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翌朝、テムジンが治ったから前日できなかったドライブすると言う。
前日、ドライブ楽しみにしていた彼のガールフレンドが、がっかりしたのもあって、テムジンの冷蔵庫の卵やガチョールトから持ち帰ったヤクのヨーグルトを全部捨てちゃったんだとか。 彼女も誘おうと言うと、出かける準備するからちょっと待ってと言う。 その間時間があるからと前日閉まっていたザナバザル博物館へ。 行って良かった。ガイドを頼むと一つの展示品に5分は掛ける丁寧な、それでいてめちゃくちゃ早い英語で説明してくれる。もうちょっとゆっくりといっては見たが、「はい」と言ってまたすぐその速さに戻った。 まあ、凄い知識だ。これ覚えるのに凄く大変だったんだろう。 前日チョイジンラマ博物館に行っておいて良かった。そこで仕入れた知識が非常に役立って、説明がよくわかる。事前の知識がなければ、この速さの英語について行かれない。 ザナバザルの歴史的な地位、チベット仏教のグリーンタラ、昔の市場のフレー。今まで習ったことが試されているようだった。同じチベット仏教のブータンの寺院で見たグリーンタラの意味がその時わからなかったけれど、あの時の旅で見たものが20年余の後、鮮明に甦ってきた。 同じ仏教でも考える位置が人間に近い所にあるチベット仏教と、日本のように人間を超絶した荘厳な世界を感じさせる仏教。しかし仏像など見ていると、インドからネパールを経てモンゴルへ伝わったチベット仏教と中国経由で伝わった日本の仏教は大きく違うように見られるが、実は同じ大乗仏教。誰でも救われる。 一方、インドからタイの方に流れた上座部仏教は修行を積んだ人だけが救われる。 しかし、日本の廃仏毀釈の時のように、社会主義で宗教を全否定された時代を通ってきたモンゴルは仏教建築はことごとく破壊されて、その期間、仏教は人々の心の奥底に大切に保管されてきた。 5日前に訪れたガンダン寺は再建された寺、チョイジンラマミュージアムは再建ならず、博物館として再現された寺。 そしてこの日ボグドハーン山一周ドライブで再訪した(5年前訪れている)マンジュシュリヒードは、完全に破壊されて廃墟と化した寺院群跡。 テムジンがミルクを持ってくれば良かったと言った。 そう、聖なる地では天に向かってミルクを投げるのであった。 写真に写っているのは池ではなく前日に降った雨の水たまり。池も小川もモンゴルではなんでもない窪地に自然に現れる。 夜バースカとご飯食べる待ち合わせ電話をしたら、レストラン6時集合と言うのを9時と間違えていた。 テムジンに連れられて行ったレストランはなぜかお金持ち地区にある日本のジンギスカンとラーメンのレストラン。ラーメン日本と変わらない値段した。いや、もっと高いか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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