10年前の5月25日。
大きなスーツケースを持って、1人、ローマのフィウミチーノに降り立った
。
イタリアは3回目、でも今回はただの旅行じゃない。念願の留学、長期滞在。
今から考えると何故に乗り換えてフィレンツェの空港まで行かなかったのか謎やけど、
電車を乗り継いで何とかフィレンツェへ。
夜も遅めだったし、地理感がないので、ホテルの住所をタクシードライバーに渡して
何とかホテルにたどり着く・・・が、そこで見たのは、
閉ざされたドアに“completo”の張り紙。
しかし、意味が分からないので、はちきれそうなスーツケースを開けて辞書で調べる。
意味は、“満室”・・・そんなはずはないっ!
FAXで予約をし、日本からも勇気を出して確認の電話を入れたのに?
心臓のバクバクをおさえながら、ドアを叩く。
mi chiamo Kumiko, ho prenotato dal Giappone...を何度も何度も繰り返しながら・・・
そんなことも、今では笑えるいい思い出。
10年、早かったような、長かったような。
もしもあの時・・・とか考えると、全てが偶然だったような、運命だったような。
そして今、まだここにいる。
辛くて泣いた日々、怒り狂って泣いた日々、嬉しくてたまらなかった日々、
楽しくて笑いがとまらなかった日々・・・全てひっくるめて今の私がいる。
憧れて来た国、住めば都とは絶ーーーー対言えない国(爆)だけど
文句タレながらも、キレながらも、ストレスをためながらも、
それでもやっぱり、どう生きるかは自分次第。
だから、やっぱり楽しみたいと思う。
11年目も、元気に頑張ろうっ!
↑ こないだ銀行でキレたばっかりですが(苦笑)・・・ぽちっと応援よろしく★