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テーマ:芝生(2894)
カテゴリ:芝生
先月(7月)実施した芝生管理項目のまとめです.
雑草抜き---------------------- 随時(週に数本) 芝刈り------------------------ 3回(最終週のみさぼり:25mm高) モスピラン液剤散布--------------上旬に1回(100mL → 25L/20m2) ダコニール1000散布------------- 3回(10mL → 5L/5m2) 施肥------------------------- 中旬に1回(粒状 N-P-K:8-8-8) 完熟堆肥散布------------------中旬に1回(鹿沼有機:0.2L/m2) モスピラン液剤 ダコニール1000 現在(2008/7/31)の芝生の様子 先月末までは絶不調だった芝ですが,梅雨が明けて日照量が増え,気温も上昇した事でなんとか復調しつつあります. 一ヶ月前に比べ,緑の面積が増えてきました. 一ヶ月前(2008/6/30)の芝生の様子 それでも昨年の状態とは比べ物になりません. 一年前(2007/7/31)の芝生の様子 先週末に芝刈りをさぼった為に,余計にみっともない状態なのですが,現時点の芝の状態はそれ以前の問題ですねぇ~. あ~ぁ,きっと今年の芝生は仕上がることなく終わっちゃうのだろうなぁ~. はぁ~. 来シーズンはこんな事にならないよう,何らかの手を打ちたいと思います. と言っても,原因が判らないと手の打ち様が無いわけで…. それに,もし5~6月の日照&温度不足が原因だったらどうしようもありません. それ以外に考えられる原因と,それに対する対応策は ・早春のサッチング過多(芝が剥がれる&ランナーが捲れ上がって枯死する) → サッチングを行わない(サッチの分解は完熟堆肥散布の効果に期待する) ・踏圧過多(芝が枯死&土が固くなって新たに芝が広がらない) → 飛び石などの通路作成(根本的対策) → エアレーションの実施(固くなった土の再生) → サッチングを行わない(サッチによるクッション効果を期待:ただし期待薄) ですかねぇ~. とりあえず芝が育成不良になっている部分は踏圧過多と思われる部分が大半です. 『上から写した写真のフェンス〈上〉側』は,フェンスに撒きついたアサガオの誘引と花ガラ摘み,そして子供達による採取で踏み固められます. 『上から写した写真の下側』は,植物への水遣り等や家庭菜園で育てた野菜の収穫で毎日のように人が通ります. 『上から写した写真の左側』には花壇があり,秋と春は球根植物の花ガラ摘みやサフランのメシベ収穫で傷めつけられます. 『上から写した写真の右側』は物干し場になっているので,雨の日以外は毎日踏圧を受けます. 従って『飛び石などの通路作成』が最も効果的なのでしょう. でもそれではチョット見た目がねぇ~. 芝刈りも遣りにくくなっちゃいますし…. 結局無難で中途半端な『一部に通路を作成し,他の部分はエアレーションすると共にサッチングは実施しない』って対応をとる事になるのではないかと思います.w さて,今月は芝に色んな物を散布しております. 先ずモスピラン液剤ですが,これは今月上旬に書いたブログの内容とカブリますし,これまでも度々書いているのでスルーします. また完熟堆肥散布に関しても何度も書いてきているので(例えば『2008年5月の芝生管理まとめ 』),こちらも今回はスルーっす! 興味がある方はリンク先を御覧くださ~い. という事で,残ったのはダコニール1000の散布です. ダコニール1000は西洋芝(ベントグラス&バミューダグラス)のブラウンパッチ等に適応がありますが,我が家の芝は野芝(品種名:ひめの)であり対象外です. そして野芝(日本芝)にはブラウンパッチは発生しません. にもかかわらずダコニール1000を散布したのは,踏圧やサッチング過多の影響で芝が禿げた部分に藻が生える前兆が認められたからです. 実はダコニール1000の有効成分であるTPNは芝に生える藻類の予防に効果があるのです(以下のリンク先参照). http://members.jcom.home.ne.jp/k-ito/2004/200406/2004.htm http://www.rgm.co.jp/top/spectrum.pdf/mo.koke.pdf http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q118491146 実際ダコニールターフと言う芝用の製品が存在し,そちらは日本芝の藻類が適用雑草名として登録されています. 厳密に言えば『ダコニール1000の日本芝に対する藻類への散布』は農薬取締法違反という事になるでしょうが,農薬取締法自体問題が多い法律であり(御役所的な法律で理論的でない),今回の場合は薬害が発生したり毒性が問題になったりするわけでもないので自己責任で使用しました. 尚,TPNは藻類に対して予防効果しかないそうですので,あらかじめ藻っぽい部分は手で取り除き,その後薬剤を散布しました. とりあえず散布の甲斐あったのか,それ以降の被害は沈静化しております. 後はその部分にランナーや地下茎が伸びて,芝が生えてきてくれれば万事解決なのですが…. ------ 2008年6月の芝生管理まとめへ 2008年8月の芝生管理まとめへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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