倫敦五輪総括日記。
今更感…もありますが倫敦五輪の話。寝不足との戦いとなった二週間。パレードは凄かったですね…現地には行ってませんが、映像見てびっくり。基本「サッカーと体操見れればいいな」と思っていたんですが、気づいたら色んなのを見てました。なので記録代わりにさらっと書き残そうと思います。とりあえず書いている本人は基本サッカーばっかり見ているスポーツ詳しくない素人ですのでもし間違っていてもさらりと流していただけると幸いです。柔道は…なんか「またジュリーかよ!」ってのが多くて見ていてイライラ。あのシステムは失敗な気がしました。あと「金メダル主義!」みたいになっているのが…コメントとか見ていて辛くなる。スパーン!と一本取れる試合も少ないし。そんな中輝いていたのは松本選手でしょう。凄いインパクト、「こりゃ…すげえ」と唖然として試合を見てました。相手選手が松本選手の眼光から目を逸らしたり、相手コーチが「目を合わせちゃ駄目!」って選手の目を塞いだりするのがまた…国際的に柔道が普及して対策を立てられ、攻略に苦しむ中「気迫と根性で何とかしてやる!」的な戦い方が面白かった。あとは杉本選手のお茶目っぷりも面白かった。日テレのメダリストが集まる総集編番組で平岡選手(だったかな?)に餌付けするように食べさせたり。食事会みたいなところで襲い掛かるなでしこの面々をぶつかり稽古のように次々投げていく様とか。…というかなでしこ、何してんねん…wあの大儀見選手まで参加していた事に驚いた。競技としては本気で見直していかないと四年後はもっときつい事になると思います。その辺りどうするんだろうな…コンディションが悪かった的な話も聞くし。そんな中、女子の解説の面々は素晴らしかったですね。特に谷本さんの解説が良かったと個人的には思います。柔道は女子選手のキャラが濃いなぁ…現役選手もOBも。女子重量上げ三宅選手は本当念願のメダルって感じでした。ずっと戦っていたものなぁ…女子アーチェリーは蟹江選手が笑顔で撃つ所がまたいい。アーチェリーって常に険しい表情で的を射るイメージがあったからまた。男子体操は…四年前のメンバーで残っているのが内村選手だけだったんですね。他のメンバーは、と思ったらみんな引退していた。…凄く切なくなりました…そして予選のボロボロっぷりは正直焦りました。内村選手本人は頑なに認めませんが…あれはプレッシャーでしょうね。そんな中、淡々と自分の演技をこなしていくチーム最年少の加藤選手。父親も体操選手だった事もあり、日本の審査員が他の国の審査員に「加藤の息子はかわいいねえ」と言われていたとか。ええ…写真を見ると確実に母親似ですねw内村選手は八年前の「栄光の架け橋」と言われた団体金、そして冨田さんへのリスペクトがあって、団体の金メダルに執着があるんですよねただあの時のメンバーは鞍馬の鹿島さん、跳馬の沖口さん、唯一吊り輪のみの出場だった水鳥さんとかそういう選手層があったからこそ。ベテランの塚原さんや米田さんの存在も勿論大きかった。団体戦で金を目指すにはあまりにも内村さんへの依存度が高すぎる。その辺は選手層を厚くするしかないのだろうなぁ…ただ個人では金メダル取れましたし。「あぁ…本当に凄い選手になったんだ」と改めて実感しました。特にインタビューにきちんと答えられるようになったなぁとw…なんでジュビロのエースは未だにインタビュー下手なのだろう…(ぼそ)競泳陣は金こそなかったものの、メダル数が半端ないことに。どこかで「北京から倫敦までに10~4位くらいの選手にメダルを取らせる」的な方針だったというのを見ました。選手の底上げってやつですね。見事だ…四年前に「レーザーレーサー問題」でごちゃごちゃしていた競泳協会とは思えない。(ぉぃ)後は北嶋選手と立石選手とのレースは「世代交代」って言葉が頭に浮かんでしまいましたね。