カテゴリ:東海
箱根登山電車に乗り、最初のスイッチバックに入ろうとする頃、車内アナウンスがあった。 「強風のため、芦ノ湖の遊覧船は運休しています」と言う。 そして、強羅で、ケーブルカーを待っている時にも、新たなアナウンスがあった。 「これ以上風が強くなった場合には、ロープウエーは運休します」と言う。 芦ノ湖の船が止まっても、湖畔まで行けば、バスでも徒歩でも何とかなるが、 ロープウエイが止まったら、ケーブルカーで逆戻りしなければならなくなる。 いや、それどころか、ロープウエイの乗り継ぎ地点「大涌谷」で下車している途中で止まったら、 行くも戻るもできなくなる。 確かに、ロープウエイのゴンドラは揺れた。 水平に二本のロープで吊されているゴンドラだが、経験したことがないほど揺れた。 間もなく運転中止と思われた。 なので、大涌谷を諦めて、一気に芦ノ湖の「桃源台」まで行って、遅い昼食にした。 桃源台のレストランからは、風で波立つ芦ノ湖が見える。 山で囲まれた湖が、こんなに波立つものか、と思えるほどだ。 すると、そこに、風神(風の神様)が降りてきた。 自然を甘く見たらイカンよ・・・ そう言いながら、湖面に小さな竜巻を作った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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