カテゴリ:鉄道
一昨日のブログに、「野岩鉄道の駅員は客を客扱いしていない」 と書き、そして、「3セクの運営方法にも問題があると思われる」 とも書いた。 野岩鉄道の駅員のダメぶりは、本人の資質によるところ大だろうが、 その社員に気付かないか指導できない上司や経営者、つまりは、 経営方法に問題があると考える。 3セク鉄道の場合、地元の県や市が株主になっていて、 鉄道を存続するために補助金を出し、固定資産税を免除したり、 車両や橋梁、トンネルなどを所有して、その維持費を負担している 地方公共団体もある。 野岩(やがん)鉄道の決算書を見ると、 固定資産の車両もリース物件の計上もない。 ホームページには、保有車両=2両固定編成・3編成=6両 とあるが、決算書には計上されていない。 おそらく、(画像の車両は)市か県の保有になっているものと思われる。 経営難の鉄道を存続させるというメリットが3セクだが、 デメリットの方が大きいと思う。 一昨日のブログにも書いたが、野岩鉄道沿線の温泉地には、 東武鉄道が(宣伝をして)都内などから客を運んでくる。 観光客は東武鉄道の名を知っていても、野岩鉄道の存在を知らないだろう。 県や市から補助金が出る、固定資産税は免除される、 重要な鉄道資産のメンテナンスはやって貰える・・・・ となれば、「親方日の丸」どころではないだろう。 本気になって経営していないから、アホな社員が生まれ、 そのアホの存在に気づかないのだ。 ハイブリッドのDMV(デュアル・モード・ビークル)の 阿佐海岸鉄道にも同じような感じがあった。 町や市、県の観光課や観光協会が大々的な宣伝をしているので、 阿佐海岸鉄道の社員(駅員)に元気が見られなかった。 『鉄印の仕事が増えた』という変なオーラを感じた。 社員にやる気を持たせなければ、3セク鉄道はダメになる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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