教育改革はユダヤを手本に
いよいよ国会で教育基本法改正の論戦が始まった。自民、民主どちらの案が教育現場の荒廃を立て直し、将来の日本を担う立派な人材を輩出できるのだろうか。ところでユダヤ人は世界人口の0.25%だがノーベル賞受賞者700人のうちユダヤ人はなんと20%を占めている。(日本人は世界人口の2%で受賞者は0.2%)また旧くはキリストやマルクス、ハイネ、アインシュタイン、オッペンハイマー、チャプリン、近年ではキッシンジャー、スピルバーグなどの優れた人材を多数輩出してきた。なぜユダヤ人はこのように独創的で優秀なのか。実はユダヤ人の生活規範「タルムード」の教えに、その秘密が隠されている。それは次の様なものだ。1)笑いなさい、2)他人とは違うものを発見せよ、3)権威を憎み、権威になるべからず、4)逆境こそチャンスと考えよ、5)カネより時間を大切にせよ、6)まずは元手がいらないことから始める、7)相手の話は自分の話の2倍聞け、8)生涯にわたって学び続けよ9)カネは奪われるが知識は奪われない、10)知識より知恵を重視せよ。このようにユダヤ人は2000年前から教育を重視し「異教徒の迫害を受けても金は盗られるが教育は生きている限り誰も奪えない」と考えている。子供の頃からこんな躾がされているユダヤ人が優秀なのはナットクだ。日本の政治家や役所、教育者もユダヤのように「人を育てるのに何が重要か(知識偏重や学歴、権威主義ではない)」といった本質に迫る教育を検討すべき。