カテゴリ:家作り
つい先日、1階トイレで中くらいのアシダカグモを捕獲しました。 家にはアシダカグモがこのサイズになるのに十分な虫はおらず、隠れ場所もないので、家に潜んでいたとは思えません。 ただ、この家には10年くらい住んでますが、ごくまれにゴキブリの侵入があります。 ゴキブリは1階の玄関付近やトイレでの遭遇確率が高いので、玄関から友連れで侵入しているものと考えていました。 アシダカグモは好物であるゴキブリを追って家に侵入することがあります。 我が家の洗面脱衣所は1階の玄関付近にあり、日東工業製の分電盤が設置されています。 (関連記事家の間取りを再び公開) もしやと思って分電盤のドアカバーを外すと、ゴキブリの侵入経路となりえる隙間を見つけました。 基本的に分電盤の裏側では、電気配線を通すため、壁に大きな穴が開けられています。 この壁の穴自体は問題ないのですが、配電盤ケースの全周にあるスリット穴が問題です。 通気用と思われるのですが、たとえばパナソニックの分電盤には、このようなスリット穴はありません。 (参考:住宅分電盤 スマートコスモ(パナソニック)) 壁内空間は十分広いので、わざわざ通気しないといけないほど熱がこもることはないはずです。 ちなみに、分電盤に突っ込まれている書類は電気工事屋が作成した配線図です。 関東電気保安協会の検査員はこれを見て配線を確認し、元の場所に突っ込んでましたので、問題ないのでしょうね。 それから、分電盤のケース上部を固定しているビスですが、ゆるゆるで空回りします。 ここには下地材がないのに、アンカーも使わず、直接石膏ボードに普通のビスで固定しようとしたようです。 ケース上部が壁から少し浮いていたので、ビスを増し締めしようとして気付きました。 一条工務店のセゾンなど軸組工法の家では、内壁内や天井裏が屋外空間とつながっていることは確認済みです。 屋外から壁の中を経由して侵入したゴキブリやクモが、分電盤のスリット穴を通って室内に侵入していた可能性は高いと考えられます。 (関連記事:ダウンライトへ虫が侵入するのを防止する) また、虫だけでなく、室内外の空気が換気計画以外の経路から給排気されるのは好ましくありません。 とくに脱衣所の場合、浴室からの湿気で分電盤周辺や壁内が結露するおそれがあります。 ひとまず、手元にあった白いビニルテープを使って、分電盤のスリット穴をふさぎました。 ビニルテープでふさいだ分電盤のスリット穴です。 内部に少しホコリが積もっていることから、それなりに通気があったことがわかります。 埋込コンセントやスイッチのように、気密性を高める防気カバーがあれば良いと思います。 (関連記事:照明スイッチのホタル化+ネーム付け+気密防塵化) ゆるゆるだった上部の分電盤固定ビスは、応急措置として、アンカー代わりに爪楊枝をかませてから手締めしました。 石膏ボードだけでなく、パーティクルボードへのビス止めでも、ビスが緩んだときに使う方法です。 それでも緩い場合や、穴が大きい場合は、複数本の爪楊枝を使います。 本来なら、ちゃんとアンカー材を使ってビス止めすべきものです。 (お知らせ) noahnoah研究所は、2016年2月から "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に引っ越しています。 従来のサイト "http://homepage3.nifty.com/nnl/" や "http://freett.com/nnl/" にはアクセスできません。 お手数ですが、ブックマーク先は "http://ito.o.oo7.jp/nnl/" に変更してください。 [Googleでnoahnoah研究所のブログ内を検索] ※noahnoah研究所のブログ(https://plaza.rakuten.co.jp/noahnoah/)に掲載した画像および文章の盗用はおやめください。 (出典元さえ示していただければ、私に事前許可を得ることなく、使用していただいても構いません) → noahnoah研究所に戻る → noahnoah研究所掲示板(^o^)に行く → 伊藤@横浜のROOMへ行く → 伊藤@横浜へメールを送る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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