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カテゴリ:フランス白ワイン
「休みだ~♪」
昨日までの一週間は足を引きずるようにして仕事をしていたので、今日の日を心から待っていました。これほど休みを待ち望むなんて滅多に無い事ですが、とにかく体を休めて足の痛みを治したかったんです。有難い事に昨日は年末のような忙しさで、大勢のお客さんが来てくれ足の痛みも忘れて仕事してましたけどね。 「今年もチビシー1年になるぞー。」 不景気はまだまだ続くでしょうね。と言うよりも今が普通の状態なんだと自分に言い聞かせて、今まで以上に踏ん張らないといけません。身体的にダメージを受けて厳しい2010年のスタートとなったのは、バッカス松尾様からのお告げと思って気を引き締める事にしましょう。とにかくこの二連休は何もしないでゆっくりと体を休めて、気を高めたいと思います。 でも口と胃袋だけは常に高校生並みに元気なので、テイスティングはかかしませんけどね(笑)。錦本店は定休でも、私のブログは基本的に年中無休です。それでは夕べテイスティングしたワインをご紹介させていただきましょう。 こちらもテイスティングしてみて下さい。⇒人気ブログランキング ヴーヴレ・ドゥミ・セック・ヴィエイユ・ヴィーニュ1989 ◆フランス・ロワール地方産やや甘口白ワイン ◆生産者名:ドメーヌ・ジョルジュ・ブリュネ ◆ブドウ品種:リュット・リゾネによるシュナン・ブラン100% ◆お値段:3,950円 ※リコルクはしていません。 ジョルジュ・ブリュネを呑むのは約3年ぶりです。以前呑んだのは同じ1989年ですが、その時は辛口タイプで感動的に美味しいワインでしたが当然もう在庫はありません。そこへこのワインの限定入荷の案内が入ったので、躊躇する事なく飛びつきましたよ。 ところでヴーヴレは大きく分けて甘口と辛口の二つのタイプがありますが、それを確認もしないで3年前に呑んだワインと同じものだと勝手に思い込んで発注したら届いたのは甘口だったのねん。でもジョルジュ・ブリュネの甘口ワインは、ワインコンテストで貴腐ワインの世界最高峰とも称されるボルドーのシャトー・ディケム(イケム)に勝って脚光を浴びたそうですから興味があります。 但しこれは極甘口の貴腐ワインでないのでイケムに勝ったワインとタイプは違いますが、どっちにしても21年目のワインでこの値段なら安い部類に入るしジョルジュ・ブリュネなら安心なので迷わず仕入れます。 そして期待通りに素晴らしいワインでした。 甘口タイプながらも重い甘さじゃないので、何の抵抗も無く料理に合わせられます。と言うよりも、料理との相性においては辛口の白ワインより許容範囲が遥かに広いと思います。シュナン・ブラン種らしいミントを想わせるハーブ類の香りに、蜜とたっぷりなミネラルを感じます。約20年の熟成による深い味わいを見せながらも、フレッシュな酸と果実味。そして自然で優しいブドウの甘みは料理の旨みを増幅してくれます。 料理に合わせる白ワインはついつい辛口タイプを選んでしまいますが、この手があったのを忘れてました。その意味でも私の勘違いは怪我の功名と言ったところで、こりゃ売るのがもったいないくらいです(笑)。でもね、こういう素晴らしいワインに出会えると「うめー! これ、うめー!」と大騒ぎをして勧めたくなるんですよ。 試しに12本だけ仕入れて呑んでみて良かったら追加発注しようと思っていたんですが、何と早くもインポーターさんでは完売してしまったようです。なのでただ今このワインを売らなきゃいけない商売人としての私と、このワインを手放したくない一ワイン好きの二人の私が心の中で葛藤しています。困った困った。 雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ 東に「このワイン欲しい!」というお客さんがいれば、 行って「売ってあげてもいいよ。」と上から目線で物を言い、 西に「別にいらないよ。」というお客さんがいれば 行って「買って買って買って~ん♪」と媚を売る。 そういう酒屋に私は..... なれるかーっ!! こっちは甘くないですね。 人気ブログランキングへポチっとご協力下さい。m(..)m あなたの甘口なクリックをお待ちしております。 2011年7月30日OPEN! サンセールのお店「酒のかわしま」 NET-SHOP 日本酒・ワインのお買い物はコチラ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年10月12日 15時30分03秒
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