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カテゴリ:書
今年の作品は『ふるさと』を書いた。
わたしにとってふるさとはスモッグでかすむ街。 そろばん塾に通う夕方、木の溝蓋の上をゴトゴト歩き、 隙間にはまって弁慶の泣き所を思いっきり打って痛みをこらえながら歩いていったこと。 朝遅刻しそうになり、大きなランドセルを背負って走った裏通りの道。 ふるさとの歌詞にあるウサギや小鮒のいる川とは無縁な子供時代だった。 その反動で田舎に住むことになってしまったのか。。。 今年この『ふるさと』に決めたのは第九をうたう会の成毛先生がお好きな歌で、打ち上げのときには必ず棒を振ってみんなで歌うことになっている。 それまであまり関心のある歌ではなかったが、先生のふるさとへの熱い想いを何度か聞くうちにどうやら感染してしまったらしい。 脳裏には浮かばないふるさとの風景のかわりに今住んでいる現実の田舎の風景が目の前に広がっている。 10年近く指導していただいたかな書の先生がご高齢のため宮津まで来られなくなった。そして京都の教室まで2回ほど仲間と一緒にお稽古に通った。 余裕があれば良いけれど京都まで通うのは一日仕事で、交通費も往復9千円弱、お昼代を合わせると1万円。お稽古の毎月の会費ももちろん別にかかるわけでとても続けることができず7月で退会した。 この先生が宮津までお稽古に来られたのは先生の故郷を思う気持ちからで、すばらしい先生との出会いに感謝する気持ちもあっての『ふるさと』作品づくりだった。 ふるさとの歌詞を心で歌いながら練習し清書に取り組んで6月に書き上げた。 7月には京都まで先生にご挨拶に行き、水穂会の懇親会に最後の参加をしてきた。 仕上がりは良くはないが、自分ではそれなりに納得できた。 自分の中でひとつの区切りがついた思いがある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月25日 17時21分40秒
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