|
カテゴリ:こころもよう
どの先生も教えてくれないことを、木々や岩々は教えてくれるだろう とても素敵なフレーズだったので、ついついアップで撮影 してしまいました。 Vivoにも一応 でもやっぱりほとんど閉まっている ツーリストインフォメーションがあるのですが そこに張ってあったポスターのうちの1つから、です。 ポスター左と中央は、オルチャ渓谷で指定されている5つの市のうちの1つ Castiglione d'Orcia のもの。 Vivo d'Orcia はここの郡部にあたるのですが、 他に要塞にも上れる可愛い町・ Rocca d'Orcia や Campiglia d'Orcia があります。 TOPのフレーズは、一番右のポスター、オルチャ渓谷の木々の写真のポスターより。 私のプロフィールにも使っている糸杉の写真の中にこのフレーズがありました。 周りを縁取るようにして樹齢100年以上ある大木の写真が10枚ありますが このうち、なんと5枚が Vivo のもの。 写真左より:ブナ・樹齢170年、カエデ・樹齢270年、フユボダイジュ・樹齢300年、 クリ・樹齢200年、ニシウルシ科の木・樹齢200年 というのも、Vivoはオルチャ渓谷というよりも アミアータ山の町 、という方が良いかも知れない。 1700m少しある山の900mの位置にあり、ちょうどノンナの家から森に入る道がある。 きっとこの森のどこかに、これらの木々があるのだろう。 写真左は、インフォメーションのある公園とそこからの眺め。 写真右が、ノンナ宅からすぐの森に入る道。 もう少しマニーノが大きくなったら、森の中でお散歩や ポルチーニ狩り も再開したい。 私は日本では都会に近いところに住んでいたので、初めてVivoに来た時、 そして森に入った時はすごく新鮮で、まさに心が洗われる感じ がした。 人間がどんどん近代化していっても、脈々と太古から続いている森の営み、 新緑の輝き、紅葉、落ち葉、その時の山の匂い・・・ マニーノにも、近い将来ぜひ、この森を体感してもらいたい。 Vivoほどではないにせよ、私たちが住むしがない町も自然がいっぱい。 この冬くらいからちょーーーっとずつ準備されていた 何でまとめてやらんのやろ 湖の掲示板が完成したようで、小学生の女の子2人がマンマと見入っていた。 実はわが町は カゼンティーノ国立公園の一部 でもあり、ビジターセンターなんかもある。 写真左の看板が町と公園の紹介、右がこの湖の立体地図&案内。 太陽光でうまく撮影できてないけど 点字もあるのも、なかなか素晴らしい そしてこの脇から湖の片面には5個ほどパネルボックスがあり、 例えば、そのうちの1つがこの “素晴らしき水の循環”のパネルボックス。 このボックスを開けると、表の説明が立体図で表されている。 なんでもないようなこんな展示でも、こういう 自然の摂理 に小さい頃から触れていると 今躍起に問いただされている環境問題にでも、すっと対応できるんじゃないかな うちではできる範囲でエコしているけど( 1 、 2 )、一般的にエコ意識が低い イタリア。 こんなしがない町の小さな活動も大事な事なんだと思う。 もう1つ自然の中で暮らせてよかったと思うこと。それはやっぱりマニーノのこと。 少し前の日本のTVで見た信じられない 話・・・日本の子供が皆そうではないと思うけど、 “日本の子供はボールを投げれない、けんけん飛びもできない” そんなこと、意識しなくてもいつの間にかできるものだと思ってたけど 都会に生まれ、育ち、遊ぶのはTVゲームやDS、そして塾や習い事に追われ、 “自然にできて当たり前”の事が、いつの間にかできない子がいっぱいいる ようになったらしい・・・ そこで紹介されていたとある家族。ここでは家庭教師を雇われていたのだが、 それは国語算数などではなく、 体を使って遊ぶ相手としての家庭教師 体育大学のお兄ちゃんが、そこの息子さんとキャッチボール したり川で石投げをしたり。 お母さんは目を輝かせて息子がお腹をすかせて帰ってくる、生き生きしてるなど言っていたけど、 正直言って、私にはとっても悲しい事 としか思えない・・・ この方の家庭のせいではないだろうけど、お父さんは平日は朝から晩まで休日も働き、 小さい頃から受験戦争が始まり、小学生でスケジュール帳に習い事の予定を書き込み・・・ このお兄ちゃんとの遊びも、習い事の1つ!!! ・・・これって、めっちゃくちゃ怖かったんですけど はっきり言って異常やない 日本の隅から隅までがこんなんではないだろう (し、そう信じたい) けど、 この番組を見終わった私は“イタリアに住んでてよかった・・・”と思いましたもん。 ま、イタリアの育児や学校事情を全て知ってるわけではないので何とも言えないし、 イタリアの方が、違う意味でもっと恐ろしかったりして 家族がどう生活するかどう子供を育てるかは、世界中のどこにいてもその家族の意思次第 とは思いますけど、それっくらいショッキングでした。 一方、ひたすら田舎生活を満喫しているマニーノは・・・ ・・・ちゅうかダンナ 平たい石を探しては水面をスキップさせて大喜び♪ 最近の流行は、めっぽう石投げ。飛距離はぐんぐん伸びていきます。 届かないと怒って腕をふりかぶったままひたすら前進するので、いつか湖に落ちるでしょう 他にも鴨を追いかけたり、花の匂いを嗅いだり、上を見上げて“ちょうちょ~♪”と 嬉しそうなマニーノを見ると、やっぱりここに暮らしてよかったなぁと思うのでした・・・ ↑ 田舎万歳!・・・ぽちっと応援よろしく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[こころもよう] カテゴリの最新記事
|