カテゴリ:島ネタ
IDG2009も【総括編】を迎えまして、これにて一巻のおしまい。「皆さん、さよならサヨナラさよなら」と終わる筈だったのですが、ここはひとつワルノリさせていただき…じゃなくて、石垣島ドライビング協会会長を勝手に拝命いたしましたからには、より詳細なるIDG2009を作るべく石垣島のドライビング事情の端から端までレポートする所存にございますので皆様おつきあいのほどよろしくお願いいたします。
では当初の予定でした総括編は先送りとし、本項は石垣島の暴走族についてお話させていただきます。 まず、人口5万人に満たない石垣島に暴走族なんかがいるのか否か疑問を覚える向きもございましょうが、これがなんと暴走族はいらっしゃいます。 ただし、ニッポン本土の地方都市近郊で確認できるような暴走族とは規模も質も異なります。本土の場合、彼らが駆る主要マシーンは大排気量の車両だったりスポーツタイプだったりしますし、二輪車なら250ccもしくは400ccとなりますが、これが石垣島だと車両タイプは皆無(※)であり、皆無とまで言わなくとも軽自動車(改)が数台あるばかり。バイクなら一部125ccが確認できるものの主流はあくまで原動機付自転車、通称原付となるのでございます。(※それらしき車両は島内を走っているものの彼ら自身は自らを暴走族とは定義せず、あくまでドリフト族を名乗っています。) で、夜のとばりが石垣島に下りますと原付五台くらいが並んでやかましげに走ってきます。中に一台くらい90ccもあったりします。それが二人乗りなんかで、マフラーに穴あけてブリブリブリブリ言わせながら、アクセルでブンブン、ブブブン、ブブブン、ブブブンと調子をとりながら街の端から端まで走っていくのでございます。 でも、端から端までと言っても石垣島で市街地と呼べる区域のサイズは精々が2km×5kmなので彼らもすぐに走り終えてしまいます。往路片道10分ってところでしょうか。なので一往復するくらいで暴走行為が終わってしまうと彼らもたいへん暇を持て余すことになりますので仕方なく何往復かするわけです。ま、単純に折り返すわけでもないので市街地を何周かすると言ったほうが適切かもしれませんが、とにかく彼らはそうして島の長い夜をやり過ごすのでございます。 もうこれは暴走行為というよりは石垣島の暇くさい夜を過ごすための若者の知恵なのかも知れませんね。 それに彼らはちゃんと信号も守りますので島外からいらっしゃる方々のレンタカーライフに多大なるプレッシャーや実害を与えるものではございません。かかるにIDG2009読者各位が殊更に注目すべきものではございませんのでどうぞご安心ください。 それよりはレンタカーライフにとって脅威となりますのは次項で採り上げます【自転車・歩行者編】であるのは議論の余地なきところでございましょう。どうぞ次号もお楽しみに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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