=まだ9月なのに=J2・群馬、6試合を残してJ3降格が確定。
この日のJ2(第33節)は大盛り上がりな試合が多かったです。清水エスパルスと横浜FCの首位決戦が新国立競技場で行われました。それが55,598人の大観衆。昨年に清水が作った、それまでのJ2最多観衆の記録を約8,000人も更新するものでした。 一方で、この日、J2でひっそりと決まったこともあります。私はそれに注目します。 ザスパ群馬、まだ9月なのにJ3降格が確定。 今年からJ2は20チーム体制で、全38節。最終節は11月10日(日)です。 今年の群馬は低迷どころではない、超低空飛行でした。第8節(4月3日)の大分戦での敗北から「長いトンネル」が始まりました。そこからリーグ戦15試合連続で勝ちなしでした。7月7日(日)の愛媛戦が3か月ぶりの勝利でした。しかしその後も大型連敗が続きました。 極めつけは、群馬にとっては第33節の試合が始まる前にJ3降格が決まったことでした。28日(土)に17位・大分が藤枝に勝利しました。このため、残りの試合で大分が全敗、最下位・群馬が全勝したとしても群馬は17位・大分の勝ち点を上回れないため、群馬の今季18位以下(J3降格)が確定したのです。 Jリーグで、こんなにも早い終戦は聞いたことがないと私は思いました。 あるとすれば2012年のJ1で、コンサドーレ札幌がやはり9月中にJ2降格が確定したことが挙げられます。しかもリーグ戦7試合を残してのJ2降格確定で、その後もリーグ戦で圧倒的最下位になりました。これが、少なくとも史上最速の「J1クビ決定」です。 群馬はこれからいばらの道になりますね。