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テーマ:今日のワイン(6040)
カテゴリ:ブルゴーニュ赤ワイン
ボーヌ1級レ・ペリエール'05 ◆フランス・ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区産赤ワイン ◆生産者名:ドメーヌ・ド・モンティーユ ◆ブドウ品種:樹齢80年のピノ・ノワール100% ◆アルコール分:13% ◆お値段:通常価格7,800円を3月に限り 「かなりウッシッシッ♪」な超特価で販売中!! 「錦本店の地下セラーへ走れーっ!」 たしか3年くらい前だったでしょうか?、ワイン業界の裏舞台を暴露するかの ような映画『モンドヴィーノ』をご覧になった方ならピンと来ると思いますが、 モンティーユはこの映画の中でかなり好意的に紹介されていましたね。 たまたま連続して当たっただけなのかも知れませんが、90年代以降のボル ドー右岸のメルロー主体で豊潤な味わいにして早い時期から呑めるという 画一的な味わいのワインには、「これでいいのかな?」と疑問を感じていた私 の胸の支えを取り払ってくれたような爽快感を覚えた記憶があります。 まあどっちが良いとも言えませんから、あとは好き好きなんでしょうね。さて、 このモンティーユ家はヴォルネーに拠点を置きビオディナミを実践している作 り手でもありますが、それを売りにせずに当たり前にように行っているところ が好印象な生産者だと思います。 長熟タイプのワインを醸す生産者にして優良年の2005年ですから、呑み頃は まだまだ先だと思われますが、仕入れて販売する以上は数年後の預言者と して(笑)責任を持って呑んでおかなければいけません。 でも若い事は間違いないはずで、開けるのはあまりにも勿体無いなくて辛い 作業であります、はい。まっ、これも仕事ですから仕方ありませんね。 グラスのエッジは明るい紫色。中心部も濃くは無く透明感のある色合い。ベリ ー系と土のニュアンスの香りを感じますが、それ以上にアフターに樽を感じる ので、きっと閉じている状態なんだと思います。 「ややっ!」 予想に反して何ともしなやかなタンニンで、シルクを想わせられる滑らかな舌 ざわりは球体を口に含んでいるかのようです。程よい力強さとエレガントさが 同居するワインですが、もう一つ必要なのは時の流れが作り出す複雑味。 せめてあと2年の熟成が欲しいと思いますが、きっとピノ・ノワールならではの 妖艶さと水墨画のような深遠な世界を見せてくれる事でしょう。これは近い未来 に向けて夢を見せてくれるワインでした。 「このワインなら今すぐに売れなくてもいいや。」と夢を見る自分と、「商売なん だから売らなきゃしょうがねーべ!!」と反論する現実的な二人の私。あー、二人 の私の間で揺れる親父ゴコロ。全く持ってブルゴーニュワインは気まぐれな猫 のように、中々こっちを向いてくれないもんですね。 うーむ、こんなめんどくせー呑み物に心を傾ける私は変態なんでしょうか(笑)? 春は目の前ですね。ポチッと応援クリックを宜しくお願いします。m(..)m 『人気ブログランキング』 今日も4位です! いつもポチッと応援ありがとうございます。m(..)m 2011年7月30日OPEN! サンセールのお店「酒のかわしま」 NET-SHOP 日本酒・ワインのお買い物はコチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年10月13日 10時46分20秒
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