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旅の2日目
朝の大浴場も誰もいない。 ここで断っておく。前回外国人は温泉に入らないと書いたが、私の外国人の友人たちはアジア人も欧米人も結構温泉に入る。大体70%の友人たちは大浴場にも入る。 それはどんな目的で日本にいるか、来るかによる。 日本の文化を積極的に体験してみたい外国人はなんでもトライする。しかし、外国旅行のうちの一か国が日本だったとか何か国旅行したと数を競うような外国人や、ガイドブックの有名どころだけ見学する外国人は大浴場に裸になって知らない人とお風呂に入るなんてことはやってみない人が多いということなのだ。 お寿司も何回も日本に来ていると食べられるようになる。クリスティンやシャンディのように日本を旅行したらお麩を買ってお酒を買っておにぎりを愛し金継ぎを習おうという外国人だっている。しかし、クリスティンは私の朝風呂についてきたけれど、シャンディは温泉には入らない。 話が逸れた。 旅の2日目、高山から金沢まで移動する。途中山の秘境白河郷と五箇山の集落を訪れる予定なので早めに出発した。 高山の街を抜けたらすぐトンネルが始まる。なーんにも見えない。紅葉の山も、山深い雪国の筈の峡谷を縫う山道も渓谷も、なーんにも見えない。時々トンネルとトンネルの切れ目に見下ろすように渓谷がチラと見える。 そうして着いた所が白川郷。白川郷の村落には車が入れられないから少し離れた駐車場に駐車する。 まだ朝早いので観光客も少ない。 なんかあっという間に着いてしまって山深い秘境はどうなったの、という心境。 村落の中はちょっとした民家村の雰囲気。人が住んでいるけど、なんか観光客のための村のような。お土産屋さんと見学できる民家と側溝を流れる川にいる大きなニジマスと。 展望台に登って村落を見渡せるように、シャトルバスが出ている。我らバスを避けて生活しているので、歩いて登った。きつい。直登10分だけど、急な崖の方を登ってしまったのできつい。 村をぶらぶら歩いて、民家を見学して、駐車場に戻ると大量の観光バスと観光客が到着していた。 さあ次行こう。 次は五箇山、白川郷よりもっと小さな集落。 そしてまたトンネル。まるで目隠しされて着いた所が秘境だったというような旅。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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