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2019.09.11
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カテゴリ:家作り
一条工務店の巾木出隅キャップを補修しました。


「巾木(はばき)」は、床に接している壁に貼り付けられている細長い木材です。
一応、装飾的な扱いですが、これがないと、床付近の壁紙が掃除のたびに汚れると思います。
「出隅(ですみ)」は、壁の角で出っ張っているところです。
逆に凹んでいる壁の角は「入隅(いりすみ)」といいます。

巾木が垂直に交わるところでは、端面を45度にカットして接合するのが普通です。
接合部分にできる隙間を隠したり、鋭利な角で怪我をしないよう、入隅や出隅の角をカバーする部材が使われます。
巾木キャップやコーナーカバーなどと呼ばれます。
巾木キャップは出隅用と入隅用がありますが、入隅用に比べ、出隅用は構造的に外れやすいものです。


今回修正した巾木の出隅キャップは、上の図面で赤と青の矢印で示した2箇所です。
ちなみに、緑色の矢印で示した箇所の出隅キャップは、かなり前に外れており、両面テープで補修しています。


きっかけは、赤い矢印で示した場所にある出隅キャップが、カウンターの上に置かれていたことでした。
掃除のときに見つけて、何の部品かわからないので、置いていたとのことでした。


ここの修理は、キャップを取り付ける時に使われた接着剤を取り除くのが大変でした。
作業時間の大半は、接着剤の除去です。
古い接着剤をそのままにすると、再接着しても、隙間ができたり、劣化して剥がれやすくなります。
おそらくビニル系ボンドですが、ヘタなものを使われるより、両面テープで固定する方が確実ですし、補修も楽です。
クルマの外装パーツも両面テープだけで固定しているものが多いのですから、室内で使うパーツも両面テープで十分のはずです。


青の矢印で示した場所にあった出隅キャップは酷いものでした。
完全に外れてはいませんでしたが、端が浮いており、グラグラしてたので外したところです。
なぜか巾木の一部が欠けており、出隅キャップに不自然に接着された状態でした。


出隅キャップに付いていた巾木の一部を正しい位置に置くと、こんな感じです。


とりあえず、巾木の欠片は、元の場所に接着しました。
そもそも、ここの出隅キャップが浮いていたのは、サイズが合っていないからでした。
左側に見える壁までの奥行が少なすぎて、キャップに隙間が空いてしまうのです。


出隅キャップのマスキングテープで覆われてない部分をカットしないと、隙間が空いてしまうことがわかりました。


ニッパーを使ってカットして、紙ヤスリで端面を整えるだけの簡単なお仕事です。


目論見通りですが、ぴったり隙間なく出隅キャップを接着できました。
周囲にある細かい傷や汚れは誰がいつ付けたものかわかりませんが、あとで適当にペイントして目立たなくしています。

最近、このような細かい補修ばかりしている気がします。

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Last updated  2019.09.11 23:48:32
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