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カテゴリ:サッカー
そしてなでしこ。
去年W杯で優勝したこともあり、注目度上がりすぎ、プレッシャーかけられすぎ、そして対策立てられすぎ。 澤選手からキャプテンマークを受け取った宮間選手が調子上がらなかったり…でもセットプレーでのキックの精度は流石。 個人的には大儀見選手のポストプレーに惚れ惚れしておりました。 W杯の時は頑張っているんだけれどチームにはまってない感があったのに、この大会ではチームの軸になってましたね。 四年前、ベスト4で終わり(それでも快挙だったけれど)その後、なでしこリーグも辛い時期があったりして。 決勝でアメリカに負けたものの、四年前準決勝で四失点してぼこぼこにされた試合を考えれば四年でよくもここまで強くなったものだと。 表彰式で繋がっての入場、順序に頭を下げていくパフォーマンスには敗戦直後だというのに和ませてもらった。 その後のメダル授与の時は「真面目にやれ!」と監督に怒られてしまったそうですがw 選手個々にキャラが豊かでとにかく明るい。 パレードの映像とか見ていても他の競技の選手を巻き込んで色々やらかしているのとか見ていると面白い。 Jリーグのチームでも女子のチームを作る所が増えてきそうですし、今女子のU20W杯も見ているとヤングなでしこもこれまた上手い。 技術の高さはなでしこの面々より上かもしれない、フィジカルはまだまだですが。 ただ…なでしこリーグで気になるのは「INACの一人勝ち状態」なところですね。 資金的にもしょうがないんでしょうけれど、若い子でいい選手なのにチームの選手層の厚さで試合に出れてないとか本当に勿体無い。 この辺が解消されたらなでしこは更に上のチームになれると思うんですけれどね。 最後に男子サッカー。 二年前の11月に行われた中国でのアジア大会。 関塚ジャパンの立ち上げの試合。 覚えてます、ええ覚えてます。 何せナビスコカップで「裏MVP」と言われた山崎選手がその大会に持っていかれて「うそーん」って思いましたからw その時は「J1で出場機会のない選手、J2の選手、そして大学生」で構成され、「二部、どころじゃない、三部のチーム」とか言われていた。 そこで中国に勝って、その中国の「意図的に組まれたとしか思えない有利なトーナメント」通称中国ルートを勝ちあがる。 なでしこの去年のW杯もドイツに勝ってドイツルートに入れたのが大きかった事ありましたしね。 決勝のUAEは半端なく強かった、けれどカウンター一撃で優勝を果たした。 丁度なでしこも優勝したから「アベック優勝」とかって言われましたね。 しかしとにかく選手が集められない。 選手が海外へほいほい行くようになり、国内の選手もA代表の方へ持っていかれたり、雅典北京を見ていると強化試合の機会も少なかった。 本当「協会が期待してないんだろうな」としか思えないこの世代…一部では「奈落の底世代」なんて言われたり。 シドニーが黄金世代、雅典が谷間の世代、北京が谷底の世代…という名前のつけられ方されていたんですよ。 なにせこの世代は「U20W杯」へ出場出来なかった世代なんですよね。 上の世代も下の世代も。 だから国際試合の経験の少なさみたいなものもあったりして。 しばらくはアジア大会の戦術メインで戦うものの、アジアでの試合では相手に引きこもられるので「戦術永井」が厳しく。 そこで1TOPには大迫選手が入りましたね。 そして少しずつ入るメンバーが変わっていき、予選を勝ち抜け出場権を得る。 ただトゥーロン国際大会で守備の脆さが露見。 そこでOAで守備を固める、というのと戦術を再び「戦術永井」に戻した。 メンバー発表、落選されたメンバーの中に大迫選手がいた事に自分は本当に驚いた。 ゴールの貢献こそほぼ皆無な選手ではあったが、彼の前線でのキープ力は買っていたから。 五輪本選、勝てないだろうと思われていたスペイン相手にジャイアントキリング。 あれよあれよと予選突破。 しかしエジプト戦で永井選手が削られ、そして「戦術永井の弱点」が見破られ。 メキシコに負け、韓国に負け、ベスト4。 意見は色々あると思います、特に日韓戦なんて韓国が面倒なパフォやらかして今、色んな意味で物議かもしだしたり。 自分も色んな「たられば」を考えてしまう。 OAで細貝選手が呼べていたら。 大迫選手を残しておいて、状況によってはアジア五輪予選での戦い方に切り替える事が出来たら。 サブメンバーにあの選手やあの選手がいたら…などなど。 ただ「黄金世代」と言われたシドニー世代ですら辿り着けなかったベスト4までいけたのは本当に凄いと思った。 自分も「予選敗退」だろうとしか思ってなかったですし。 あまり評価されることがない関塚監督でしたが、前々五輪監督の山本さんや前五輪監督の反町監督よりもJリーグでは結果だしている監督。 優勝こそなかったけれどナビスコで決勝までいってますし、Jリーグでもフロンターレを二位にまでしてきた。 ただあのハイプレスサッカーは過酷な日程の五輪ではトーナメント入った途端にコンディションがたがたになってしまって… せめてサブメンが機能すればよかったんですが…こんなにもはまらないものか、って気持ちになりましたし。 でもあのハイプレスサッカーがあったからこその予選突破だったとも思うし…そこは難しいなぁ。 だからこその「もう一つの戦術」というのは残しておきたかったよな、と未だに考えてしまう。 …まぁ現在の大迫選手の不調ぶりを見ているとそれが「絶対!」と断言は出来ませんが。 彼は落選のショックを未だ引きずっている気がする。 というかメキシコは普通に強くて良いチームでしたよ…決勝でブラジル相手に勝って優勝してましたし。 韓国は…というかああいう縦ポンサッカーに弱いのはA代表も同じなんですよね。 その辺りはDFもしくは中盤に高さの強い選手ほしいところですよね。 今の若い選手って本当ヘディング弱いんだよなぁ… まあ色々言いましたが、今後男子サッカーに本気でメダルを取らせたいのなら協会も含めてしっかり協力していかないと、という事。 常にベストメンバーが集められない試合、A代表優先で召集しておいて試合に使わないとか色々問題点ありましたよ。 原口選手とかはトゥーロン行かせてあげればよかったのに…結局宮市選手が入って外されるなら。 後はOAに選ばれた選手が辞退するって話もあったりなかったり。 そこはJリーグの日程ですよね。 五輪のあの期間…リーグ戦中断することが出来たらOAにも出しやすくはなるとは思うんですれどね。 ただ日程きつきつだからそこは難しいのかな…その期間ナビスコカップに当てるって手もあるとは思うんだけれど。 そういえば今度から最終予選ってのがなくなって世代別のアジアカップか何かで出場国決めるって話もあったりするんですよね。 そうなると次の監督選びに躓いたら五輪に出場できないという最悪な結果もあったりしますからね。 JFAは今回の反省点も踏まえて色んな面を考えていかないといけない時ではあります。 なにはともあれ五輪に出場した選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。 今回の五輪でお気に入りの選手が見つかった方は思い切ってその競技の大会へ足を運んでみることをお勧めします。 少なくともパレードよりはじっくり選手を見ること出来ますし、個々の競技の活性化こそその競技の強化への道にもなると思います。 そんなこんなで本日の日記終わりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月21日 10時10分27秒
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