テーマ:こどもの遊び場(1)
カテゴリ:こどもとの生活
イマドキの小学生の夏休みについて、最近けっこう驚いた。
夏休み中、登校日というものがないとか、 朝のラジオ体操もないとか、 学校のプール開放、小学校3年までは親が必ず同行しないといけないとか (送り迎えだけじゃなくプールの中まで一緒で自分の子を"見る"役目!) しかも、大人一人に対してこども一人しかだめだとか。。 あたし一人じゃこども2人連れて行けないじゃん! (*いろんな地域の人の話がまざっています。) えぇぇぇ~!! 今って、そうなの?普通に?? と、本当に驚きました。 子どもを安心して遊ばせられない、とは色々聞いていたけれど、本当にそんなに危ないシャカイになってしまったのかしら・・・。 と、なんだか本当にしみじみ驚いてしまった。 2歳から10歳までスイミングに通っていた私は、夏のプールの時間が大好きで、お手本を見せたり、水泳大会で活躍したりと、とても輝かしい思い出もたくさんある(笑) でも、親と一緒に行ってたっけ・・・? いや、お姉ちゃんとだって時間帯がちがかったので、一人で行っていた気がするぞ。 小学校中学校とも、自宅から徒歩1分くらいのトコにあったから覚えてないのか、近かったからその必要がなかったのか・・・。 でもプールには間違いなく親はいなかった。 先生が何人かいただけだった気がする。 親がそこまでついていないと、安心して子どもたちだけでは遊べないってことなのかしら・・・ もちろん、物騒な事件も多いし、私たちが子どもだった20年前とは違う状況なのは理解するのだけど、そ、そんなに~?過保護すぎるわけじゃなくて、ほんとに必要なの?? と、あせってしまった。 土地柄もあるのかもしれないけど、今すんでいる世田谷は、あまり荒れてない地域だと思うんだけど・・。 私は今は世田谷在住ですが、もともとは、江戸川区は小岩の生まれ、葛西の育ち。 家の近所で遊んでいた小学校・中学校時代は「南葛西」という所に住んでいました。 東京湾を埋め立てて作った土地だったので、、空き地や建設中の土地なんかもたくさんあった。 小学校高学年にもなればかってな行動を色々取れるので、工場跡地にしのびこんで探検したり、危ない遊びもしていたとは思う。 後は、、、今だったらどうなのかしらと思うけど、ある団地に子どもたちにはとても人気のあるおじさんが一人暮らしをしていて、そのおじさんの家はこどもたちのたまり場になっていた。 今思えばおじさんはなんで毎日一人で家にいたのか、なんであんなに子どもたちが好きだったのか、おじさんちでみんな何してたっけとか、よくわからないこと多いんだけど、でも確実にひとつの「居場所」だったなー・・・。 こんなこと、今なら絶対問題になりそうだし、親たちは好ましく思ってなかったし、結構危ないことだったのかもしれない。 他には、雨が降ると地面から赤いさびみたいなのが染み出してくることがあって、それは「ろっかくろむ」というもので危ないから触ったりしちゃだめだとか言われてた。 これが「六価クロム」という有害物質だったって事は結構大人になってから気がついたんだけど、こういう本当に健康上危ないものも身近にあったな・・ うちの猫も、その汚染水のおかげで病気になって死んでしまったと聞いた。 他には、昔の葛西はとても荒れていて、中学校の卒業式にはパトカーが警備に来ていたとか、学校が荒れていた時もあったみたいだし。 (私の世代よりも少し前だし、古い「葛西」地域のこと。新しい"南葛西"はそういう空気はなかった。) 振り返ってみれば、昔だって「危ないこと」は日常にあったとは思うのだけど、今の「危ない」とは違う次元なのかしら。 世田谷区の子育て情報誌に、「こんな世田谷に住んでみたいな」子育て中のママに聞いてみました という特集があったんだけど、そこには ●子どもたちが一日中遊べる場所がたくさんほしい ●いつでも安心して自由に出入りできる場所がたくさんほしい ●子どもが安心して生活できるまち ●子連れでゆっくりできる場所がほしい ●安心してのびのび遊べる広場や公園がほしい ●いつでも安心して気軽に預けられる託児所が増えてほしい ●みんながあいさつする町 ●学校帰りの子どもたちに声をかけてくれる町 というような意見があった。 「安心して過ごせる場所」 って、いったいどういう場所なんだろう。 みんなはどういうことがあれば「安心」できるのかしら。 乳幼児のわが子たちと出かけていると、それほど怖いおもいってないし、色々な居場所ができてきてるとおもうんだけど、まだ足りないのかな。 子どもの成長にあわせ、彼らの行動範囲が親の目が届かないようになるとまた視点は変わるんだろうけど。 わが子たちが一人でお出かけできるようになったら、私はどんな心配をいだくようになるのかしら。 子どもが安心して遊べない場所、理由って、どんなものがあるんだろう。 親の神経過敏や責任問題に対する過剰な反応なのではなく、本当にそういうシャカイなのかなー・・・。 今日はまた、私の居住区にできる大型マンションの入居者説明会に「地域の子育て中の人」として相談コーナーに座るお仕事があったのだけど、「このあたりは暮らしやすいですか?」「学校のレベルはどうなんですか?」とか聞かれながらも、今のシャカイは思ったよりも大変なことになっているのかも・・・なんて思ったりもしました。 地域住民が学校やなんかと連携して支えていけば、安心して子どもがあそべる町になっていくのかな。 世田谷は、地域と学校の連携が強いと聞くけれど、乳幼児のハハだとなかなか体感できないので、これからの地域の活動で、具体的に様子をみていけたらいいなーって、思った。 たくさんの新しい人たちが入居してくるわが町。 世田谷5地域で一番人口がすくない地域だったし、なんかのんびりした空気が漂う地域なのだけど、それも変わってくるのかしらね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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