カテゴリ:鉄道
コロナ感染大拡大の前に、再び関西に向かった理由のもうひとつ。 左富士(ひだりふじ)という言い方がある。 左妻と同類項ではない。左側に見える富士山のことだ。 東海道を江戸から京へ歩くと、富士山は常に右側に見えるが、 静岡県富士市、JR吉原駅近くの旧東海道では、ほんの少しの間、 富士山が左側に見える。 街道が北北東を向いているので、富士山が左に見えるのだ。 当然に、東海道を関西から東京方面に向かえば、 富士山は左に見えるが、それは、左富士とは言わない。 (今なら)東海道を下る場合、(以前は)京へ上る場合に限られる。 広重も、東海道五十三次の「吉原」で富士山を左に書いており、 広重が書いたであろう所には、左富士の案内板が立っている。 で、東海道新幹線からも、左富士を見ることができる。 下りの列車の左の窓から、富士山が見えるのだ。 新幹線が北北東に向かっているのではなく、 南南東に向かう所があり、そこで、左側の後ろの方に見える。 場所は、静岡駅を過ぎて、安倍川を渡った少し先。 1分間ほど富士山が左側に見える。 画像はその左富士だが、動画ではないので、 進行方向左の窓から写したことが分からないのが残念だが、 左富士である。 この場所は、富士山から約60キロ、 吉原から富士山の倍以上の距離があるので、 天気が良く、雲を作る上昇気流が少ないこの時期を逃すと めったに見ることができない。 見通しが良く、ラッキーだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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