五月の森はサンセール

普段は自宅でじっくりとワインを一本テイスティングしていて、それはそれで
大事な事だと思っていますが、唯一の難点は料理との相性を検証するのが
難しいという事です。

それはそれは忙しい配偶者に、その日にテイスティングするワインに合いそ
うな料理を作ってもらうだなんてそんな無理難題は押し付けられません。

お尻に火が着いてきました。⇒人気ブログランキング

「たまには外で呑んで料理との相性も検証しないと。」と思い立って、ワイン
の呑み仲間3人とともに一ヶ月ぶりに外呑みです。画像の料理は旬を迎えて
脂の乗ったサンマの刺身と、カンパチの刺身ですが美味しかったな～。

白ワインとの相性はと言いますと.....

刺身とワインそれぞれは美味しいんですけど、相性の点では決して「合う。」
とは言えません。カルパッチョ風にオリーブオイルをかけて食べれば印象は
ガラっと変わると思いますけどね。

ワインを楽しみたければ普通に洋食の店に行けばいいようなもんですが、
今日は和食との相性を色々と検証してみたかったんです。なので、敢えて
隣の鳥心で“検討会(ほんとか?)”を実施しました。

乱暴な言い方をすれば、洋食とワインは合わない訳がありませんが、錦本店
でワインをお買い上げいただくお客様は“宅呑み派”が多いので、どちらかと
言えば和食との相性を色々と確かめておきたいんです。

果敢にイカの塩辛とホヤ酢との相性を試してみようと思ったら、仲間に制止
されました。「そんなもん、合う訳ないだろっ!!」って事ですね。その通りだとは
思いますが、何故合わないのかを改めて検証してみたかったんだけどなー...。

マキコレの二種類の白ワインと二種類の赤ワインで色々と料理との相性を
検証してみましたが、天ぷらと焼き鳥はいい感じです。結局ワインと合いそう
な料理を自然に注文してしまうもんですね。

「何だかんだ言って、サンマの刺身には純米酒でしょ。」って事で、酒屋八兵衛・
純米吟醸生酒の300mlを一本だけ注文。相性を検証するだけですから、四人
でもこれ一本で十分です。

相性はと言いますと、もちろんアンノ・ジョーです。美味しいのなんの、合うの
なんのって、こりゃワインの比ではありません。やっぱり和食との相性の点で
は、ワインよりも純米酒の圧勝です。

やっぱり“国の料理に国の酒”が一番合うと思います。って、それじゃ和食と
ワインの検証をした事にはなりませんね。それでも「和食にワイン」と言う方に
は、ちょいと食べ方を工夫していただければお勧め出来るワインはありますよー。

月曜日なので、お互いに「今日は軽くね。」と念を押していたので珍しく一軒で
“検討会(ほんとに?)”は終了です。やっぱり程々が一番ですね。また少しだけ
大人になったような気がする、コソクナ・ワインスキーでした。チャンチャン。

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