサー・リル」　主演：リーウェル・ケイスター、志貫一大火災の海から救出してくれた糸目の消防士に憧れ、自らも消防士となって災害に立ち向かっていく物語「ファイヤーファイター・アグニ」　主演：ユキエ・Ｒ・クレッシェント、ルドラス＝カルヴァイとある事故に巻き込まれて入院することになった少年とその病院にずっと入院している少女の淡い恋物語「亡者の歌姫」　主演：幸至未来、神風瞬以上３作品を含めて検討された結果、「風神少女優衣ちゃま」の執筆が決まった。またそれに併せてweb Comic化されることも決定する。ただし、Web Comic版「風神少女優衣ちゃま」の物語は同じ舞台の上であるものの内容や設定などが異なっている。これはロペス八周さんがメディアミックスするのならば同じものを作らないという考えを持っているからである。[あらすじ]風神見習いの少女である優衣が修行のために人間界を訪れ、ホームステイ先の少年――総一と共に生活を送る中で多くの人々と交流を育み、成長していくという物語。では次に登場人物の紹介を――ﾀﾜｹｶﾞｽｷﾞﾙｿﾞ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｺﾞﾒﾝﾁｬｲ今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.05.01

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  卯月

  □イラスト□foge4850さんのブログが３００００Ｈｉｔを迎えた記念に描かさせていただきました。「ねえ、綾人くん。あそこにいるのは音子さん達だよね？」「そのようだな」「楽しそうだけど、何を話しているのかな？　そうだ。何を話しているのか、綾人くんの読唇術で読み取ってみせて」「断る。そもそも――」「ならば仕方がない。私がやってみるとするか」【鈴音の読唇術による音子さん達の会話・開始】「見送りは済んだか、９坊」「ああ、すまねえな。待たしちまって」「じゃあ、行くとっすか。それじゃあな、音子の嬢ちゃん。しばらく会えねえが達者で暮らせよ」「何を言ってるの、２のおっちゃん。すぐに３０００２だよ。おっちゃんの出番じゃない」「おっと、そいつは頂けねえな。俺をそんじょそこらの２と一緒にしてもらっちゃ困るぜ」「違うの？」「いいかい、嬢ちゃん。俺達“ヒットレール”上を走る通称“電車ごっこ”の任務をこなす“数字”は０番隊から９番隊までの１０部隊で構成された“十進法”っていう組織にいてな。その同番隊内に序列ってモンがあんのよ。例えば、俺は２番隊一万の位。９坊は９番隊一の位といった感じでな。その序列によって“ヒットレール”を走る“電車ごっこ”内の役割が変わってくる。だから、３０００２の“２”は俺じゃなく、同番隊の一の位が担当するってわけさ。だから次に会うのは……そうだな、１２０万Ｈｉｔの時だ」「ん、どうして？　さっきの話からいくと次に会えるのは１２万Ｈｉｔじゃないの？」「序列ってのはな、何も変わらないわけじゃねえ。“電車ごっこ”は数が大きくなればなるほど先頭に立つ“運転士”が持つ皆を導く強さが要求される。だから自然と導く力の強い者が序列で上に立つことになるんだわ。だから序列ってのは同番隊での強さを表していてな。上の位にいる同番隊の奴よりも強けりゃ、ソイツに代わってその位に就けるってわけさ」「へえ。じゃあ、おっちゃんは十万の位にいる人より強いってことを証明して、その位に就こうとしてるんだね」「おうよ！」「おっちゃんは今でも十分強いのに、まだ先を目指すんだ。志が高いんだね」「まあ、俺もよ。ここは居心地も良いし、次の出番まで嬢ちゃんと一緒にいるのも悪かねえって思ったさ。だがよ、俺は出会っちまったんだ。この９坊とよ」「９坊と？」「ああ……。９坊はよ、この若さで少数である涅槃寂静の位から大数の一の位まで一気に駆け上がってきた奴なんだ」「……。それってすごいの？」「すごいってモンじゃねえぜ。だけど、まだまだだ。９坊は底ってモンをまだ見せてねえ。これだけすげえってのに、まだ上があるんだぜ。それを見てるとよ。俺のくゆってた魂が呼びかけてくんだ。オマエはもう限界か、ちげえだろ。やれねえことはねえ。まだまだいけるだろうがよってな。コイツが見せてくれる上へ上へっていう意志が俺にもまだ先があるって奮い立たせてくれたんだ！　だがよ、そんな９坊を良く思っていねえ奴等もいやがるんだ。序列を決める試合において、コイツの戦い方は非常識やら、その位に位置する程の礼儀がなっていないってやらな、何かと文句を言ってきやがる頭の固い奴等がな。まあ、コイツの礼儀がなってねえってのは確かだがよ。でもな。礼儀がなってねえのは誰もコイツに教えてこなかったからだ。非常識たってよ。コイツのやり方は理に適ってる。今の常識にねえだけで今後常識になるかも知れねえって戦い方よ。今の常識たって、１０年前の常識と全く同じかってんだ。コイツはよ、ただ貪欲なまでに真っ直ぐ上を見て進んでいるだけだってのに！」「おっちゃん……」「っと、いけねえ。ついつい話し込んじまった。あっちで９坊が待ちくたびれてやがらぁ。それじゃあな、音子の嬢ちゃん。そろそろ行くとするわ。田吾作の旦那や魅子の嬢ちゃんにもよろしくな」「うん。おっちゃんも元気でね。戻ってきたら、また剣の稽古をつけてよ」「おう。それじゃあ、達者でな！」【鈴音の読唇術による音子さん達の会話・終了】「どうだ、綾人！　私の読唇術は」「どうだと嬉しそうに言われてもな。読話は対象の口の動きや表情から音声言語を読み取る技術だ。音子さんはいいとして、俺には彼らの口がどこで、どんな表情をしているのかわからない。だから君の読話が全て正しく読み取れているのか判断ができないのだが」「なんだ。綾人もまだまだだな」「……。行こう」「うむ！」「……」「むむっ、あちらから美味しそうな匂いが！　むっ、こちらからも！」「……さっき、２さんが言ったことになっている言葉。あれは俺へのメッセージか？」「……綾人。綾人は綾人の信じる道を進めばいい。たとえ、誰に何を言われようとだ」「……」「っと、これは！　綾人、感じるか？　あの店からこの辺りで最上の匂いが！　どうだろう、綾人。あそこで食事を取るというのは？　いや、聞くまでもないな。では早速、向かうとしよう！」「……まったく。君って人は」今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.04.23

