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カテゴリ:おシゴト
こうしてSPIZZICOのピザをほうばってるうちにあっという間に1時間半。
私にとっては結婚式で来伊した両親と来た4年ぶりのナポリに到着! ホテルの送迎は終了してて“ナポリでタクシー”乗らなアカン! という試練が待ってたけど ぼられもせず、普通道で160kmで飛ばされたりもせず、ふっつぅ~にホテルまで着きました。 (10年前に日本から旅行に来た時に↑やられ、友人は泣いて しまいました) 翌日は、インタビュー相手である教授を訪ねて、ナポリ大学へ。 ホテル送迎車からは信号なしと同じ&クラクション鳴りまくりの相変わらずな姿を堪能、 送迎場所からから徒歩で大学の校舎を探す時は、親切なナポリの人達に囲まれて あれやこれやとたくさん助けてもらってここでもナポリを実感。 で、やっとのことで目当ての校舎を探し当てたら・・・“○×△~!?” ・・・ナポリ弁バリバリの受付のおっちゃんの言ってる事がさっぱり分からんかった けど、 教授の名前が出たため、はい、ととりあえず答えたらついてくるように言われる。 行き着く先は、教室。 ・・・教授、思いっきり授業、いや口答試験の真っ最中 “じゃあ、君たちちょっと待っててね”と言い残して出てくる教授、エエんでしょうか~ ま、大学の教授なんてそんなものである。 私がフィレンツェ大学で初めてテストを受けた時、200人はいる授業なのに、 口答試験の予約はなく当日来ればいいよ、いつもこれでスム~ズに行くからと教授に言われ、 半分疑いつつ少し早めに行ってみると・・・すでに教授室の前に長蛇の列。 皆廊下や階段に座っておしゃべりや勉強をしている。 聞いたら、ドアに予約表があって皆そこに名前を書くと言うではないか!! 教授はそんな事教えてくれなかったと言うと、 “教授は何も知らないのよ、にっちもさっちもいかないから生徒が表作ってやってるのよ” ・・・だそうな。ま、そりゃそうや。 私は68番、しかしその表を見て教授も今日はここまで明日はここまでと区切ってくれればいいのに そんな事もしてくれないので念のため毎日通って待つ羽目となる。 で、何故区切れないのか分かったのは・・・先生、毎日来る時間ばらばらで、時に11時出勤。 13時にお昼に言ったかと思えば16:30帰ってくる・・・おいおいおいおいおいおい・・・ ・・・結局私が試験を受けられたのは、4日目の晩でした(爆) そんな事を思い出しつつ、生徒にも悪いので早速インタビューにかかる。 前日の反省を生かしさりげなく横入りしつつ、また教授も少しは気を使ってくれてか、 時折間をおいて話してくれる・・・のも最初の15分、後は前日の先生と同じく、 記者さんが質問する間もなく彼のあつ~い 講義!?が続き、 最後は教授が近年出したCaravaggioの死についての新説を語る、語る、語り・・・ “でも学会ってぇのは閉鎖的なもんだから、新しいもんを認めるどころか 腫れ物に触るかのように全く知らないフリをするんだよ!!” ・・・と最後は愚痴だったり まぁそういうお話を聞けるのも楽しいっちゃあ楽しいんやけど。 しかし、“ちょっと待ってて”と言って教室を後にしてから1時間以上経つと、 さすがに生徒がちらほらやって来だした。 “あのぅ~、この質問だけさせてください” “あのぅ~、明日の予定は・・・” “あのぅ~、資料の確認だけ・・” なのに、教授はこの新説を打ち出した本をプレゼントしたいからと戸棚中を探しまくり ないかと思えば、出版社の連絡先を教えるからと今度は連絡先を探しまくり・・・ 記者さんは別にお願いしてないんやけど、意地でもこの本を読んでほしいみたいでおかしかった 2時間近くになろう頃、廊下にも待っている人が増えてきて、さすがにここで打ち止め。 私達は大学から近いであろうピオディモンテミーゼリコルディア教会に行き、 そこからバスでカポディモンテ美術館へ。 ここでは偶然にも“カラヴァッジョからピカソまで”という企画展をやっており 世界からも著名な画家の作品が来てて、ただでさえ広いのに更に時間を費やしてしまった。 見学後美術館のバールで遅い昼食を済ませ(でもピザとアランチーノを抑えときました)、 そこからは銀行めぐり 。記者さんのトラベラーズチェックを両替したいのだけど、 できる所とできない所があって大通り沿いを転々・・・銀行が閉まる3時45分頃に、 大きい銀行に入り、いけた!と思ったら、上限があって全額はできない。 違う銀行ならできると言うのでさらにもう1軒・・・外からは閉まっていたけど、 出る人が入れてくれたので、そこで全額両替ができたのだけど、さらに 駆け足でもう1軒。 というのも教授が教えてくれたこの銀行には、カラヴァッジョ最後の作品が残されているのである。 見せて下さいと言えば見せてくれるよ、と言われていたのに、 何も言わずとも立派な小美術館になっていた。 急ぎで見学を済ませたら、もう私の帰宅するユーロスターまで時間が少ないので ホテルへもタクシーで飛ばし(ここでもタクシーの兄ちゃんすっ飛ばしてくれました!) 荷物を引き取って4日間お世話になった記者さんとも残念ながら慌しくお別れ。 私の中でのいろんな反省や後悔とは裏腹に、 私のおかげで良い取材&見たいものが全部見れたとおっしゃってくれた記者さん、 これが社交辞令でない事、2年前と同じくこれが縁でまた違うお仕事が頂ける事を願いつつ、 今度は家族の待つフィレンツェ行きのユーロスター に飛び乗る。 何ちゃら回線の故障とやらで一時ストップした影響で、フィレンツェへは30分遅れで到着。 ミニ得情報 Trenitaliaでは、ユーロスター&インターシティが遅延の場合は、 ユーロスターなら50%、インターシティなら30%分の返金 (厳密に言うと次回の切符購入に使用するチケット)があります。 1ヶ月以内に申請、利用は半年以内。但し定期には使用不可 ← ダンナ怒ってました ホームでダンナが待っていてくれ、4日ぶりの待望のマニーノとの再会は・・・ 1日の時なら、私の顔を見た瞬間に飛びついてくるのだけど、今回は長かったので 嬉しそうにしながらも何か変な、恥ずかしがったような感じですぐそばに寄って来ない。 耐え切れずに私が抱っこしてあげたら・・・そこからは全く離してくれなかった けど 私も疲れたので歯を磨いて着替えたらマニーノと一緒にベッドへ一直線。 この4日1人で寝てたから、マニーノときゅっと一緒に寝るのが一段と心地よかった・・・ ↑ 美術鑑賞編に続きます・・・ぽちっと応援よろしく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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