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人間仁科のブログ・八重山見聞録外伝

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2008.04.14
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テーマ:旅的随筆(15)
カテゴリ:旅ネタ
旅に出るまで私は子供というものがそれほど好きではなかった。ありていに申し上げれば疎ましい存在としか思っていなかったのであるが、旅に出てそれは唐突に変容した。

旅に出てから変容を遂げた感覚や価値観は数知れないが、子供に対するそれは旅の極初期の時分に起こった変化変容である。何が変わったって、疎ましく感じないのである。日本に居た頃には、子供なんてひねた目をこちらに向けクソ生意気な言動を繰り返すだけの存在だったのに、旅の中で出逢う子供らは違うのである。はにかんだ笑みを浮かべ、興味津々な視線を向けられた日には放っておけないではないか。とは言っても当方別にロリコンでもなければ男児に性的興味を向けるわけでもないので御安心されたい。もうただ単に、ひたすらに可愛く感ぜられて仕方なかったのである。

写真の姉妹とその弟も目茶目茶に可愛かった。カメラを向けると姉妹が互いに寄り添い肩を組み、弟が姉にちいさな背を預け、姉は弟の胸元に手を回した。

トルコ中部の小さな村。彼らは牛乳を運んでいた。年の頃なら長女が小学生高学年ってところだろう。妹で八歳とか九歳あたり。弟に至っては幼稚園児であるが、その三名でたいそう重そうな牛乳の容器を一生懸命に運んでいて、私は彼らが一休みしたところを声を掛け写真を撮らせてもらった。彼らは無論のこと、旅の中で出逢った子供たちの多くは変に構えたり、ものおじしたり、ひねたりしないのでとても写真が撮り易い。

ちなみに日本の子供だとそうは問屋が卸さない。特に都心に住む子供あるが、判で押したように皆必ずピースをする。わざとフレームから逃げる。怠惰な顔で下を向く。撮影者に向って唾棄する等等の行動に打って出るのが常だからである。






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Last updated  2008.04.14 09:28:49
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