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  設定資料其の三

  □イラスト１□以前、絵チャにてイスナさんのオリジナルキャラクターで人気投票が行われたそうですが、その場にいたら僕は橙さんへ投票しました。と、いうことで今回のイラストはイスナさんのオリジナルキャラクターである橙さんです。イスナさんのブログ「イスナの足跡」が40000Ｈｉｔを突破した記念に描かせていただきました。□イラスト２□絵チャにてシャビさんが描いてくださった――(　ﾟдﾟ) ……(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼ (；ﾟдﾟ) ……(つд⊂)ｺﾞｼｺﾞｼｺﾞｼ 　　_, ._ （；ﾟ Дﾟ）ﾀﾞﾚﾃﾞｽｶ､ｺﾉﾋﾞｼﾞﾝｻﾝ？ﾜﾀｼﾃﾞｽﾖ!(　｀Д´)=◯)`Дﾟ)･;'ｴｴｴｯ！？――僕の自作小説登場人物である神崎トワです。イラストでは“神裂”になっていますが、それは真名なので間違いではありません。□イラスト３□( ﾟ∀ﾟ)o彡゜レスター！　レスター！絵チャにてＫさんが描いてくださった僕の自作小説登場人物であるレスターです。描いているのを見ながら何度もカッコいいと言っていました。□設定資料□前回に引き続き、今回も設定資料を少々。[用語略説]相克結界【そうこくけっかい】［ギフト］ある一族に受け継がれている異能の力。その力の正体は現実世界に自己世界を創造する結界。使用者の自己世界であるため、ここでは使用者の空想が具現化して現実となる。ただし現実と空想の相克により多大な力を要するために使用できるのはわずか数分間である。また現在は統一名称であるギフトに分類され、ギフトランク上位に位置するギフトである。ミラージュ仮面【みらーじゅかめん】［人物］正義の味方を名乗る謎の人物。変身ヒーロー補正により正体がバレにくい。理想と現実の齟齬に苦悩し、それでも自身の正義を貫こうとしてとった姿。ギフトホルダーであり、古来より彼の一族に伝わる“相克結界”を駆使して戦う。「草薙総貴尊　伝承其の三」此方側と其方側の境界を築き、追っ手が来ないことを確認した草薙総貴尊は故郷へ戻る。故郷へ辿りついた草薙総貴尊を出迎えたのは天音姫。そして、天音姫に宿った新しい命だった。その吉報を天音姫より聞いた草薙総貴尊は心より慶び、それを機に故郷を発つことを止めて留まることにした。それからの草薙総貴尊は再び統治の任へ着き、“剣師”として若い戦士を育てていく。また救いの声があればそれに応え、草薙総貴尊は八岐大蛇退治のみならず数々の英雄譚を残していった。――中略――“竜神”の位へ就き、強大な力を操っていた草薙総貴尊であったが、その体は日々竜に侵食されていった。侵食により体の自由を奪われていった草薙総貴尊は修練で兜割りの試斬を幾度と無く試みるも失敗に終わる。己の衰えを痛感した草薙総貴尊は天音姫に嘆きの言葉を残し、激しい喀血の末に倒れた。天音姫は床に臥した草薙総貴尊の命を救おうと虚空蔵琴世に治療を頼み、その甲斐あって草薙総貴尊は意識を取り戻して症状は安定をみせる。草薙総貴尊の様子を見て天音姫は虚空蔵琴世に礼を述べるが、虚空蔵琴世は案ずるにはまだ早いと言葉を返す。虚空蔵琴世はこのままではいずれ竜は草薙総貴尊を喰らい尽くすのみならず、顕現して再び暴れ狂う、と告げた。それから段々と自我を保てなくなっていく草薙総貴尊を見て天音姫は文を綴り、故郷の桜木国にいる双子の姉――天照紅姫に助けを求める。その声に応えて天照紅姫は訪れたが、その時には草薙総貴尊の命は風前の灯であった。草薙総貴尊は死の間際まで天音姫、幼き子や見舞う者達を気遣う言葉を口にして、最期を多くの者が見守る中で迎えた。天照紅姫は草薙総貴尊が崩御すると同時に、あらゆる力を中和して無効化する結界“天岩戸”を展開させて竜の顕現を鎮める。そして虚空蔵琴世は“草薙神剣”と“弧蛇狼”の二刀を用いて、素早く草薙総貴尊の肉体諸共、竜を斬り裂いた。これにより竜の顕現は無くなり、危機は去ったのであった。またこの時の功績により、虚空蔵琴世は“神裂”を冠するようになる。以上。□ランキング□先月の結果（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）を併せて『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に１２ヶ月連続で月間１位になりました。これも投票してくださった方や来てくださった方のおかげです。本当にありがとうございます。□ＬＩＮＫ□本名弘之さんのブログ「METAPHOR」をリンクに追加しました。これからよろしくお願いします。今回はこの辺で。バイバイ。

  2008.04.12

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  設定資料其の二

  駅へ向かう道中に桜が咲き、吹き抜ける風が音を運ぶ。それは鐘声。鳴り響く鐘の音が春の訪れを告げる。そして、だんだんと。だんだんと心地好くなっていく穏やかな陽気が僕の全身を包み込んでいく。その温もりが、その優しい鐘の音が僕を眠りへと誘う。それともこの心地好い場所は、すでに夢の中だろうか。もしそうならば僕は願いたい。ＰＣが真っ白になったのは泡沫の夢である、と。……。ＰＣデータ消失。バックアップを取っていませんでした(つд∩)なので小説関連、イラスト関連のデータも……。今後はしっかりバックアップを取っておかないと。□イラスト１□イラストはシャビさんが描いてくださった自作小説登場予定人物の真田綾人と藤城鈴音。絵チャで描いていただいて載せる予定だった中で唯一残っていたイラストです。□イラスト２□イラストは先日の絵チャで描いた少女。……のはず。確かこんな感じだったかな、と。彼女を見て挙げられたキャラからは遠退きましたが。ｼﾞｬｱﾁｶﾞｸﾈ?(　･Д･)σ)Д`)ｱｩ□設定資料其の二□前回に引き続き、設定資料を少々。小説関連――設定資料も泡沫の如く……。[用語略説]ギフト【ぎふと】［名称］異能力の総称。所有者をギフトホルダーと呼ぶ。“世界大異変”以降、世界各地で異能力に目覚める者が続出。それに伴い、それまでにも存在した魔法や超能力等と呼ばれていた類の異能力を含め、統一名称を“ギフト”とした。ギフトは「自己世界の確立」等によって使用可能となり、そのギフトは使用者の在り方に影響されるため、発現する現象が異なる。またギフトは査定により、ランク付けされる。ギフトフォール【ぎふとふぉーる】[名称]ギフトの暴走状態を指す。様々な要因により、ギフトホルダーの制御下より外れた場合に起こる。フィードバックにより能力の低下や消失、また最悪の場合は命に関わる。作中では“ハンシーク事件”の犯人が該当する。グロウザギフトカリキュラム【ぐろうざぎふとかりきゅらむ】[名称]ギフトホルダーとしての覚醒やギフトレベル向上のため等に組まれたカリキュラム。“世界大異変”の原因を解く鍵として注目された“ギフト”を研究していく過程で出来上がっていった副産物。現在もカリキュラムの質を高めるため、見直しが定期的に行われている。またギフトは人により異なるため、そのギフトホルダーに適した訓練カリキュラムが与えられる。ダブルギフト【だぶるぎふと】[名称]２つのギフトを所有するギフトホルダーを指す。これまで数多くの実験が行われたが精神や肉体への負担が大きすぎることから実現不可能とされている。しかし、作中で“ミラージュ仮面”が“ポーンブローカー”の力を借りて一時的にダブルギフトとなる。「草薙総貴尊　伝承其の二」婚礼“天の御柱”を終えた草薙総貴尊は天音姫を連れ、故郷へ急いだ。天音姫がなぜ急ぐのか尋ねると草薙総貴尊は八岐大蛇の血を浴びて死の淵を彷徨った際、そこで母に逢ったという。草薙総貴尊達が故郷に着くと、果たして母は黄泉に赴いたと父に告げられる。それを嘆いた草薙総貴尊は母へ逢いに行くと天音姫を置いて故郷を発つ。――中略――草薙総貴尊は“導き手”八咫夜産霊の命により遣わされた鳥の案内で黄泉路を通り、黄泉の国へ辿り着く。その入り口を少し行ったところで草薙総貴尊は母と再会を果たし、別れの言葉を告げた。草薙総貴尊は惜しむ心を振り払って母を見送り、来た道を引き返すことにする。しかしそこへ黄泉の醜女が現れ、黄泉から出すまいと草薙総貴尊に襲い掛かってきた。草薙総貴尊は黄泉の醜女を振り払いながら出口を目指して走り続ける。だがそこに黄泉軍までもが草薙総貴尊を捕らえようと追ってきた。それでも黄泉比良坂の坂本に辿りついた草薙総貴尊は、坂本にあった桃を投げて黄泉の醜女や黄泉軍を追い払った。そして、そこにあった大石で黄泉路を塞ぎ、それを此方側と其方側の境界とした。以上。また、この伝承は「黄泉の国」等をモデルにしています。今回はこの辺で。web拍手ありがとうございました。

