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カテゴリ:小説
この街を訪れない冒険者はいないというぐらい様々なものが揃うオアシス都市アリアンは、日が暮れた今も活気に溢れていた。古都以上にたくさんの露天が立ち並び、威勢のいい声が行きかう。ところどころに大きなかがり火がゆらゆらと踊り、エキゾチックな砂漠の夜を演出していた。 砂漠は空気が乾いているので日が落ちると昼間の暑さが嘘のように厳しく冷え込むが、ここはオアシスのおかげでとても過ごしやすい。気持ちのよい夜風を感じながらぶらぶらと露天を見て回った。 「最近露天めぐりさぼってたから相場が分からないなぁ。これって安いのかな?」 「さあね。そういうの興味ねぇもん。ペットは買い物なんてしねぇからな。」 不機嫌そうな比翼が答えた。 「ん?なんか突っかかる言い方だなぁ。比翼もお買い物したかったの?お小遣いあげようか?」 「いらねぇよ、バカ。」 ますます不機嫌に拍車がかかる。比翼はいつもぶっきらぼうだけど、今日のは少し様子が違う。いつもなら一緒になってからかってくる連理は心ここにあらずといった風情でオアシスの水面を眺めている。 そういえば村を出たあたりから二人ともずっと無口だった。 「ね、二人ともどうしちゃったの?あ、疲れちゃった?宿に帰って休もうか。」 「プッチニア。」 押し黙っていた連理が口を開いた。 「なんか、こう・・・変なんだよね。」 「変って?」 「なんて言っていいのか分からないけど、気持ちが悪いんだ。まっすぐ進んでいるつもりなのにぐるぐる回ってるみたいな。立ち止まっているつもりなのに、周りの景色が変わっていくみたいな。」 「え?」 「いや、いいよ。僕にもまだよく分からないから。比翼は何も感じない?」 先をずんずん歩いていた比翼が立ち止まった。 「俺も・・・。なんかずっと胃の上あたりに重くてもやもやしたもんがある。なんて言っていいか分かんねぇんだけどな。」 不安。悪い予感。そういうものだろうか。 ロマを出るときに感じた、『何か得体の知れないものに導かれてどんどんと引きずり込まれていく』ような感覚を彼らも感じ取っているのかもしれない。 「大丈夫だよ。大丈夫・・・。」 彼らにというよりも自分にそう言い聞かせた。 オアシスをひと回りして旅館に戻ろうとしたとき、建物の向こう側から小編成の民族楽器の音に合わせて切なげな女性の声が聞こえてきた。酒場の方だとあたりをつけて覗いてみると、肌もあらわな衣装を身に着けた女性が腰をくねらせながら歌っている。彼女が動くたび、手足にはめたアクセサリーについた鈴がシャンシャンと音をたてる。 思わず引き込まれて酒場の中に入り、歌に聞き入った。
亡国に想いを馳せる歌。 ⇒つづき
脳みそ使いすぎて、耳から出てきそうです(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
<元気を注入> 昨日はメンテ後すぐにスウェブ11直行したので、待ち時間なしに狩れました。 そのときのPTの人がノリがよくてとても楽しかったです(>▽<)♪
ファイアーボールって元気玉に似てるよね(*´▽`*)
<変態G> アスペルギルスとプッチニアが所属するギルド『COLOR』のギルマスはエロ師匠です。 そのせいかギルメンには変態が多い。
一例: このWIZさんドMだっ(||゚Д゚)ヒィィィ!
昨日入ったばかりのBISさんも初対面で・・・
しかも巨乳好きだそうです。゚(゚ノ∀`゚)゚。
オッパイ大好きさん募集中ヾ(。・ω・。)ノ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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