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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:子育て★ニーノ君
今日はニーノ君、大きな飛躍の日でした。
来月6月に日本に帰るので5月末を最後に 私のスポーツクラブのメンバーシップを2ヶ月間凍結手続きをとった。 手数料を若干払うと、メンバーシップを継続することができる。 8月に再開するときに、入会金を払わずに済むということと、 現在の会員費(これが会員によってそれぞれ違うのだ!)のままでいられるという 利点がある。 何しろ、このところ、物価上昇がひどいから 会員費だって値上は避けられない。 さてさて。 5月最後の今日。 今月7回目のクラブに出かける。 以前、もらったゲストパスが残っていたので ゴーカート男も誘って。 珍しく、ニーノ君と水泳を楽しむといって ゴーカート男がいそいそとついてきた。 ニーノ君は彼にしばらく任せて、 私はちょっとだけ、ジャグジーを楽しむ。 久しぶりで気持ちいい。 お風呂気分で、やっぱり自分は日本人だな、と実感。 その後、プールに向かったのだが、 そこで垣間見たニーノ君の姿!! ゴーカート男のサポートなしで 一人で水に浮かんで泳いでいたのだ。 もちろん、ウレタンの棒状のフローター(浮き具)を腕の下に はさんでのことだが。 いやいや、実は今まで。 いつも彼をプールにつれてきても、 フローターと同時に自分の手でも彼を支え、水浴びごっこなどをしていた。 ニーノ君の、或いは彼を支えているフローターから自分の手を離すことはなかった。 なぜなら、彼は私の支えなしではフローターからずり落ちて沈んでいきそうになるし、 顔が水に近づくと、喜んで(笑)水を飲もうとしちゃうからだ。 もうひとつ、理由。 自分に、彼を支えている手を離してもいいという確信がなかった、というか その勇気が出なかったとでもいおうか。 そう、そんなんで 今までは、とりあえず、水に慣れさせるつもりで彼を水と戯れさせてた。 そのうち、 彼を観察していると、 他のレーンで真面目にひたすら泳いでいる大人をみて、 それを真似するように手や足を動かすようになった、、、と思う。 ちょっと、ママとしては嬉しくなった。 いつもプールにいくと、2歳とちょっとになる幼児が母親とその妹と 泳ぎに来ていて、その男の子、立派に何のサポートもなく泳いでいる。 もちろん、大人の泳ぎとは違うが、 きちんと浮かんで、顔を出して、進みたいところに進んでいる。 彼女は特にスクールやレッスンにも連れて行くことなく 独学でいろいろ試して子供がここまで泳げるようになったと話してくれたのだが、 それを聞いて、 なるほど、私も自分でできるところまでやってみるかと 1ヶ月ほど前から週に1回、この自分の通っていたクラブのプールに連れてきていた。 さて。 人を真似てなにげに泳いでいるような形をみせるニーノ君。 次は、サポートなしで泳がせたい。 しかし、自分の手の支えをはずしても、彼が浮かんでいられるとは思わなかったし (フローターがあったとしても) こうしろ、ああしろと伝えたいにしても 言葉が通じる相手ではないし、 いったい、次の段階にいくにはどうしたもんだろうと、 このところ頭を抱えていたのだ。 しかも、ただ彼を抱えてプールを歩いているだけでは 私も飽きてしまい、プール通い自体に足が遠のく可能性だってある。 実際、なんかプール通いがヘビーだなあ、と感じ始めていた。 言葉が通じず、チャンスがあればすぐにどこかに脱走していきそうな そんな幼児をつれてプールに入れさせるのは 結構手間もかかるのだ。疲れるのである。 ここで「張り合い」がないと、長く続くかわからない。 困ったなあ、と思っていた。 ところが。 今日、ニーノ君が、大人の手の支えなしで フローターに寄りかかりながら、自由に泳いでいるのをみて、 すごく感動してしまった。 「なんだ。大丈夫だったんじゃないか」って。 しかも、左、右と、まっすぐ前方と、 ちゃんと自分の行きたい方向に手足を動かして進んでいるものだから、呆れた。 ニーノ君は、女性が好きなのだが、 近くの他のママのところに近づいていっては、彼女に触ってみたり(笑) 他の女の子供達のところにフラフラーと泳いで近づいていき 手前で止まって、その女の子達を、しばらく浮かんで見つめていたり(笑) なんだか、かわいくてしょうがない。 っていうか、何度もいうけど感動した。 大きなステップを越えてくれたんだなあ。 フローターは体にくくりつけるものではないので いつ外れてもいいのだが、(だから、常に観察は必要だけど) きちんと(?)自分の体を浮かせているものだと認識しているのか 一体感があるように彼も自分の体を任せている。 あとは、もっともっと水になれて フローターなしでも、水に浮かんで泳げるようになること、 それが目標だけど、 それは時間の問題と考えていいかな。 今度から、彼は自分一人でフローターとともに泳ぐ。 私はそれを見守りながら、歩くだけではなくて自分も泳げる(運動ができる)。 ニーノ君と私、お互いにプール通いがもっと楽しくなる。 今まで、水のなかでは一切の自由を持たなかったニーノ君。 今日は、 その自由がなかった水の中で、彼が初めて自由を勝ち得た日だ。 非常に記念すべき日だ。 思えば、 ニーノ君、1歳と2ヶ月の誕生日の日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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