  2008.03.30

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  設定資料其の一

  □イラスト１□絵チャにてＫさんが描いて下さった僕の小説登場人物――草薙小太郎です。もう何度も言っていますが、言います。やはり自分の小説登場人物を描いていただけるのは嬉しいですね。しかも、絵チャなので出来上がっていく工程も楽しめました。もう見ていて嬉しいのなんのって。顔が綻んでいましたね。このイラストには続きがあって桜木あかねの暴走も描かれます。ですが、今回はこちらを。□イラスト２□xx雫xxさんが描いて下さった僕の小説登場人物――織田真太郎です。シンさんを初めて描いてから間もなく頂いたのが上のイラストです。まさかこんなすぐに描いてくださる方がいるとは思いませんでしたね。なので描いて下さったのを見た時は嬉しく思いました。□設定資料其の一□だいぶ以前の話になりますが「自作小説の世界観でも語ってみますかね？　設定とか色々と」と言ったことがあります。その時、聞いてみたいと言う声もいただいていました。今回は、そんな自作小説の設定資料を少々語ってみようかと。まあ、都合により設定が変更になる場合もありますが。[王都ＭＡＰ]今回イラストを頂いた草薙小太郎、織田真太郎の登場する物語の舞台である“王都”のＭＡＰです。コタローの家や彼らが通う“王都学園”などは第１特区にあります。また舞台となっている“王都”は東京都をモデルにしています。[用語略説]王都【おうと】［場所］王都は日本の本州東部に位置する都道府県の１つであり、日本の首都機能が置かれている王都特別区および麒麟地方の２地域からなる。王都圏の人口は世界各地の大都市圏よりも多く、世界最大の都市を形成している。それにより交通機関も発達して同様に世界最大の交通網を誇る。また国内総生産も王都のみで世界上位の国に匹敵する世界最大の経済都市としても知られている。さらにその経済力を手にして以降、日本は食に対する強い拘りをもつようになる。その結果、日本では世界にある料理の多くを堪能できるようになり、中でも王都は美食の都と称えられるようになった。そして“ギフト”に関する研究も他国の１０年先を進んでおり、王都で開発された“グロウザギフトカリキュラム”は他国でも利用されているほどである。「草薙総貴尊　伝承其の一」――遙か昔。混沌が陰陽に離して天地と成った天地開闢より幾星霜を経た時代に草薙総貴尊という青年がいた。草薙総貴尊は武術に長けた草薙一族の者であり、若くして最強の剣士に与えられる称号“剣師”を戴いた剣士。その“剣師”としての顔とは裏腹に天真爛漫で初対面の相手とも親しげに話すことができる陽気な人物であった。また好奇心旺盛な草薙総貴尊は様々なものに興味を持ち、界隈の子供達とよく探索に出て遊んでいた。しかし、それだけでは草薙総貴尊の探究心は止まらなかった。ついには親より与えられた土地の統治を他者へ委任して、しばらく旅に出ることにしたのであった。――中略――河川沿いに旅をする草薙総貴尊はその河川群にある国へと立ち寄った。そこで草薙総貴尊は国王の娘である天音姫と出逢う。慈愛に溢れ、いつも笑顔で落ち着いている天音姫に草薙総貴尊は恋に落ち、また天音姫も草薙総貴尊の人柄に惹かれていった。それから時が流れ、ついに草薙総貴尊は天音姫へ求婚をする。しかし、天音姫は涙を流して断った。まさか断られるとは思っていなかった草薙総貴尊が尋ねると天音姫は、その理由を語り始めた。国土を広げようとして山を伐採したことが山神の怒りを買い、毎年決まった時期に“八岐大蛇”という竜が現れて暴れていくという。その姿は八頭八尾で背中に苔が生え、腹は致死の血で爛れており、国を囲う八つの山々にまたがるほど巨大な竜で誰も太刀打ちできないでいた。今年もその八岐大蛇が訪れる時期が近づき、山神の怒りを鎮めるために天音姫が今年の生贄に選ばれて献上されることになった。それを聞いた草薙総貴尊は天音姫を守るため、八岐大蛇退治を買って出る。それから毎年八岐大蛇が山の河川より襲ってくることを聞いた草薙総貴尊は八岐大蛇退治に賛同した国兵と共に河川へ拘束するために河川を掘削し、堤防を作って対策を取っていった。その準備が整ったところへ、ついに八岐大蛇が現れた。八岐大蛇は草薙総貴尊達が用意した策へ見事にはまり、草薙総貴尊達は八岐大蛇の動きを封じることに成功する。勢いに乗った国兵達は身動きの取れない八岐大蛇へ一斉に斬りかかったが、誰も八岐大蛇に傷をつけることが出来なかった。そこで草薙総貴尊は“剣師”の称号と共に授かった神剣“狐蛇狼”を抜き、誰も傷をつけられずにいた八岐大蛇を切り刻んで退治したのであった。すると八岐大蛇が倒れた場所に今まで見たこともない金属が現れ、草薙総貴尊はそれを国へ持ち帰る。国民に英雄として迎えられた草薙総貴尊は八岐大蛇の返り血を大量に浴びたことにより、その晩から病床に伏すこととなった。天音姫の甲斐甲斐しい看病の末、死の淵より生還した草薙総貴尊はその身に八岐大蛇の力を宿して空位となった“竜神”の位に就くこととなる。また持ち帰った未知の金属は名工として世に知られる天目一命に打ち鍛えられ、完成した剣は“草薙神剣”と名付られて草薙総貴尊の手元に戻った。そして草薙総貴尊は再び天音姫に求婚をして、無事に２人は結ばれることとなる。以上。また、この伝承は「八岐大蛇退治」をモデルにしています。今回はこの辺で。バイバイ。

  2008.03.18

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  0314

  綾人君は少し照れ屋さんなのです。□４コマ□ホワイトデーはバレンタインデーのお返しにキャンデーを贈る日。それに倣い、綾人も鈴音へキャンデーを贈ることに。ただ照れ屋な綾人は、つい全力遠投してしまいましたとさ。まったく困ったものですね(´ー｀)ちなみに。トワへのお返しは雑誌の特集などを参考に試行錯誤して豪華なお返しを贈ったとか。□小説関連□消えない。消えてくれない。……消したいのに。こんな記憶は消してしまいたいのに。なのに消えない。それは体験してしまったから。この体が、頭が、心が、記憶してしまっている。忘れることはあっても、それは自分の中に沈んでいるだけ。忘れたいという気持ちが重石となってその記憶を沈める。そのつらかった出来事を。その悔しかった出来事を。その悲しかった出来事を。なのに、なぜだろう。この記憶は沈んでくれない。もう会いたくないから沈めたいのに。もう傷つきたくないから沈めたいのに。忘却は、そのためにあるのに。なぜ、この記憶は沈まないのだろう。沈んで。鎮んで。沈んで。シズンデ。沈んで。しずんで。沈んで。静んで。しズんで。――お願い、死ズンデ。ギフトブレイカー・第１章「真っ赤な瞳の少女」幕間―記憶削殺―なぜだろう、いつも一言多いのは。そのせいで俺の世界は壊れていく。そんなつもりはないのに。そんなこと言おうとなんて思っていないのに。けど、勝手に口がそれを言う。言いたくないのに。そんなこと思ってもいないのに。俺は後悔する。なぜ言ってしまったのだろうと。なのに、繰り返す。また言ってしまう。そして、また。また。また。……また。なんて自分勝手な口なんだろう。俺の意思なんて関係なく勝手なことを口走って。もう、俺は知らない。どうせ壊れてしまったんだ。勝手に喋ってろ、天邪鬼。ギフトブレイカー・第２章「ノーフェイス」幕間―天邪鬼―タイトルをつけても、それは仮定。実際に話へ組み込むか、そしてこのままで行くのかなども未定。それは以前載せたモノに関しても同じく。設定は完成まで変動していく。そして、この作品の前に他の作品を完成させねば。□ランキング□先月の『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に月間１位（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）になりました。投票して下さった方、来て下さった方、ありがとうございます。それからweb拍手ありがとございます！今回はこの辺で。バイバイ。

