新しい日曜日の憂鬱
日曜日は基本的に家に親がいるせいか、なんとなく家で落ち着けない。とりあえずママチャリであてもなく出かけてみる。うー寒い。自転車に乗ってる時は、いつもこんなことを考えてしまう。32歳・独身・車なし・仕事なしの群馬県民はあまりいないだろうな、と。視界の先には、たこ焼き屋が。季節柄なのか、お昼時のせいか、それらの相乗効果なのか、店先には珍しく長い行列が出来ている。お腹がすいていたので、並んで買うことにした。買ってはみたものの、肝心の食べる場所がない。そこで、近くの公園に行って食べることに。・・・人っ子一人、いやしない。そりゃそうだ。こんな寒くて風の強い中、誰が好んで何もない公園に行くのか?ベンチに腰を下ろし、膝の上にたこ焼きをのせて食す。食べながらこんなことを思う。32歳・独身・車なし・仕事なしで、かつこの寒空の下、人のいない公園でベンチに座り独り、たこ焼きを貪り食う群馬県民は、はたして自分以外にいるのだろうか?と。さて、たこ焼きを食べただけで家に帰るのでは、さすがに寂しい。勉強道具(英語関連です)を持参していたので、カフェに行くことに。アメリカンLサイズとクロワッサンを注文。これで2,3時間は粘ろうとしたのだが・・・・・・さ、寒い。暖房全然効いてねぇじゃねえか・・・!これは回転率を良くするためなのか、それとも経費削減か、はたまた、おれらのような長時間居座り組を駆除するためか?それでも1時間半は粘ったが、もう限界。近くの違うカフェに移動しようと思ったが、1日に何ヶ所もいってしまうとローテーション的につらいので(短期間で同じ店に行くのが、なんとなく恥ずかしい)断念して家に帰ることにした。予定がない日曜日は、大体こんなふうに過ごしている。・・・そしてとても憂鬱な気分になる。仕事をしていた時の日曜日に感じる憂鬱さ(もしくは子供の時にサザエさんが始まるとブルーになる気分)とはまったく種類が違う。緊張感がない代わりに、救われない感情を孕んでいる。・・・まあ、退屈なんだろうな。一言でいえば。