五月の森はサンセール

今日は久しぶりにカラッと晴れたいい天気でしたが、仕事を終えて自転車コギ
コギで家に向かっていると肌寒さを感じるくらいです。どうやら仙台には夏が来
ないまま秋が来てしまったようです。

そう言う私は、秋季限定で登場のイナホ・ミノルと申します。日々お客さんに
頭（こうべ）をたれるのを職業としています。


ここ痛いっ!!　　　　⇒人気ブログランキングが賑やかになって来ました。


ここ三日間はワインの日が続いていたので、今日は純米酒を呑みたい気分で
した。でも、家に着いて料理を見たら洋風だったので、「こりゃ、何を呑めばいい
んだ?」と困ってしまいましたよ。

こんな時は神頼みするしかないでしょう。私が何を呑めばいいのか、バッカス
様に聞いてみます。パンパン。


「なにっ、チミには奥の手があるだろって?」

かしこみ、かしこみ～。m(..)m



●ロッソ・ディ・トスカーナ2006
●イタリア・トスカーナ州産赤ワイン
●生産者名：ボンドンノ　マキコレです。
●ブドウ品種：有機栽培によるサンジョベーゼ80％　カナイオーロ20％

「どうすっかなー?(これって仙台弁?)」って迷っていたら、トスカーナの赤ワイン
を選んでいました。どうすっかなー、どすかなー、トスカーナ... なんちゃって。
こう言う寒いオヤジ・ギャグを平気で書けるって事は、やっぱり私は年かいな?

聞いた話しによれば、大昔の日本人がまだイタリア語を理解出来ていない頃
に“ロッソ”の意味が分からなくてそれはそれは困っていたそうです。

そして破れかぶれになって「ろ(い)っその事、赤にしてしまえ。」と言う事で、
“ロッソ＝赤”と和訳したと学校で習ったような気がするのは夢だったのかも
知れません。

ちなみに“ビアンコ”とは“微餡子”の事で、衣が多過ぎて尻尾に餡子が入って
いないタイヤキを揶揄するスラングだと習ったような気がするのは、全く持って
夢だったのかも知れません。つまりボンゴレ・ビアンコとは、餡子が足りない
スパゲッチーって事ですね。だから全体的に色は白いでしょ。

いや～、今日は珍しくいい勉強になったでしょ?　これで来年のワインの資格
試験はバッチリですね♪　(注:良い子は絶対に真似しないで下さい。)　アカデ
ミックに決まったところで、そろそろテイスティングしてみましょう。


グビビのビーノ....


「これオイシーノ♪」　 何故かここだけイタリア語です。(って、違うだろっ!)


サンジョベーゼ種らしいスミレを想わせる香りに、スパイスと黒い果実の香り。
時間とともに動物的な香りもチラホラと出てきました。程よいタンニンと凝縮され
たブドウの旨みは、何の衒い(てらい)も感じさせずにスムーズに喉を通ります。
そして何とも心地良い果実味と、それを出しゃばる事なく影から支える酸は長く
呑んでいて疲れる事も飽きる事もありません。

私にはかなり好印象な赤ワインです。

「ブドウって、ワインという液体に姿を変えても生きているんだなー。」って思わ
せられる自然な味わいです。何かブドウから命をもらったような、そんな気にさ
せてくれるワイン。ワインは人に生きる勇気と活力を与えてくれますね。

ソウイウ　オヤジニ　ワタシモ　ナリタイ。

ところで『人気ブログランキング』は、激動の時を迎えたようですね。平穏なの
は楽でいいけど、何事も波乱に立ち向かって乗り越えて行こうとしなければ
人間は成長しませんよね。イタリアのブドウから命をもらった事だし、これは
自分への戒めって事で、そろそろ寝ようと思います。

その前に....

今から布団の上で知恵の輪状態になっている子供達を撤去して、自分の寝
場所を確保しなければいけないという波乱に立ち向かいます。コテン....


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