  2008.03.14

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  如月-七

  □イラスト□イラストは自作品の登場人物。ブログでのトワに合わせて中等部時代の彼らを描きました。彼らを絵に起こすのは今回が初めてですね。今回このように今まで文章だけで存在していた彼らを絵に起こしてみて、読んで下さった皆さんはどのような姿を思い描いて読んでいたのだろうかと興味がわきました。やはり、同じ文章を読んでいても思い描くものは違うと思いますからね。だからその思い描いていた姿を描いてくｄ（　・A・）=Cく ´Д｀；）ｲﾀｲﾉﾃﾞｽｶﾞそれにしても……タッキーはもっと太やかに描くべきだったな、と。また彼らの登場する作品名を「思緋の色」に変更する予定。併せて書き直しも。それからまだ絵に起こしていない登場人物もいますが、誰か描いてｋ (　｀Д´)=○)`Дﾟ)･;'□バトン□foge4850さんからバトンが回ってきました。では早速。1 ブログ名を、お答えください。 「真昼の夜」2 ハンドルネームをお答えください。 ここでは「真昼の夜」です。3 ブログを始めた日をお答えください。２００５年１１月１０日本館を始めてからちょうど半年後ですね。4 さて、問題。始めて何日?? ８４１日言い換えると２年１１１日目でぞろ目ですね。5 でわ、今までの訪問者数は?? ２５５４０6 さて、問題。一日の平均訪問者数は?? ３０アクセス記録を見ると楽天ブログ以外から来てくださる方の方が多い気がします。ブログ更新した日以外では。7 何を重視したブログを作っていますか?? 当ブログは本館の日記的位置づけです。 日記的位置づけですが、それ以外のこと、例えばＳＳを書いたり、イラストを描いたりしています。8 では、後で、楽天ブログのトップページに行き、その言葉を使ってキーワード検索してみてください。では、後で。9 ファン様は何人いますか?ファン様って誰ですか？10 コメ数は、全部でいくつですか?? 知りません。11　記事についてですが、基本的にあなたは、 　　01数多くの記事をアップする派 　　02内容の濃い記事をアップする派 　　03両方に当てはまる 　　どれですか?? どれでもないです。だって前回の記事なんて（以下略12　ブログは、毎日アップ主義者ですか??それとも、自分のペースでアップする派ですか?? マイペース派です。13　ブログをする上で、『夢』はありますか?? 多くの方と交流ができ、そして楽しめればなって。14　次に回す人、5人のブログ名をお答えください。 次などない。ここが終着駅だ。15　その5コのブログの、イメージカラーをお答えください。 それが最期の言葉でよろしいですか？以上。それからweb拍手ありがとうございました。今回はこの辺で。バイバイ。

  2008.02.28

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• 如月-六

  そういえば――中略――でしたね。

  2008.02.24

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  如月-五

  「9.xy,dr@hxys26:@xytof@syt@j0zwgjdq9」「ん？　ああ、ありがとう。どれどれ」「……3k9.xy」「何だい？」「0qdkbsf@6tdekw@t@」「ああ、トワの言語能力を変更したままだったね」「ｆ7hms@dwhq@xe1」「それにも法則があって何を言っているか通じるから問題ないよ。『dr@hxy』が『雫さん』で『s26:@xy』が『fogeさん』だよね？」「『q@9,/』zw0qdigtuew@hq@xe91」「さて、早速バトンをやってみようか」「r.-1/ 44,3ebyq@:w@uh,bsf@m4du4sf6mzwmejpyw@dq」【自分取り扱い説明書】製品名：真昼の夜対象年齢：取扱者の年齢に準ずる。適正動作環境：眼で周辺環境を走査して自動的に調整を行うため、現在地を適正動作環境とする。製造元：太陽と月が交差した時、その観測可能地点を製造元とする。製造日：前製造日より18年＋10日＋8時間後。次回製造予定日：2009年7月22日。保証期間：ダイヤモンドリング発生中。価格：非売のため、価格無し。【以下の動作方法】 話す：話しかければ話す。ただし、その話に対しての回答のみ。話を重ね、友好度が一定値に達すると話しかけた内容以外の話も行うようになる。誘う：友好度の低いうちに「誘う」を行っても失敗率は高い。「話す」を重ねて友好度が一定値に達すると「誘う」の成功率が上昇する。笑わせる：面白ければ笑う。友好度により「笑う」の質が変わる。友好度が低い場合、笑い声が乾いていたり、目が笑っていない可能性あり。泣かせる：琴線に触れる話をする。ただし失敗した場合、冷めた目で見られる可能性あり。怒らせる：癇に障る行動を取る。友好度補正あり。ただし友好度が高ければ緩和するとは限らず、逆にひどくなる場合あり。謝らせる：罪悪感を与える。ただし失敗した場合「怒らせる」に動作変更する可能性あり。倒す：シューティングゲームに誘う。苦手なので簡単に倒すことが可能。ただし前提条件として「誘う」を成功する必要あり。相談する：相談されれば話は聞く。その時の対応は友好度により変化。騙す：言い回しを変えたり、話の中に騙すべき情報をさりげなく交えて話す。友好度により警戒心の変化あり。味方にする：味方になるように交渉する。友好度が高く、メリットが少しでもあれば味方になる。服従させる：どちらが上なのかを行動で示す。ただし表面上だけ服従している場合があり、服従後の警戒が必要となってくる。【メンテナンス】 故障かな？と思ったら以下の事柄をお試し下さい。 １、 静かになったら⇒睡魔と交戦中。声をかければ何かしらの反応を示すはず。２、変な顔してたら⇒自分の世界に浸っている可能性あり。戻ってこない危険があるため、呼びかけてみる。３、ため息をついている⇒よほどのことがあった可能性あり。声をかける、そっとしておくなどの対応を取る。４、何もしてないのに怒り始めたら⇒自分の胸に手を当てて何かをしていないか考えてみる。【本製品に関するお問い合わせ先(回す人)】部品交換業者→僕のどこを交換しようってのさ！　さ、触らないでよね！ボイスチェンジ→あっ、あっ、あー。コホン。あめんぼあおいなあいうえお。洋服デザイン→洋服デザイン？　ほう、オーダーメイドを。そうだね、では――。化粧業者→化粧か。あの日のことを思い出すな。機能変更業者→勝手にいじらせてたまるか！　僕は自分の意志で自分を変えるんだ！製品の組み立て→僕を組み立てるだって？　無理だね。僕は唯一無二の存在だから。製造日の矛盾？　何を言うかと思えば、そんなことか。してないよ、矛盾。次に現れるのは僕であって僕ではない僕だ。もちろん、僕の前に現れた僕もだ。最終検査→か、体の隅々まで見せて下さい！？　だ、だめだよ。そんなこと。だって……。と、とにかくだめだよ！運搬業者→僕を売るつもりか？　そうは問屋が卸さないぜ！「以上。今回はこの辺で。バイバイ」

