写真の下手くそなわけ
ヒマラヤ山脈の東端に位置するインド領シッキム州。そこのルンテックという小さな邑の子供たちである。写真は手ブレして不鮮明だが、屈託なくよく笑い、愛嬌のある子供たちだった。彼らがチベット系なのかネパール系なのかすら私にはわからないが、アーリア系ではないことは確かで(笑)、これは個人的印象に過ぎないのであるが広い意味でアジア系の子供らと言うのは得てして人懐っこかったりする。ま、こちらも同じ顔立ちなので気心の知れた誰かと印象が被るか何かで最初っから警戒心が薄いせいかも知れないが。あまりに写真が下手なので言い訳しておけば、シャッタースピードも露出もいじれないバカチョンカメラしか持っていなかったし、旅行中の荷物が増えるのは嫌だったのでフィルムも最小限しか携行しなかったのでワンシーンワンカットと制限していたせいだと言うことにしておくが、要は下手くそなんである。カメラをぶら下げて歩くのが基本的に嫌いで、ファインダーを覗き込むよりは裸眼で自分の周りを見詰めていたいのでカメラはほとんどバッグに仕舞いこんである。だからいつもいつもシャッターチャンスを逃し、もし間に合った時でも結局は慌てて撮るから手ブレばかりやらかす。旅の最中にいい写真を撮れる方が不思議で堪らないが、これ、別に皮肉ではない。こちらからお金を払ってもいいから藤原新也さんや須田誠さんあたりに弟子入りさせてもらいたいと常々思うくらいだ。でも下手くそな写真の羅列はまだしばらく続くのである。だってこれは私のブログであるから(笑)