カテゴリ:鉄道
3セクの鉄道で「鉄印」を始めようと音頭を取ったのは、 くま川鉄道の永江社長。 経営が厳しい3セク鉄道を盛り上げたいとの思いから、 第三セクター鉄道等協議会に働きかけて、 協議会加盟の40社が鉄印と鉄印帳を発行することになった。 第三セクター(3セク)とは、 第一セクター(国および地方公共団体が経営する公企業)でもなく、 第二セクター(私企業)でもない、 ハイブリッドな第三的方式による経営形態(法人)のことで、 学校法人、福祉法人、放送、観光施設、水道事業、などがあり、 その一分野の法人が、三セク鉄道である。 私の調べた限りでは、3セクの鉄道は全国に65社有るが、 第三セクター鉄道等協議会に加盟しているのは、40社。 なぜ全65社が加盟していないのか、表だった理由は分からないが、 加盟していない鉄道が、 ゆりかもめ、つくばエクスプレス、横浜シーサイドライン、大阪モノレール などの都市型3セク鉄道であることからすると、 加盟40社の団結理由が見えてくる。 加盟40社は、いずれも、旧国鉄やJRが切り捨てたもので、 地元の自治体や企業がそれを存続させるために、 三セクを組んで作られた。 だから、黒字になっているのは数社のみで、 他のほとんどは真っ赤な赤字。 それゆえ、あの手この手で客寄せをしていて、 その一つが「鉄印」である。 鉄印はお寺の御朱印と同じようなものだが、 ほとんどは印刷されたハガキ大の紙に日付を入れて売られている。 1枚300円が基本なのは御朱印と同じだが、 鉄印を張り込む「鉄印帳」1冊につき1枚しか買うことが出来ず、 始発駅であっても(途中駅に車で行っても)乗車券を持っていなければ、 鉄印を買うことができないルールになっている。 ネットでの転売阻止がその理由。 ということで、画像は、 くま川鉄道の列車「Den en Symphony」 くま川鉄道の画像使用の許可を貰ってQSLカードに仕上げた。 ささやかに、3セク応援をしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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