  2008.02.17

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  如月-四

  □イラスト□バレンタインデーにトワから貰ったチョコを鈴音に食べられたことで湧き上がった静かな怒りを無言の背中で語る綾人と喰らってしまった罰として夕食抜きを言い渡されて涙する鈴音の図。

  2008.02.15

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  如月-三

  □イラスト□相互リンクしている銅眼鏡・改さんのブログが１２００００Hitを突破！おめでとうございます！そのお祝いにイラストを描かさせていただきました。よろしければ、お持ち帰り下さいな。□小説関連□「すみません」と、僕は謝った。そこには誤りに気づき、それに対して反省する「すみません」という謝罪の気持ちがある。そこには誤りを気づかせてくれたことに対して「ありがとう」という感謝の気持ちがある。だけど――「すみません」と、僕は謝った。――罪悪感の気持ちは謝絶しない。その誤りに対しての「すみません」が代謝しない。誤りを認め、それを反省して、次の糧とする。それは代謝せず、持ち続けなくてはいけない。だけど……罪悪感が抜けていかない。だから――「すみません」と、僕は謝った。――謝り続ける。自分の気持ちが楽になるまで。そう。自分の気持ちが楽になるまで。そこにはもう相手への謝罪と感謝なんて存在しない。あるのは自分のことだけ。相手なんてどこにもいない。「すみません」と、僕は謝った。最初の「すみません」で相手は僕を許して「気にしなくていいのに」と言っているのに。それでも消えない気持ちがある。拭えない気持ちがある。「すみません」と、僕は謝った。自分のために。相手のためではない自分のために。――だったら、こういうのはいかが？彼女は僕に道を示した。真っ赤な瞳を真直ぐに向けて。ギフトブレイカー・第１章「真っ赤な瞳の少女」幕間―過剰な罪悪感―の一場面。プロローグも書いていない。というか、それ以前にまだまだ話が。大まかな考えのみだけが先行していく……。そうだな。まずは――。

  2008.02.11

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  如月-二

  □イラスト□先日誕生日を迎えまして、そのお祝いにシャビさんとxx雫xxさんに描いていただいたイラストです。ちなみに僕と左で“何か”を差し出している人物は一切関係ありません。が、どうやら祝ってくれているようです。なんていい顔しているんだ、彼は。とりあえず作り笑顔で「ありがとうございます」とだけ伝えておきましょう。それから、その差し出す“何か”を食せと言うのでしたら丁重にお断りする所存であることも伝えねば。そしてシャビさんと雫さんに笑顔で感謝を。もちろん、作り笑顔ではなく、心からの笑顔で。□小説□以前書いた作品の続編をプロローグから第２話まで掲載しました。また、その以前書いた作品をそのうち書き直そうかと思っています。その作品の世界観を軸に幾つもの作品を書いているうちに世界観が以前より出来上がっていったので。それから……その作品のタイトルを変えようかな、と。コメディ以外にも色々描こうと思ったら、このタイトルはどうかと。どうしよう、タイトル。何がいいでしょうね？

