化学の予備校講師　ノーイチ．コム

最近，プレジデントファミリーや週刊ダイヤモンドなどの雑誌が，教育情報を発信しています。

先日，電車の中吊り広告でプレジデントファミリーの見出しを見ました。
「得する学歴，ムダな学歴」
「２流大卒内定王の親の顔」
「偏差値30台で夢の公務員になれる！」

この見出しを見て，皆さんはどう思いますか？
学歴でその人の価値が決まるのですか？
一流大学の定義って何ですか？予備校の偏差値ですか？
偏差値で何を計れるのですか？


本家のプレジデントも10月15日号で
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「学歴格差」大図鑑

最新版ビジネスマン5万人の結論！
「就職力・出世力・年収力」大学・学部別ランキング

「上場会社の社長・役員になりやすい」ランキング
「女性社長・役員になりやすい」ランキング
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「年収1000万以上」稼げる学歴ベスト60
「年収偏差値」高給が狙えるお値打ち校は


ってのをやってます。

この会社はこういう体質なのでしょうか。
上場企業に入り，年収1000万円を超えることを目標としているのでしょうか。

これを読んで共感している親が，モンスターペアレントになるのでしょうね。
もしこの記事に書かれているような将来を子どもに求める親は，学校の先生や予備校講師には絶対させないでしょう。

だって今の教員では年収1000万円は簡単に超えられないです。（教育公務員の給料基準を元に
しています）また，一流大学と呼ばれる大学からの成り手も少ないように思います。だって教員になるよりもっと簡単に稼げる仕事に就けますから。

これらの記事を見ていると，教育問題をあおりたたているのはマスコミのように思います。

予備校に勤めている僕にとって，教育にお金をかけてくれることは嬉しいことです。でも，目的として学歴さえ良ければという考えには同意できません。ただ生徒と話しているとこういった情報にとらわれず，しっかり自分の将来を考えているのがわかるので，それが救いです。