五月の森はサンセール

●酒屋八兵衛・特別純米生詰ひやおろし　「これ、うめーぞーっ!!」
●蔵元:元坂酒造　三重県多気郡大台町
●原料米:五百万石7割　山田錦3割　●精米歩合60%
●日本酒度:+4　●酸度:1.5　●アミノ酸度:1.6　
●アルコール分:16.2度 ●720ml/1,200円　1.8L/2,500円

「暑い、熱い!!」　　今日の天気と人気ブログランキングの事ね。bossは完走出来たようです。

日中はメールやブログで入荷の案内をして大騒ぎしていたのに、自分が今晩
これを呑まなかったら罰が当たりますよね。今年の出来がどうなのか、とても
楽しみです。それでは呑んでみましょう。グビンチョ♪


「超ウメーっ!!」　　たまりませんよ、あんた。


あのね。香りが華々しいとかー、味わいに強烈なインパクトがあるとかー、決し
てそういうタイプじゃないんですけどね。生酒タイプ特有のフレッシュな香りを
感じるものの、それはいたって控え目です。味わいはアミノ酸系のじゅくじゅくっ
とした旨みが心地良く舌を包み込みながら、シャキッとし酸が全体を引き締めて
シュっと切れるんですよ～♪

点と点で散在していた酸が滑らかに一本の線につながり、張りのある球体に
なっています。この弾力性のある酸は、冷やからお燗まで見事なまでに幅広
い温度に対応してくれました。

画像の料理は蕗(フキ)の煮物です。フキって春のものだとばかり思っていまし
たが(私の勘違い?)、配偶者の実家から採れ立てのものを送ってくれたんです。

「山の酒に山の料理」という事なのかも知れません。仰け反る程の相性の良さ
でしたが、幅広く料理の相性との良さを見せるところは元坂酒造の社長にして
杜氏の、新(あらた)流の真骨頂ですね。


「わたしゃ、えらくシビレました!!」 　しかも安い。


新さんの妻もシビレてます(笑)。⇒人気ブログランキング


体中に電気がビリビリと走っているかのようです。呑み続けていてもキリッと
引き締まった酸が舌を締めてくれて、一口呑む度に目が覚めるような思いに
させられます。

要するに何度でも口に運びたくなるんですよ。今日は四合瓶でしたが一升瓶
にしておけば良かったと後悔しています。でも、逆に言えば四合瓶で助かりま
したよ。だってこの酒なら、あればあるだけ呑んでしまいそうなんですよ～～。
さすがに一升瓶一本は呑めなくなってしまいまもんね(悲哀)。

あっ、誤解しないで下さいよ。一般ピーポーの皆さんはご自分の好みで美味い
とか口に合わないとか主観的に評価して全く問題ありませんが、私の場合は
そうは行きません。

一般的かつ確率的に「美味い」と思っていただけない酒を、「これは美味い」と
言ってしまえば、それは商売人としての信用問題ですからね。私はいざとなれ
ば錦本店と心中するつもりでいるので、錦本店の信用と看板に賭けて「美味い!!」
と思えるものしかお勧めしていません。

そしてお勧めした酒が評価されなければ死活問題になるので、日々のキキ酒
はかかせません(うん、見事なまでの正当化♪)。ましてや、トーコさんの手料理
をご馳走になったからと言ってヨイショするつもりも全くありません。

あくまでも商売人として冷徹にキキ酒しました。なので呑んだ感想は全く誇張し
ていないつもりです。ちなみに私は、いたく気に入った酒ほどコメントがえれー
長くなる傾向になるとだけ言っておきましょう。その意味では.....


「強烈かつ強制的にお勧めしたい純米酒です!!」


当たり前だと言われそうですが、日本酒は食事とともに楽しむ酒だと思ってい
ます。そして八兵衛は食べる事によってこそ真価が発揮される酒であり、料理
と協調しながらさりげなく引き立てる名脇役なんです。


「ちっきしょう♪　やるな～、新(あらた)め～♪」


あらためてエライ杜氏だと思いました。四合瓶一本、それはそれは美味しくい
ただきました。つうかもっともっと呑みたいので、近くで売ってる酒屋さんがあった
ら迷わず買いに行ってましたよ。

杜氏の技と蔵元の自然が育んだこの酒を、是非お試しいただきたいと思います。
あー、もっと呑みてー....　多分9/6には、「もう勘弁してくだせー」と言う程呑める
とは思いますけどね。それまで辛抱辛抱。

もっともっと呑んでいたいけど酒は無いし、ちょうど良い時間となりましたのでそろ
そろ寝るとします。お後が宜しいようで(誰の事?)。　コテン....

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「酒屋八兵衛ファン全員集合!!」

こちらの夜の部は満員御礼となりましたが、日中の試飲会は定員はありま
せんので是非ご参加下さい。酒屋八兵衛の純米酒のラインナップ10種類程
を試飲出来ますよ～。もちろん、お燗酒もご用意いたします。