幻想的な二胡の音色
昨日は世界的な二胡にこの天才奏者、姜ジャン 建華ジェンホワ のコンサートだった。『大三国志展』に先駆けて中国を味わってきたのだ。v(^^)v15分の休憩を挟んで、120分間の音の芸術は、1,500人の観衆を感動の渦へ巻き込んでいった。 1.花好月圓 2.「ラストエンペラー」のテーマ 3.空山鳥語 4.二泉映月 5.競馬 6.黄昏のワルツ 7.グリーンスリーブ 8.地上の星 9.リベルタンゴ10.アヴェ・マリア11.アレルヤ12.ボレロ13.蘇州夜曲・夕焼け小焼け・虫の声のメドレー14.チャルダッシュ15.歌劇「カルメン」より ”ハバネラ”と ”ジプシーの踊り”16.アンコール曲17.アンコール曲18.アンコール曲ピアノ・エレクトーン・洋琴を伴って、3回のアンコールに笑顔で応え、合計21曲を披露した。洋琴は中国の打弦楽器で、二胡との相性が非常に良く、扁平な箱状の木製胴の上に多数の真鍮弦を平行に張り、2本の竹製の細い棒で打奏する。姜健華は上海に生まれた。中国伝統の楽器、二胡の可能性を大きく広げた天才奏者である。10歳の時に叔父から二胡を学び、13歳から海外活動を開始した。ヨーロッパ、アフリカ、東南アジア等で演奏活動を行っている。1,974年に北京中央音楽学院に入学し、安如砺、蘭玉菘に師事。1,978年、指揮者の小澤征爾が中国を訪問した際、姜健華の演奏する「二泉映月」に感動し、タングルウッド音楽祭に招いたことから一躍世界に知られる事となった。その後も小澤征爾の招きで、ボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などと協演し、高度なテクニックと深い芸術性で高い評価を受けている。前から4列目、ほぼ中央の席をゲット!目の悪いNIJIには、度の弱い眼鏡を掛けて丁度良い距離である。日ごろの憂さを忘れ、しばし幻想的な二胡の音色に酔いしれた。