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テーマ:今日のワイン(6039)
カテゴリ:徒然に...
本日8月16日は、親父の命日にして27回忌です。
52歳という若さで、21歳の息子と18歳の娘を残して他界した子不幸な親父。 気がつけば親父と過ごした21年間よりも、親父の居ない年月の方が長くなっ ていました。結局何にも親孝行出来なかった親不孝な私。 せめて親父の命日ぐらい家に居ればいいようなもんですが、そこは仕事優先 です。何時まで経っても親不孝な私ですが、親父が目を閉じる瞬間をたまたま 私一人だけで看取った辛いあの日の事を思い出したくないと言う事もあるんだな。 病院の先生に止めなさいと言われても、病院中に響き渡るような声で「お父さ ん! お父さん!」と最後まで大きな声をかけると、親父は一瞬だけ目で応えて くれました。そのやり取りはほんの数分間だったのかも知れませんが、癌で 一年近く入院して苦しんでいた親父は私には成す術もなく他界しました。 それから27年後..... 大丈夫。私の心の中に親父は生きています。滅多に仏壇にも線香を上げない、 相変わらずの親不幸もんですけどね(笑)。明日からは毎日仏壇に手を合わせる 事にします。はい。出来るかな....? 私は配偶者の配偶者となり、三人の親父になっていました。私は自分に子供が 出来た日から、「私は90歳まで生きる。」と決めているんです。私が親父と同じ 年の52歳で逝っちゃったら、アン・ポン・タンはまだ小学生なんだもんねー。 小さい子供達に、悲しい思いはさせられません。 私が60歳くらいでアン・ポン・タンはやっと二十歳。こいつらが二十代後半で 結婚したとして、私は70歳前後。それから孫が出来て、その孫が成人するの が90歳あたりって事になります。 親父が孫を見れなかった代わりに、私は孫の成人式まで見ようというライフ プランです(笑)。 その割には不摂生な生活をしていなくもありませんが、純米酒とワインを呑み 続けていれば長生き出来ると妄想しています。まあ、こればっかりは気の持ち ようかも知れませんね。 私の人生を賭けて、純米酒とワインを呑み続けて90歳まで長生き出来るのか どうか人体実験してお見せしましょう。私の気は常に「ニバイ、ニバーイ。」なの で、親父の二倍近くは生きられると信じているから、大丈夫でしょう。 今日も店でセッセと掃除をしていて、そんな事を思い出して力がみなぎって来 ました。無心に拭き掃除をしいると、3年半前に今の新店舗に引っ越して来た 日からの過去の大変だった事とか、逆に将来の展望も色々と見えて来るもん ですね。 皆さんが頭に描く“酒屋らしい酒屋”の正反対の方向を推し進めようと、改めて 決意した一日でした。誰に何と言われようと、もう迷いは微塵もありません。 それにしても今日呑んだ、ブルゴーニュのお大尽な赤ワインは酸っぱかったなー.....。 これは親父の命日に仕事をしている、馬鹿息子に対する天国からの仕打ちかー? それとも「俺はそんな立派な酒なんて、呑んだ事が無いぞー!」という親父のヒガ ミかー? そりゃ、どっちにしても悪かったねー。 あと40年経ったら天国に美味い純米酒とワインを持ってってやるから、それまで 馬鹿息子を見守っててくれい。合掌。m(..)m 「馬鹿な親子に、ポチっと応援お願いします。m(..)m。」 『人気blogランキング』 「酒屋八兵衛ファン全員集合!!」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年08月17日 01時08分57秒
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