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2008年11月10日
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昨日は山梨県甲州市勝沼町で『たとえ一樽でも最高のもの』を理念に甲州種
の白ワインに特化したワインを醸す勝沼醸造の平山醸造長にお越しいただき、
午後の2時から4時まではワインセミナー。5時からはワインと料理を楽しむ会を
開催しましたが、参加していただいたお客さんには満足してもらえたんじゃない
かと思っています。

会場はどちらもJizake e Vino円ですが、お昼頃に準備の為ちょいと錦本店に
寄りました。日曜日は人は歩いていないし表通りを通る車もまばらでひっそり
としています。

こんな風に日曜祝日は錦町界隈はゴーストタウンと化して、ほとんど生物反応
が無くなるので店を開けても商売にならないんですよ。それにしてもどうでしょう、
錦本店の看板。“日本酒”とか“ワイン”とか、酒屋をイメージさせる文字は全く
ありません。

全く持って無機質なこの看板を見て改めて思いました。「うんうん、酒屋っぽく
なくてい~ど♪い~ど♪ どうせなら看板は無い方が潔くて更にいいな。」ってね。
錦本店には日本酒とワインしか売っていない事をご存知の方にだけ来て欲しい
ので、最近は看板なんて無い方が良いような気がしているんですよ。

と言う訳で今となっちゃこの看板は、額(ひたい)に出来たイボみたいなもんです。
いつか取り外したいもんですが、素人にはそう簡単に出来る事じゃないだろうし
無駄にお金がかかるだけなので我慢して付けておくしかないでしょうね。

入り口のドアには目立たない字で、『錦本店』と書いてあるのでこれで十分なん
ですけどね。ところで“本店”と名乗っているのに支店や分店は“まだ”ありませ
んが、“本店”の中にはそういった心意気を込められていると思って下さい。

上の画像の風景を眺めながら「うーむ、これからの酒屋そして錦本店はどうある
べきなのだ?」なんて考えていました。でも今やっている事に迷いは無いので、
答えは簡単でした。まあ、少なくともネット販売に手を煩わす事はしないでしょう。

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勝沼醸造の専務取締役にして醸造長の平山さん

日中のワインセミナーでは、平山さんのワイン造りのコンセプトや広く日本の
ワインの歴史などを2時間ほど説明したいただきました。平山さんは二年ほど
前までは某大手ワインメーカーに長年勤務していて、ワイン造りや研究に関す
る仕事をされていたそうです。

昔は研修の為にブルゴーニュに住んでいたり、ヨーロッパ各国や南米などの
ワインメーカーにも勉強に行ってたそうです。業界の大ベテランって事ですね。

実際にワイン造りに携わっている醸造家の話はとても深いです。それを素人
の私達でも理解出来るように、とても分かりやすく説明してくれました。かなり
勉強になって、ますます勝沼醸造ファンになりましたよ。

造り手の信念を聞くとその酒の中に魂を見る事が出来て、更に美味しく感じ
られますよね。酒の中に造り手の顔が見えるのって、呑んでいて嬉しくなって
きます。

甲州ワインの品質が向上したのはここ10年程度だそうですから、まだまだ発
展途上の段階ですが勝沼醸造の有賀社長の熱意と男気、そして平山専務の
理論の強力タッグで甲州のみならず国産ワイン全体をリードしてくれるんじゃ
ないかなって思いましたね。

ちなみに世界的にも有名な東京のソムリエも、勝沼醸造のワインを高く評価
してご自分のレストランで提供しているそうです。フランスやイタリア料理の
レストランだとしても、日本人が日本で造ったワインを私達日本人が呑む事は
違和感が無いどころか、こっちの方が自然な流れにも思えてきます。

これって広い意味での“地産地消”のような気もします。是非皆さんも国産ワ
インをどんどん呑んでいただきたいし、アルコール類を提供する飲食店の皆さ
んには積極的に取り組んでいただける事を願っています。

レストランに行って「まずは甲州ワインを。」、なんてオーダーをする人が増えた
ら嬉しいな~。みんなで日本のワインを盛り上げて行こうじゃありませんかっ!





日中のセミナーが終わって、夜の楽しむ会です。『仙臺居酒屋 おはな』
佐々木店長がご夫婦で参加してくれました。ワインは得意分野じゃないそう
ですが、真剣に日本酒と焼酎に取り組んでいる方なのできっと勝沼醸造の
ワインも取り扱ってくれる事でしょう。うんうん。

すんげーいい店ですから是非行ってみて下さい。和風のとてもオシャレな店内
なので、女性にも強くお勧めです。(注:ヨイショじゃないです。)

参加してくれた35名の皆さんは、勝沼醸造のワインを「うめ~♪うめ~♪」と
楽しんでくれました。いつものワイン会以上に早いピッチでワインがどんどん
無くなって焦ったくらいです。

きっと錦本店では、ますます勝沼醸造のワインが売れて売れてウッシッシッ♪
って事になるでしょう。成功のうちに会は終了して、平山さんと円のオグリ・
キャップと3人で呑みに繰り出しました。

でも日曜日なので、行きつけの店は何処も休みです。あては無いけど平山
さんは円の上のビジネスホテルに泊まるので、クニワケ町よりも近い仙台駅前
で呑む事にしました。

一軒目でワインを呑んで、二軒目は日本酒です。やっぱり日曜日のせいなのか
閉店時間が早いようなので急ぐようにして呑みましたが、ずーっとワインの話し
で盛り上がっていました。



ぼやけた画像ですいませーん。

予約が入って臨時営業をしていた“お~じんじん”に電話をして、二軒目の居酒
屋さんで合流です。クニワケ町から仙台駅前までママチャリをぶっ飛ばして来て
くれました。

びすとろJiobanのお~じんじん(左)と、円のオグニ・キャップ。飲食業の先輩の話
しを聞けたのは、オグニ・キャップにとって大変貴重な勉強になったと思います。
奇遇な事にJiobanでは山形のワイナリーの会があったそうです。仙台にもジワ
ジワと国産ワインの波が打ち寄せているって事でしょうか。喜ばしい事です。

その後、立ち呑みの店で生ビールを軽く一杯。仙台駅前という慣れない場所で
呑んだのが幸いして、ほろ酔い加減で午前12時ちょい過ぎに家に帰りました。
これがクニワケ町なら、自分の意思に関係なく足が勝手に知ってる店に歩いて
しまうもんだから大変なんです。(^^:

とまあ、昨日は一日中勝沼醸造のワインの事で頭の中は一杯でした。造り手の
話しをコッテリと聞けたのでとても充実した一日でしたよ。改めて日本の食卓には
甲州ワインが良く合うなーとしみじみ思いました。

昨日のブログが遅れてしまったので、今呑んでる酒の事は明日書く事にします。
一応病み上がりなもんですから、用心して早めに寝るとします。んじゃおやすみな
さい。コテン....

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Last updated  2008年11月10日 23時20分17秒
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