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2010年01月31日
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カテゴリ:徒然に...
「スクリュー・キャップのワインなんて、カッチョ悪くて使えっか!!」


そういった飲食店さんは多いようです。格式の高いホテルのレストランなら尚更なのかも知れません。ソムリエナイフを使って、お客さんの目の前でスムーズにコルク栓を抜くのも見せ場と一つですからね。お客さんのテーブルにスクリュー・キャップのワインをドンと立ててパキッと栓を開けるのは、ソムリエナイフを使うのに比べて簡単に開き過ぎてドラマチックな演出はしづらいって事もあるでしょう。

消費者の方でも、「なんだか気分が出ないんだよねー。」とスクリュー・キャップのワインを敬遠される方はまだまだ多いような気がしますが、手で簡単に開けられるので楽チンなんですけどねー....。


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とは言っても、今日はスクリュー・キャップについての是非を語ろうと言う訳ではありません。先日某インポーターさんと上記の話題になって、スクリュー・キャップのスマートな開け方を教えてもらったんですよ。実際に試してみましたが、なるほど動きがスムーズになるような気がします。練習すれば自然でエレガントな動きを出来るようになるでしょう。

こんな事はバーテンダーの世界では当たり前なのかも知れませんが、私は今まで一度も考えた事がありませんでした。基本的に自宅で手酌ですから、カッチョいい開け方を考える必要も無いんですけどね(笑)。

このやり方は東京のソムリエさんが考案したんだそうですが、さすがに色々考えてる人がいるもんだと関心しましたよ。これは人からの受け売りなので、「そんなのとっくに知ってるよ。」と言う方も多いかも知れませんが、あたしゃ目からウロコでした。

残念ながら楽天ブログは動画を取り込めませんので、開け方の順に従って画像を掲載します。以下、右利きを前提にしますので、左利きの方は逆に持てばいいと思います。







分かりやすいように、わざわざ白いワイシャツに着替えました(笑)。スクリュー・キャップのワインが手元に無かったので呑みかけの日本酒の四合瓶で代用しますが、居酒屋さんも十分に応用出来る開け方だと思います。まずは左手の人差し指と親指でキャップを固定し、右手で瓶の底を持ちます。ちなみにワインの場合はキャップそのものじゃなくて、ボトルを覆っている下の部分(スカート)を持つんだそうです。

ところで日本酒の四合瓶には、スカートって付いてないですよね? それはともかく、どっちを持っても開くと思うんですが、スカートを持った方が意外性があって見せ場になるって事かも知れません。ここでワインでも日本酒でもお客さんにエチケット(ラベル)を見てもらいながら、「このワイン(日本酒)は、ナンチャラカンチャラでございます。」と説明をしますよね。







そしていよいよパキッと開ける瞬間です。今までの私はボトルをテーブルにおいて左手で固定し、右手でキャップそのものを回して開けていました。でも教わった開け方は逆の発想でした。お客さんにボトルを提示したままの姿勢で、右手で瓶底を時計周りに半回転ほどさせればパキッとなるんですよ。なるほど、これならテコの原理であまり力を必要としないし、ボトルを一旦テーブルに置く必要も無くて無駄な動きが全くありません。そしてこれだけではないんです。

次は左手首あたりに緩んだキャップをあてて、指先に向かってボトルを進めます。キャップは二回転させたくらいで開きますから、あとは手のひらで包みこむようにキャップをはずしてグラスに注げばオッケーです。







想像してみて下さい。ボトルをテーブルに置いて右手でキャップを開けてお客さんのグラスに注ぎ、また右手でキャップを閉める一連の動作と比較して実にスマートじゃないですか。但しボトルを横にしすぎると、酒がドバドバとこぼれて更にカッチョ悪い事になるのでご注意下さい(笑)。

どうでしょう。この開け方を知って早速配偶者に「ど~だカッチョいいだろう~、おいおい~♪」と自慢しましたが、「それがどうしたの?」って顔をされますた......。こうなったらいつの日か“スクリューキャップ限定ソムリエ”になって、見返してやろうと思います。さっ、練習しよっと。

私同様、今までこの開け方を知らなかった方はこれで見せ場が出来たので、もう「スクリュー・キャップのワインなんて使えない。」なんて思わないでしょ?
 


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Last updated  2011年10月12日 15時17分55秒
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