  2008.02.10

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  如月

  「夜さん。銅眼鏡・改さんとfoge4850さんから好きな人バトンが回ってきましたよ。よかったですね。好きな人に選ばれて」「嘘だね」「笑顔で否定！？　まったく天邪鬼さんですね、夜さんは。そんなだから、フラグブレイカーと呼ばれるんですよ。ほら、前に女の子から――中略――だったでしょ？　って、今度は中略！？」☆好きな人バトン☆●ルール●バトンを回す時は自分がスキだと答えた人に必ず回す。●バトンを回してきた人もスキな人の10人うちにいれる。●年齢を知っていても知らなくても必ず言う。●素直に答える。◇あなたのスキな人の名前を10人述べよ。・xx雫xxさん・foge4850さん・RYU3224さん・シャビさん・イスナさん・ロペス八周さん・雨月めたりんさん・銅眼鏡・改さん・Ｋさん・龍天さん……仕方がなかったんだ。僕が選べるのは10人までなのだから。結局、誰かを外すしかない。外すしかなかったんだ！だって、そうだろ？僕のこの両手では全員を救えない、救えないんだ！全てを救おうとしても、この手から零れ落ちてしまう……。理想は全員を救うこと。だけど、それは理想にすぎない。そんなことは、そんなことは僕には不可能だ！ああ、わかってる！　そんな幻想、ぶっ壊したいさ！　だけど、だけど、僕にはできないんだ！だったらせめて！　せめて救える者だけは、絶対に助けてみせる！僕の全てを賭けて！「夜さん。小芝居はいいですから、早く進めましょうよ」◇最初に出会った時の気持ちは？・xx雫xxさん蒸発したり、凍ったりしないために今までどれほど苦労をされてきたのだろうか、と。また、そう思った僕の眼から大量の雫さんが出てきそうになり、そこで「はっ、量産型なのか！？」と驚いたとか驚かなかったとか。・foge4850さん「頭は隠れているけど、顎は隠れていないですよ」と、紙袋を被る彼にこっそり教えてあげるべきかどうか小一時間悩んだとか悩まなかったとか。・RYU3224さん「すごく……ぬるぬるです……」と、思ったとか思わなかったとか。・シャビさん御近付きの印として贈るなら、クヌギの樹液にするか、皀莢の樹液にするか、迷ったとか迷わなかったとか。・イスナさんなんて可愛い小動物だろうか、と。最初に頬をプニプニするべきか、それともお腹をプニプニするべきか、もういっそのこと連れて帰るべきか、自分会議が開かれたとか開かれていないとか。・ロペス八周さん生足が好きなのか、アルクェイド・ブリュンスタッドが好きなのか、それとも両方なのだろうか、と。まあ、とにかく書き込みありがとうございます、と思ったらしいですよ？・雨月めたりんさんほんわか、ふわふわ。・銅眼鏡・改さんダンボールに花が咲いているのか、頭に直接咲いているのか、聞いてみたかったとかそうでもなかったとか。・Ｋさん感想ありがとうございます！　ひゃっほい♪とりあえず、脳内にて歓喜のダンス大会が行われたとか行われなかったとか。・龍天さんあだ名通りか、と。◇年齢を予測せよ。下・foge4850さん・xx雫xxさん・ロペス八周さん・銅眼鏡・改さん・龍天さん・イスナさん・Ｋさん・雨月めたりんさん・RYU3224さん・シャビさん上◇その人からイメージするものを3つ・xx雫xxさん雫ﾉｼs・foge4850さん顎紙袋ハンドボール・RYU3224さん看板娘日記エロスぬるん・シャビさんカブトムシバロック屋車・イスナさん自画像絵文字エロ可愛い・ロペス八周さん神話東方格闘技・雨月めたりんさんふんわり優しい可愛い・銅眼鏡・改さんダンボール花絵チャ・Ｋさん多才スポーツマリみて・龍天さんロボットＰＳＵＳＲＣ◇その人に伝えたい事は？・xx雫xxさんカッコいいイラスト、可愛いイラスト等幅広い作風を内に持っている方なんだなと思います。また素直な性格で吸収力があり、故にすごい勢いで成長していんだなって。それは雫さんが持っている大きな魅力の１つです。だから、これからもそうであってほしいな、って勝手ながら思いました。それから１００００Ｈｉｔおめでとうございます。上のイラストは、そのお祝いイラストです。一度やってみたかったipod風に描いてみました。よろしかったらお持ち帰りください。・foge4850さん１枚目より２枚目。２枚目より３枚目、と描くごとに進化を遂げていくその成長の速さは凄まじいな、と。その姿を見ていて。上へ上へと駆け上がっていく姿を見ていて。僕は羨ましく。けれど、それ以上にその成長を見ることを楽しんでいて。これからも素敵なイラストを描かれていくんだな、それを見れるんだなって楽しみに感じています。それから実際にお会いできて嬉しかったです。それに楽しかった。また機会があれば是非お会いしましょう。・RYU3224さん当ブログにて何度も酷い扱いをしてしまってすみません。そんなことができるのもＲＹＵさんなら、きっと笑って許してくれるだろうっていう勝手な解釈があって。それも僕がＲＹＵさんに抱く印象がさせるんだろう、と思っています。気さくな人っていう印象が。それからＲＹＵさんの描くほんわか温かみのあるイラストが好きです。また、そんなＲＹＵさんが生み出した魅力的で可愛い看板娘達が織り成す看板娘日記の更新を楽しみにしています。これからどんな展開になっていくんだろう？　これからも魅力的な子達が新たに出てくるのだろうか？うん、楽しみ。楽しみだなって。そんな感じに。・シャビさん絵チャでご一緒させていただいて、皆さんが言うとおり、素敵な絵師さんだなって感じて。何度も会って、話を重ねて。皆さんが言う“素敵”は絵師としてだけではなく、シャビさんの人柄が相まって思わせるのかなって。それから。シャビさんに描いて頂いたイラストにはＳＳの挿絵にも使わせていただいたモノもあり、そのおかげで物語の雰囲気も変わってありがたく。また、小説を楽しみにしているという言葉も嬉しく。重ねての感謝をここに。・イスナさん「でもそんなの関係ねぇ！」を長いことイスナさんが考えたのものかと思っていました（笑）まあ、それは置いといて。絵チャで知り合い、どんな方だろうとブログへ遊びに行き、開設１日目から見ていきました。その中で見た漫画の数々はどれも面白く、楽しませていただいて。それからはイスナさんが新しい漫画を描くのを楽しく待っている自分がいて、そして実際に楽しめて。それはきっとイスナさんの描く絵が好きで、描かれるキャラクターが好きで、そして生み出された物語が好きだからかなって。だから作画過程バトンでも、ついそんな好きな絵描きさんの手法を使ってみたくなったんでしょうね。・ロペス八周さん以前、絵チャにてロペスさんとした小説談議は楽しかった思い出の１つ。またそのような機会を持てれば、と思っています。それからロペスさんの描く物語の設定を見て、楽しませていただいています。こういう設定など読むのが好きなんですよね。読んでいて、実に、実に楽しい！それに作品自体も面白くって。最初に読んだ時、その戦闘描写が見事だなって感じたのを覚えています。この作品の続きを、結末を、楽しみにしています。・雨月めたりんさんめたりんさんの作風が好きです。僕もめたりんさんが書いたような優しい小説を書きたいな、と思っています。これからも書かれるであろう作品を今から楽しみにしています。また、めたりんさんから頂いた小説に関する感想は今まで頂いたことのない言葉もあり、新鮮でした。新しい言葉は、僕に新しい“何か”をくれました。ありがとうございます。・銅眼鏡・改さん銅さんが絵チャを開いていなかったら、僕は絵チャで知り合った皆さんと知り合うことはなかったかもしれません。もしかしたら、イラストも描かなくなっていたかもしれません。今とは違い、小説のみのサイトだったかもしれません。もちろん、これはifの話。実際は今、ここにある形をしています。だけど、この様々な出会いのきっかけをくれた銅さんに感謝を。銅さんに多大な感謝を！・ＫさんＫさんが自作登場人物を初めて描いてくれた時の喜びは今もなお消えることなく僕の中にあります。初めてそれを見た時、嬉しくって、本当に、本当に嬉しくって。その想いは留まることを知りませんでした。それからも新作を書く度に、その作中に登場する人物のキャラクターデザインを描いてくれて……。新たに作品を書いている最中、それを楽しみにしている自分がいました。こういった嬉しいことがなかったら、今もなお小説が続いていることはなかったかもしれません。だからこそＫさんに、Ｋさんに無上の感謝を！・龍天さんウェブサイトを作成しようとした時、小説を書いた時、その他色々な場面で龍天さんには助けていただきました。その助けがなければ、ウェブサイトを完成させていなかったかもしれません。その助けがなければ、皆と出会うきっかけとなった小説が書けていなかったかもしれません。ありがとう。龍天さんへ、変わらずの感謝をここに。なんてね。「なんです、最後の『なんてね』は？　アレですか？　照れ隠しですか？　照れ隠しですね？　夜さんは――中略――ってことがってまたですか！？　私に発言権を！　発言の自由を返してく――」「以上、好きな人バトンでした。それから先月の『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に月間１位（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）になりました。投票して下さった方、来て下さった方、ありがとうございます。では今回はこの辺で。バイバイ」

