五月の森はサンセール

ども♪　ふと気がつけば一週間ほどブログを書くのを忘れていた私は、歌を忘れたカナリヤ・
チョースケです。年度末と年度初めは何かに追い込まれているような気分で落ち着きません
でしたが、やっと“眠れるトン”はまたまた目を覚ましました。ちなみに毎日のテイスティング
はかかす事なく続けてはセッセとエーギョーをして、売上はトントン拍子です(大ウソです)。

それでは夕べ呑んだワインの宣伝をさせていただきます。おっと、その前に本日4月4日は
私と配偶者の結婚記念日です。なのに粛々と仕事をしていて今日も帰りが遅くなりますが、
そんな大事な事を忘れてはいないと言う事をここで公表しておかなければいけません(笑)。

それはそれは良く出来た配偶者なのでとても感謝をしていますが、花束とか金品の類のプレ
ゼントの用意はしていません。その分、明日は一年ぶりに一泊で家族旅行です。これは私か
らのプレゼントと言うよりも、国からのプレゼントと言った方が正しいかも知れません。

例の定額給付金はどうやら仙台市では5月末あたりに給付されるらしいですが、それを前倒
ししてお国の為、そして内需拡大に向けてお大尽な豪華舟盛りを注文してセッセと消費して
来ますよー。

それでは本題に入ります。



ブルゴーニュ・キュヴェ・ド・プレソニエール2006

◆フランス・ブルゴーニュ地方コート・ド・ニュイ地区産赤ワイン
◆生産者名:ドメーヌ・ジョセフ・ロティ
◆ブドウ品種:ピノ・ノワール
◆お値段:3,000円以下

このプレソニエールは1994年まではジュヴレ・シャンベルタンを名乗れる区画でしたが、法律
の改正によりACブルゴーニュになったらしいです。って事は15年以上前にこのワインを呑んだ
人達は、「う～ん、やっぱりジュヴレ・シャンベルタンは美味しいな～♪」と言って今よりも二倍
近いお金を払っていたと言う事になりますね(笑)。

でもね、冗談抜きにジュヴレ・シャンベルタンチックな味わいでしたが、定額給付金にちょっだけ
足してもらえば5本買えるくらいにお安くなっているんです。これはコストパフォーマンスに優れた
美味しいワインですよ。

但し、その片鱗を見る為には時間と忍耐を必要とします。呑む2時間ほど前に抜栓しておくか、
飲食店さんの場合はそんなにお客さんを待たせられないのでデカンタージュする事をお勧めした
いワインでした。

やや濃い目の赤紫色。香りは黒い果実とピノ・ノワールならではの獣的な要素があり、うっとり
するようなフィネスを感じます。3時間かけてネチネチとテイスティングしましたが、呑み始めて2時
間ほど経過したあたりから香りも味わいも一口ごとに万華鏡を覗いているような変化を楽しませ
てくれました。

どうもピークは3時間よりも先にあるような気がしましたが、全部呑んじゃったのでその先の事は
私には分かりません。うーむ、残念。しっとりと落ち着いた味わいで、ジュヴレ・シャンベルタンの
力強さを想わせるようなしっかりとしたタンニンが時間とともに出て来ます。そしてそれを包み込む
かのような丸みのあるフィネス。

今呑んでも十分に楽しめますが、10年くらい寝かせてみるのもいいんじゃないか?と思えるような
ポテンシャルを感じるのでセラーをお持ちの方にはまとめ買いをお勧めしたいワインです。勿論
まとめ買いしてもらえるくらいにコッテリと仕入れていますので、私の気が変わって値段が高くな
らないうちに是非お買い求め下さいませませ。

また頑張って更新して行きますので
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２０１１年７月３０日ＯＰＥＮ！
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