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カテゴリ:お手軽価格の赤ワイン
「ホヤット イズ ディス?」 ⇒人気ブログランキング はい、これはホヤです。見慣れない方にとってはグロテスクかも知れませんが、鮮度のいいやつを刺身か酢醤油で食べると独特の風味があって美味いんだ♪ 主に東北地方の太平洋岸部が主産地のようですが、もちろん我が宮城県の名産品でもあります。だいたい春先から秋口にかけて食べられますが、ご飯のオカズと言うよりも酒の肴ですね。私はこれに山廃仕込みの純米酒を合わせるのが大好きですが、赤ワインにはかなり微妙です。つうか、合わせるのは厳しいと思うので、赤ワインにホヤを合わせるのは止めといた方が無難だと進言させていただきます。 でっ、夕べは新着の赤ワインをテイスティングするつもりで帰宅したら、酒の肴はホヤですた.....。 「あんびりーばぼー...」 いや、いいんですよ別に。ホヤは大好きですから。えー、えー。合わないと思っている酒と料理の組み合わせを改めて検証してみるのも仕事です。出来る事なら料理に合わせて酒を楽しみたいもんですが、私は酒の味わいを確認して皆さんにお伝えするのが最優先課題なので時にはこんな事態にも遭遇する訳ですよ。喜んでミスマッチを検証しましたが「相性が悪いとはどう言う事なのか?」という疑問に答える格好な組み合わせでしたよ。そう言う意味では是非お勧めしたい組み合わせです(笑)。 シャトー・ラ・サラグル2005 ACベルジュラック ●フランス・シュド・ウエスト地方産赤ワイン ※エコスール認定ビオロジック ●ブドウ品種:メルロー70% カベルネ・ソーヴィニヨン30% ●お値段:1,050円 ベルジュラックはボルドー地方に隣接していて、ボルドーワインチックな赤ワインの生産地でもあります。つうか、この地の赤ワインをボルドーに持っていてACボルドーとして販売される事もあるそうですから、お手頃価格のボルドーだと思って呑んでいたワインは実はベルジュラック産のワインだという事も十分に有り得る訳です。 商売的にはベルジュラックよりもボルドーとして販売した方が良く売れるからと言う事らしいですが、このワインの生産者はベルジュラックに誇りを持っているんでしょうね。とても良い事だと思います。 これは新着で初めて呑む赤ワインですが、この価格帯でヴィンテージが'05とは珍しいと思います。現在流通しているワインの大半が'07か'08ですから、熟成による味わいにも期待させられますね。エチケットのデザインも値段以上に見えてしまいますよ。 さて、肝心の味わいは“素朴で地味ながら滋味のあるワイン”と言う印象でした(注:オヤジギャグを言いたい訳ではありません)。熟成期間から予想して茶色がかった色合いをイメージしていましたが、意外にも濃くて赤紫色に近いです。 香りは黒い果実に湿った土を想わせ、ごくほんのりとスパイシー。適度にこなれたタンニンと自然な果実味とのバランスが良く取れています。決して強いインパクトは有りませんが、呑み進むほどにしみじみとした旨みを感じられます。“田舎風のワイン”とでも呼べばいいのか土を感じさせてくれ、どこと無くホッとさせられる素朴な美味しさの赤ワインでした。都会の一人暮らしで田舎が恋しくなった方や、南仏の赤ワインの強い果実味に辟易している方にお勧めしたいと思います。 画像の料理はマグロの中落ちの刺身で、これには可もなく不可もなくと言った感じでしたがカルパッチョだったら良く合ったのかも知れませんね。こんな事なら純米酒にしておけば良かったと思いながら粛々とテイスティングした私でしたー。チャンチャン。 おっ、久々の7位ありがとうございます。 今日もポチッとご協力をお願いいたします。m(..)m いつもポチッとご協力ありがとうございます。m(..)m 2011年7月30日OPEN! サンセールのお店「酒のかわしま」 NET-SHOP 日本酒・ワインのお買い物はコチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2011年10月12日 19時21分10秒
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