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月の卵1030

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May 22, 2023
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カテゴリ:カテゴリ未分類
毎日の散歩

ある日、歩いていると広い空き家の庭中一面に絨毯のようにドクダミ群生している。すれ違ったお婆さん、「まあドクダミの白い花が満開だ事」
まあ、そうだけどドクダミはほぼ雑草。満開と言って良いのか合っているのか。確かに満開ではある。

散歩は夕方歩き始める。
家に帰り着く頃は日が落ちて少し暗くなっている。薄暮の時間、すれ違った買い物カートを押したお婆さんが、「日暮れが早くなりましたねえ」と言った。薄暗い中で
「そうですねえ」と返事するウサギ。
すれ違って100m歩いた後、ご隠居が言う。
「違うだろう。夏至は未だこれからだ。」

またある日、散歩の途中の歩道で柴犬を連れたお婆さんに会う。少年が足を止めて犬を撫でている。そして「じゃあね。またね」とさって行った。
お婆さん、少年を見送った後、犬に話しかけた。
「さ、じゃあ行こうね。太郎」
そして続けた。
「あ、太郎じゃなかった」

100m通り過ぎて、ご隠居が笑いを噛み締めてこっちを見た。
「自分の犬の名前間違えてる」

しかし、人ごとでなく全て我が身にも日常ある出来事。
毎日がご隠居との珍道中。

庭のシマトネリコの木に巣作りしているメジロのつがい。帰ってくる時間が長くなった。きっと抱卵中なのだろう。
ウッドデッキのご隠居が遠目に観察している。

訂正:笑いを噛み殺すだった。

港の見える丘公園の薔薇





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Last updated  May 22, 2023 10:06:12 AM
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