その時の北嶋選手のコメントとかその後のメドレーの「手ぶらで~」コメントとかちょっと目頭熱くなってしまいます。しかしメドレーは銀取れるとは思わなかった…銅はいけるとは思いましたが。若い選手も順調に育っているように見えますし、これからも楽しみは競技ですね。バドミントンは…サッカーオタクとしては潮田選手のポエムブログが一番に浮かんでしまったり。柏の増嶋選手に当てた「メールでやれよ」ポエムですね。その後ネット住民によって曲が当てられたり、ニコニコ動画で初音ミクが歌う動画にされたりと。…肝心なブログはブログそのものが削除されたとか何とか。あれは…何だったんだろう…話を戻して。女子ダブルスで無気力試合が話題になりましたね。映像見たら…確かにあれはひどかった。しかも丁度なでしこの「二位狙い」と時期が被っていて、なでしこまで叩くお馬鹿なジャーナリストもいましたね。その方はなでしこを昔から見ている方にも関わらず。引き分けるにも技術がいる、現に「もし点を取られた時」用に大儀見選手が投入されていたりしたんですから。せめてイギリスに新幹線があったら良かったんですけどね…バスで五時間移動とか疲労半端ないだろ。話を戻して…でも結果的に女子に銀メダルが取れたのはよかった。そして決勝トーナメントの組み合わせというのをちょっと考えるきっかけになった。あまり意識はしてなかったんですが、Jリーグでナビスコカップで決勝トーナメント進出チームが決まってからシャッフルするんですよね。これって意図的に対戦相手を選ぶような戦い方を防ぐ、ってのもあったのかなぁと今更ながら思いました。確かUEFAチャンピオンズリーグとかでもそういう風にシャッフルしているんですよね。ただ五輪だと先に「ここの国が上がってくるだろう」と予想してチケット買われたりするだろうからそれが出来ないんでしょうね。というかサッカーだけロンドンが遠かったんだよ…まずイギリスに入るまでが長かry(話が長くなるので割愛)フェンシング男子団体は準決勝が熱かった。一秒の逆転劇、ってのはこの競技ならではなのかな。ハンマー投げは…室伏選手の一回目の失格なのがなぁ…あれが悔やまれる。卓球女子団体はなんかみんな頑張ったなぁ…って。福原選手とか石川選手とかって本当子供の頃から取り上げられているから「立派になって…」って感覚になってしまいますね。レスリングは男子の米満選手がロンドン五輪日本勢最後のメダルだったんですよね。決勝見て「…持ち上げる、ってありなのか…」って思ったりw職場の格闘技好きコンビが朝からテンション高かったww女子は小原選手の最初で最後の五輪での金、ってのが印象強かったなぁ。エピソードとか見ていると本当に泣きそうになる。伊調選手の三連覇は貫禄の一言。そして…その二人の金メダリストの前に常に立ちふさがってきた吉田選手。小原選手も伊調選手もこの選手を前に階級を代えざるえなかった。「金メダルが取れない」とジンクスがあった旗手をあえて引き受け、「日本勢が勝てない」と言われているTBSでの放送だったのに。色んな物をふっとばしった圧巻の勝利。ボクシングはプロの試合はそこそこ見たことありますがアマのポイント制ってのはまた違いますね。今回メダルを獲得した二人のキャラがまた面白かった。調子良さそうな清水選手と「長谷部か!」って言いたくなる村田選手。でも実際は清水選手が自衛官で村田選手は元ヤンなんですよね…そこのギャップもまた面白い。そういえば「ミドル級で金を取るのがどれだけ難しいか」とこれまた格闘技好きコンビがエキサイトしてました。あとメダルはなかったものの、なぜかじっくり見てしまったのが「競歩」。…マラソンは五分で「もう無理」と見る事が出来ないのに、競歩は何故か見れてしまう。確か四年前も競歩をじっくり見てたんだよなー…なんだろう。それと新体操がなんか面白くなってましたね。どの技が高得点とかはさっぱりわかりませんが、見ていてたのしかったですよ。長くなったので二つに分ける。