  2008.02.03

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  睦月-六

  「RYU3224さんのブログ「JUNK ISLAND」が５００００Ｈｉｔを突破されました。おめでとうございます！」「おめでとうございます！　ところで夜さん。私のアイコンはまだ表示されないんですか？　って、隠し文字になってる（2008/01/27現在）！？　スルーや言葉の割り込みでは飽き足らず、今度は隠し文字ですか！？　なんだか扱いがひどくなっているかも！」「上のイラストはそのお祝いに描かさせていただきました。イラストはRYUさんのオリジナルキャラクターである天童寺亮（本名：田中宏）君です。よろしかったらお持ち帰りください。また今回は、その他にお祝いＳＳも書かさせていただきました。楽しんでいただければ幸いです。それでは、どうぞ」　夜。空は鉛色の雲に覆われ、暗く重く。　けれど、彼――田中宏が走る世界。冷たく、けれど優しい風に乗って、ふわりわりと雪が踊っている。白い息は置いてけぼり。肩は激しく上下して、視線は先に見える高台の公園。急ぐ彼の先は、まだ誰も踏んでいない冬色の絨毯。後ろには彼の足跡だけが点々と続く。　それも舞い踊る雪たちによって綺麗に整え直され、再び世界は白銀一色。まるで世界には誰も存在しない錯覚を与える。　だけど実際はそんなことなく、街を見下ろせる位置へ設置されたベンチに白いコートを着た少女が1人、座っている。その姿は雪景色に溶けてしまいそうなほど悲しく、彼の目に映った。「何よ、走ってきたの？　まだ３０分も前なのに」　彼女――大河内小夜子は少しあきれた顔で出迎える。　そんな彼女を見て、彼は呼吸を整えながら思う。　その３０分前に真っ赤な顔をして待っている君はどうなんだよ、と。　だけど、彼はそれを口にせず、黙って彼女の横に雪を払って座った。街は所彼処で灯りをともし、きらきらと白銀の世界を照らす。その風景は夢景色。「まだ時間まであるんだから、もっとゆっくり来ればいいのに。もっと。そう、ゆっくり」　視線を合わせることなく、その夢景色を見ながら彼女は白い息を吐き、笑う。　ひどい言い草だな、と彼は思う。けど、思うだけ。言葉に出さず、ただ思うだけ。「けど、いいかな？　時間まで、ここでこうしていても？」　彼女は彼を見ないで、その夢景色から視線を外さずに尋ねる。　彼は言葉ではなく首肯で答える。言葉を放つのさえ、彼女の邪魔をしてしまいそうだから。　彼には分かっていた。　この街で過す最後の日。彼女は彼ではなく、この景色と別れを告げにここへ来たということが。　彼女はこの景色が好きだ。　それを知ったのは、とある日の放課後。この場所で街の景色を眺めている彼女に声をかけたから。　声をかける前。それまでも彼は、ここで彼女の姿を見かけていた。　でも、見かけるだけ。声はかけなかった。　だけど、思っていた。そう、思うだけ。なんで、そんなに寂しい顔をしているのか、と。　けれど、結局声をかけた。　日を重ね、彼女との距離が縮まったから。彼女が自分にとって身近な存在になったから。　そこで知る。彼女はこの景色が好きだと。　落ち込んだり、悲しいことがあったら、この景色を眺めていると気持ちが晴れていくのだと。　だけど、彼は一度も聞いたことがない。いや、聞けなかった。　なんで落ち込んでいるのか。なんで悲しいのか。「……雪景色、綺麗ね。本当に。うん、本当に綺麗」　彼女の声だけが彼の耳に届く。街の音が届かない、２人しかいない公園の中を１人だけ歩くように。　そして。「ありがとう」　だからこそ、彼女の声が震えているのがはっきりと彼に伝わった。「ありがとう。いつも……一緒にいてくれて。それから……それから――」　顔を見なくてもわかる。彼女は彼の前で初めて涙を流している、と。　最後の言葉が言えなくなるほどに。「カット！」　公園にその声が響くと、辺りを支配していた緊張感が解けてざわめきが起きる。　そのざわめきの中、１人――楠晶は抜け出して、ベンチに座る２人にお茶を配った。「２人共、お疲れ！　はい、暖かいお茶だよ。委員長、すごい演技だったね」「そ、そうかしら。ありがとう」「サンキュー、姐さん。いやぁ、マジで疲れたぜ」「よく言うよ。自分のミスで何テイクも重ねて。挙句の果てに台詞までカットなんてね。たまに感謝しなよ。即興で台本直してくれたんだから」「だって仕方がないだろ。俺はこういう、なんていうの？　シリアスつーか、静かな感じはだめなんだよ。俺にはもっとこう熱い、っていうか、熱血っていうか、グワッって感じの――」「同じ意味じゃん。終わってから何言ってんのさ。分担はくじ引きで決めるって言うルールだったろ？　それで主演がヒロ坊と委員長で脚本がたまって感じで決まっていって。何より無事にクランクアップ出来たんだからいいじゃん。な？」「まあ、そうだけどさ」　１月某日。　彼らは学園主催の映像コンクールに出展するため、ショートムービーの撮影を行っていた。「で、これってなんてったっけ？　なんかの作品の一場面を使ってんだっけ？」「……そう」　二人の会話にたまはすぅっと入り込み、首肯と共に答える。「今回の脚本は……起承転結の転だけを行うことにより……それ以外の部分は視聴者に楽しんでもらうことにしたの」「こういうまとめ方も面白いよな。アタシもこの作品読んだけどさ……って何よヒロ坊。その『姐さんが読書？　だめだ、想像したけど想像がつかないつーか、途中で本を顔に被せて寝ているイメージしかできねえ。いや、マジで』みたいな顔は！」「いやいや、思ってねえし！　……でも、そうじゃねえのかな？」「そうじゃねえよ！」　ぎゃあぎゃあと騒ぐ二人の横で委員長は静かに暖かいお茶で体を温める。　双眸は台本にある夢景色のような雪化粧した街を見下ろす。　そして姐さんの「すごい演技だったね」という言葉を自分の中で巡らせて思う。　本当に演技だったのかな、と。　委員長もこの作品を読んでいた。だから全文を、内容を知っている。　彼女が好きだったのは景色ではなく彼、彼と一緒にいれた高台の公園での時間だった。　落ち込んだり、悲しんでいたのは彼に想い人がいたから。その一緒にいる姿を見るのがつらくって、悲しくって、壊れそうで。　最初は本当に高台の公園からの景色が好きで、それを見て気分を晴らしていた。　でも気がついたら、彼は彼女の横にいて、何も聞かずに他愛のない話をしてくれて。　彼女にとって、それがたまらなく嬉しい時間になっていった。だからだろう。また会って話せるんじゃないかって、ここへ来る意味が変わっていたのは。　だけど彼は気が付かない。そして、聞いてくれなかった。なんで落ち込んで悲しんでいるのかを。　言えば伝わったかもしれない。けど、言えなかった。伝えたら終わってしまうかもしれない恐怖に勝てなくって。　そして時間が来て、最後の日。伝えようとして、でも――。「委員長」　その声が委員長を自分だけの世界から引き戻す。「皆行くってさ。ほら、委員長も行こうぜ。そのままじゃ、風邪引くぞ」「え……ええ、わかったわ」　委員長は前を歩く彼を追うように歩き出した。けれど、その後姿を見つめて再び想いに浸る。　彼女は結局伝えられなかった。その胸に秘めた想いを。　なら――。　委員長は想う。物語の少女と自分を重ねて。　――私は言えるのかな？　この、今ある気持ちを。　雪。しんしんと降る中を委員長は歩く。前を行く想い人の足跡に自分の足跡を重ねながら。　――言えるのかな？

  2008.01.27

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  睦月-五

  「夜さーん。夜さん。xx雫xxさんから作画過程バトンが郵便海賊船で送られてきましたよ」「なんで海賊船が郵便物を運んでいるんだろうね。まあ、いいけど」□作画過程バトン□※回してくれた人の画風はどんなのですか？可愛い、カッコいい、セクシーと各種様々な画風を身の内に宿している人。※よく使う画材は？ペイントツールSAI※では作画過程を教えて下さいまずはあたりを描き、そして下書き。それから余計な線を消したり、部分修正等して鉛筆ツールで清書。続いてペン入れ。ただ最近はペン入れをせず、鉛筆ツールにて清書した線画に着色しています。が、今回はペン入れを行いました。たまにはペン入れツールを使ってみよう、と思いまして。なので先ほど清書したモノにペン入れを。そして着色。其々部位ごとのレイヤーを準備し、順々に着色。この時、自動選択を使って塗りたい場所を選択。また選択が完全でない場合は、残りを選択ペンで塗ります。そしてその場所を「Ctrl+F」で着色。次に陰影。今回はいつもと違って、イスナさんが紹介していた手法を元に行いました。好きな絵描きさんの手法をやってみたい、と思いまして。なので今回はその手法を使い、それからぼかしツールを使って陰影を付けました。最後に。文字を入れて、ブログが１００００Hitを突破したＫさんへのお祝いイラストが完成。以上。バトンはご自由にお持ち帰りください。「今回、イラストに描いたのはＫさん作品の登場人物――セレスティーヌ・フォルシニアス。よろしかったら、お持ち帰りください」「また先月の『0574 Web Site Ranking』コメディ小説部門でイン、アウト共に月間１位（翌月の初日更新が終わった際に確認した結果）になりました。投票して下さった方、来て下さった方、ありがとうございます！　皆様へ多大な感謝をここに」「それでは今回はこの辺で。バイバイ」

  2008.01.20

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  睦月-四

  「上のイラストは絵チャにて行ったＫさんとの合作で『お互いのキャラを交換していつもと違う服を着せよう』という企画です。僕が描かせていただいたのはＫさん作品『フォルスヴァール戦記』に登場するセラです。で、Ｋさんが描いて下さったのは当ブログの看板娘――神崎トワです。それにしても、なんという美人さんなトワだろうか。とても同一人物に見えないな」「斜め４５度からの故障機械再起動法チョップ！」「よっ、と」「あっさり避けられた！？」「こら、トワ。いきなり襲いかかってきたらだめだろ。それから僕は機械ではないし、それで機械が完全に直るわけがないよ」「むう、夜さんが酷いことを言うからですよ！」「仕方がないな、トワは。いつの間にこういうことをする子になっちゃったんだろう。やはり、留守にしていたのがいけなかったかな？　まあ、まだ記憶操作が完全に解けていないのかも」「？」「　　　　　　　」「ぁ……」「よし。とりあえず、これで大丈夫だろう」「続く２枚目もＫさん作。自作登場人物である真田綾人です。こちらもまた、とても凛々しく描いていただいて嬉しく思います。こんなスマイルを見せられた日には鈴音はどうなってしまうんでしょうね、うん」□近況□先日、近場の隠れ家的な温泉に行ってきました。そこでゆっくりと温泉に浸かり、マッサージを受けて、しばらくごろごろ読書。それから食事を取り、またのんびりと温泉に浸かる。そんな感じにのんびり過してました。たまには、こういう静かな時間の流れの中で過すのもいいな、と。

