カテゴリ:こどもとの生活
だんな大絶賛の「天の瞳」(灰谷健次郎)は、私たち夫婦なり、こどもたちそれぞれへの「こどもへの添い方」を考えるいいきっかけを与えてくれました。
というより、「こどもに添う」という発想を明確に与えてもらえただけでも、大きなことだったな。 主人公の倫太郎くんや周囲にいる魅力的な人たちを通して、まっすぐに伸びるこどもの魂を大切にしたいと思い、人間を信じること、真摯に生きることなんかについてあらためて考えさせられました。 また、こどもだけではなく、人それぞれがもつものをまっすぐにまっすぐに、伸ばせていけるように人に添いたいと思うようになりました。 そして、間接的ながら、ワタシと言う人間を通し、その思いを表現するものとして、オーラソーマをもっと大切にしたいと思うようにも。 まだ幼年編が終わったばかりですが、ほんとにまぶしいくらいな人間の持つチカラを、倫太郎を通してみていて、すがすがしい思いです。 オーストラリア旅行中から、怒らないでちゃんと向き合って話すようにしようとか、なるべく自分のことは自分でやらせようとか、色々話をしていたし、天の瞳を見る前からそんなことは考えていたけれど、これが決定打!って感じでした。 今まで我が家は、きっちり叱ろうというスタンスだったし、何度言っても分からないときなんかは、手やお尻をぱちんとたたくことも基本だった。(もちろん、その後しっかり抱きしめようとか、お話しようとかはしていましたが・・・) でも、オーストラリア旅行や最近の日々を通して、そういう思いは消え、ぜんぜん怒らないですむ生活になりました。 もちろん、ちょっと声を荒げてしまうこととかはあるし、いつでもゆったりとこどもに添えているわけではないけれど、「さあ、怒ってるぞ!」というパフォーマンス的に大きな声をだして怒ったりすることはなくなったかな。 私たち夫婦にとっては、この本はとても共感できる本でした。 いいタイミングで出会った、というか、出会うべくしてであった本なのでしょう。 この本読み始めた先週は、13の月の暦では「家庭の力」がテーマだし、あえてそれにあわせて読み始めたし・・・。 だんなの意見を、すんなり受け取れる土壌もできていたしね。 私たちには、一般的な形での共働き経験がないので、(いちおう仕事はしているけどフリーでボチボチ。なにより子育てがメインだし)、感覚的には完全に分業しているようなところがあったから、例えばだんなが仕事をあのまま続けていたときに週末ちょっと子育て方針についてコメントされたりしていたら、「そうできれば苦労しないわよ」なんてまた意地悪い目線になったり「男の人は理想を掲げられていいわね」なんて思ってしまっていたり「うーん。できる限り努力するけど、なかなかね、、、」で終わっていたかもしれませんが、ここ2ヶ月はずっと一緒にいるので、こどもとの生活がだいぶ感覚的に分かってもらえているのでは、、と思っています。 (そういいつつも、だんなをちょっと傷つけてしまった私ですけどね) お父さん、というべきなのか、男性、というべきなのか、それともうちの旦那の個性によるものなのかもわかりませんが、変に子どもとの日常が染み付いていない分だけ、ワタシよりも理想を抱いてこどもと接しているように思えるし、色々予定を抱えていない分、おおらかにこどもと接しているように見えます。 母はやはり、日常的、現実的になってしまうとこ沢山あるなあ、、と反省。 あたしゃあ何年も毎日これやってんのよ! 的に開き直っちゃったら、オシマイです・・・・ そのことに引け目を感じたり自分を責めたりすることもせず、旦那を同じ土俵に乗せようとしたりもせず、ソフトランディングのように受け止めて、こどもとのかかわりの方向修正ができればいいと思えます。 再就職にむけてぼちぼち動き始めた旦那だし、やはり基本は会社勤めをする方向になりそうだけれど、今回の退職は、私にとって大きなギフトでありました。 両親そろって家にいる生活はそろそろ終結しそうだけれど、精神的な自由は手に入れられたかなー。 旦那とワタシ、それぞれが今までのような生活スタイルに戻ったとしても、根底には大きな変化があるに違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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