|
カテゴリ:カテゴリ未分類
駐機していた飛行機が滑走路に向かって動き出し始めた時、ウサギの隣の窓際に座っていた青年が窓に向かって手を振った。誰か見送り?いやこんなに建物から遠くには。そうだ、日本の空港では貨物を摘み終わった空港職員が出発する飛行機に向かって手を振ってくれるんだった。日本人には見慣れた光景。 窓に向かって手を振る青年が可愛くて思わず、「可愛い」と呟いてしまったら、その青年が振り向いて「可愛い」と笑って言った。きっとウサギが手を振る空港職員のことを言ったと思ったのだろう。 擦れていないピュアさだから、 「モンゴル人?日本人?」とモンゴル語で聞いてみた。 やっぱりモンゴル人、「日本で10ヶ月働いて帰るところ。日本語はほんのちょっとだけ」と言っていた。私の拙いモンゴル語での会話でもなんとか通じている。 モンゴルに帰ったらエアコンの取り付けの仕事をするんだそうだ。 頑張れ若者。 そして、チンギスハーン空港には我が家に留学していた2人が迎えに来ているはず。 荷物が出てくるのを待っていたら、機内で隣だった若者が夫にニコニコ寄って来て握手していた。なぜ夫?別れ際に「また日本に行ってね」と言ったら溢れんばかりの笑顔で「ありがとう」と帰って来た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|