  2008.01.13

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  睦月-三

  「foge4850さんのブログ『foge's world』が２００００Ｈｉｔを突破されました。おめでとうございます」「おめでとうございます。で、夜さん。私のアイコンはいつ再び表示されるんですか？」「さあ？」「さあって……」「上のイラストはそのお祝いに描かさせていただきました。よろしかったらお持ち帰りください。また今回は、その他にお祝いＳＳも書かさせていただきました。ただし音子さんの設定は某企画仕様となっています。それではお祝いＳＳをお楽しみください」　激しく突き刺す雨の中。疾風と化して、音子は薄暗い竹林を駆け抜ける。　討つべき敵を前にして音子の心は鋭利な太刀と化し、双眸に収まる敵を迷い無く討っていく。　雨は音子の足音と共に存在を消し、瞳に捉えることを許さない。　1匹、また1匹と地に伏しては水たまりを弾き、奇怪な声とも呼べぬ音を発して消えていく。　その音が一歩。また一歩と標的へ近づき、「残すは貴様だけとなったぞ、異形め！」　切っ先を標的たる異形の者へ言葉と共に向ける。双眸に映るその姿は球状。全体を緑とし、その中心に能面のような顔が浮かんでいる“それ”は臆するどころか耳障りな笑い声を発するのと同時に幾多にも分裂して音子へ襲いかかった。「っち！」　音子は“それ”に再び太刀を振るう。　――音速剣。　音子が師匠である田吾作より学び、その名の通り、音速で敵を絶つ剣技。　しかし、その剣技をもってしても敵の数は一向に減らない。いくら倒しても敵が増える。“それ”の分裂は止まることなく続いていく。それでも音子の心は怯まない。敵がいくら増えようと某はその倍を蹴散らすまで、と闘志に駆られるまま音子の太刀はさらに速度を増す。　が、しかし。心とは裏腹に敵を４０匹切ったところで音子の剣戟の勢いは落ち始め、数えるのが無駄だと視界の端に捉えた光景で思い知ることとなる。地に伏した異形の者からもまた異形の者が分裂していたのだった。それを見て、このままでは倒せないと悟る。そして、「しまっ――」　それは一瞬のことだった。わずかに生まれた隙を衝いて、音子の体に“それ”の触手が巻きついた。音子は締め上げられる前にすぐさま太刀を反して断ち切ろうとしたが、それを読んだように音子の手にも触手が巻きついて動きを封じた。「がっ、ぁ……んぅ！？」　異形の者の柔らかそうな外見とは裏腹に締め付ける力は強く、体中の酸素が外へ吐き出される。その触手巻きつく姿を見て“それ”は能面のような表情を崩して、厭らしい表情を作って奇怪に笑う。「ぁ、くぅ……」　その厭らしい顔を捉えて睨む音子の揺らぐ視界。　それを無数の触手が覆い尽くし、音子を飲み込む。　――はずだった。　鋭い閃光が、そのとき異形の者達を貫き散らしていく。体の自由が戻り、大きく息を吸って喘いだ音子の前に黒い影が姿を現す。　年は１０代中盤。中世的な顔立ちをした黒衣を纏う少年は背中越しに音子を気遣う言葉を送り、それが希望通りの返答で安心する。「まずは、お詫びの言葉を。“あれ”には僕の探し物が混入して、“ああ”なってしまったようです。申し訳ありません。すぐに片付けますので、その場でじっとしていて下さい」　少年は“それ”に向ける視線は鋭いまま、音子へ優しく、もう安心だと言葉をかける。　けれど、音子は立ち上がってその申し入れを断った。「助けてもらったのはありがたく思いますが、あやつの首は譲れません。あやつは、その、あやつは――」　その歯切れの悪い言葉に、少年は背中越しに疑問符を向ける。「――あやつは、某と魅子の入浴を覗いたのですよ！」　少年には恥ずかしげに、“それ”には殺意ある視線を飛ばした。“それ”はその視線を受け、その時のことを思い出すように奇怪に笑う。少年は音子のその言葉と表情を見てから少し頭の中を巡らせ、「……そう、ですか。わかりました。ではトドメはあなたに任せ、僕はその道を作るとしましょう。それなら、いかがでしょうか？」　と、提案する。音子はその提案に頷いて答え、「恩に着ます！」　感謝の言葉を投げ渡して再び太刀へ力を込め、“それ”に突撃する。対し、迎撃しようと分裂した“それ”らは無数の触手で音子に襲い掛かる。　しかし、その緑色の触手が音子に届くことはない。地を裂いて現れた無数の光槍に貫かれ、終幕へ向かう劇への入場をお断りする。　核となる“それ”への道は綺麗に開かれ、一直線。加速、加速、加速、と音子の一歩一歩の踏み込みは力を増し、弾丸となって飛ぶ。　そして、“それ”の懐にて奥義光速両断剣と共に言葉を送る。「夢にて、罪に服せ」　“それ”を背に音子は太刀を振り、刃に付いた水滴を飛ばして鞘に収める。遅れて“それ”は真っ二つとなり、霧散した。音子は“それ”の最期を背で感じ、振り返ることなく少年の元へ歩んだ。「助太刀感謝します」「いえ、お気になさらず。こちらこそ、お侘びの言葉が尽きません。それよりも――」　少年は自分の纏った黒衣を音子へ羽織らせ、「――話は宿屋へ戻ってからにしませんか？　そのままだと風邪をひいてもおかしくありませんよ」　確かに、と自分の濡れた衣服を見て頷き、黒衣の礼を一言述べてから先を促す少年に付いて音子は宿屋への道を行く。　雨。変わらずの激しさを保ちつつ、歩く二人の姿を竹林の奥へと消した。「今回のＳＳは、お祝いイラストを描いている最中に思いついた即興作。たまには話を、と書かせていただきました。作中に登場する少年は自作の登場人物――レスター・シンクレア。また“それ”は相互リンクをしてくださっているRYU3224さんの自アイコンを勝手ながらモデルとさせていただきました。すみません。また、あくまでアイコンをモデルとさせていただいたのであり、実在のRYU3224さんとは異なります。それでは今回はこの辺で。バイバイ」

  2008.01.12

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  睦月-二

  「夜さん。おかわりはないのどすか？」「ないよ」「むぅ。残念ですね」「上のイラストは絵チャにて銅眼鏡・改さんが描いて下さいました。ありがとうございます」「銅さん、ありがとうございます！　……ところで、なんで私のアイコンが表示さ――」「次のイラストは僕が絵チャにて描かせて頂いた銅さん宅の看板娘――三途河狂魅さんです」「――れないって、あれ、いつも通りスルーというか言葉の割り込みですか？」「この、どこか困った、恥ずかしがっている表情は『えっと、その、今更だけど、おめでとうって言いたくって……』ということを表しています。なんてね。そして、狂魅さんを選んだのはお祝いイラストでまだメインに描いたことがなかったからです。うん、描いていて楽しかったですね。銅さん、よろしかったらお持ち帰りください」「楽しかったのなら何よりです。ところで、私のアイコンは――」「今回はこの辺で。バイバイ」「――どうな……。むぅ、夜さんは意地悪さんかも」

  2008.01.06

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